第23話 フォレストウルフとの戦い
森の空気が張り詰める。
茂みの奥から現れたのは――
フォレストウルフ。
灰色の毛並み。
鋭い牙。
金色の瞳がユウマを睨んでいる。
「グルルル……」
低い唸り声。
だがユウマは落ち着いていた。
「ちょうどいい」
ゴブリンシリーズ完成。
コレクションボーナス。
その力を試すにはいい相手だ。
ウルフが地面を蹴った。
「グルッ!」
突進。
速い。
だが――
ユウマは横へ動いた。
ゴブリンブーツが地面を蹴る。
スッ。
体が軽い。
ウルフの牙が空を切る。
その瞬間。
ユウマは踏み込んだ。
「はっ!」
シュッ!!
ナイフを振る。
刃がウルフの脇腹を切り裂いた。
「ギャン!」
ウルフが後ろへ跳ぶ。
だがすぐに体勢を立て直す。
再び突進。
「グルッ!」
ユウマは一歩前へ出た。
(今だ)
ズバッ!!
ナイフが喉を切り裂く。
「ギャウッ!」
ウルフは数歩よろめき――
そのまま倒れた。
森が静かになる。
その瞬間。
頭の中に声が響いた。
⸻
《フォレストウルフを討伐しました》
《フォレストウルフの欠片 ×4》
《経験値を獲得しました》
《レベルアップ》
⸻
「おっ」
ユウマは少し驚いた。
体の奥から力が湧き上がる。
筋肉が熱を持つような感覚。
ユウマはすぐにステータスを開いた。
⸻
ステータス
名前:ユウマ
種族:人間
年齢:18
レベル:4
冒険者ランク:F
HP:170(+20)
MP:26
筋力:18
敏捷:18
防御:22(+5)
魔力:8
器用:20
⸻
コレクションボーナス
ゴブリンシリーズ
HP +20
防御 +5
⸻
「レベル4か」
確実に強くなっている。
敏捷も筋力も上がっている。
体が軽い。
ユウマはナイフを軽く振った。
「悪くないな」
その時だった。
森の奥から――
「グルル……」
唸り声。
一つじゃない。
ガサッ。
茂みが揺れる。
「グル……」
「グルル……」
二匹。
フォレストウルフが現れた。
さらに。
奥の影。
もう一匹。
「……三匹か」
だがユウマは逃げなかった。
むしろ落ち着いている。
レベル4。
ゴブリンシリーズ。
コレクションボーナス。
さっきより明らかに強い。
「いいな」
ユウマはナイフを構えた。
「まとめて来い」
三匹のウルフが牙を剥く。
そして――
一斉に飛びかかった。
よかったらブックマーク、評価、感想など
よろしくおねがいします!




