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『ハズレスキル「欠片化」でコツコツ強くなる異世界冒険者生活 〜壊したものは全部素材!?〜』  作者: モノンST


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第2話 人生初のゴブリン





「ギャアア!!」


ゴブリンがナイフを振りかざして突っ込んできた。


「うわあああ!!」


俺は慌てて地面に落ちていた木の棒を拾った。


ガン!


ナイフが木の棒に当たる。


思ったより重い衝撃が腕に伝わった。


「ちょ、ちょっと待て!!」


当然ながらゴブリンは待ってくれない。


「ギャギャ!」


もう一度ナイフを振る。


俺は必死に木の棒で受け止めた。


(やばい…!)


(本物だ…!)


ゲームじゃない。


映画でもない。


本物のゴブリンだ。


そして――


殺しに来ている。


「くそっ!」


俺は木の棒を振り回した。


ゴブリンの肩に当たる。


「ギャッ!」


少しだけよろけた。


(効いた!?)


なら――!


「おりゃああ!」


俺はもう一度木の棒を振り下ろす。


ゴブリンは避ける。


そしてナイフで反撃してきた。


「うわっ!」


服が少し切れた。


冷や汗が流れる。


(このままじゃやられる…!)


その時、頭の中に声が響いた。


《ステータスを確認しますか?》


「今!?タイミング悪いしそれどころじゃない!!」


ゴブリンがまた突っ込んできた。


俺は必死で木の棒を振る。


ドン!


今度は顔に当たった。


「ギャア!」


ゴブリンが転ぶ。


(今だ!!)


俺は全力で木の棒を振り下ろした。


ゴン!!


ゴブリンの頭に直撃した。


ゴブリンはしばらくピクピクしたあと――


動かなくなった。


森が静かになる。


俺はその場にへたり込んだ。


「はぁ……はぁ……」


心臓がバクバクしている。


手も震えていた。


「マジかよ……」


「俺……」


「ゴブリン倒した……」


その時だった。


頭の中にまた声が響く。


《スキル「欠片化」が発動しました》


「……え?」


目の前に光る粒が現れた。


それは小さな結晶のようなものだった。


「これが……欠片?」


俺は恐る恐る手に取る。


するとまた声が響く。


《ゴブリンの欠片を入手しました》


《対象を欠片化します》


「……え?どういうこと?」


ゴブリンの体を見る。


すると――


体が光になって消えていく。


そして地面に残ったのは


いくつかの欠片。


「マジかよ……」


俺は呟いた。


「魔物が素材になるのか?」


その時、足元に落ちていたボロボロになった


木の棒が目に入った。


俺は何となくそれを手に取る。


そして――


ボキッ。


折ってみた。


その瞬間。


《木の欠片を入手しました》


《交換所に新しいラインナップが追加されました》


「……は?」


空中に青い画面が現れた。


そこには



交換所


木の棒


必要素材

木の欠片 ×5



「……」


俺はしばらく画面を見つめた。


そして思った。


「これ……」


「めちゃくちゃゲームっぽくないか?」


「あとゴブリンは欠片はもらえたのに

 ラインナップ追加されないのか?」


モンスター。


素材。


装備。


交換。


その瞬間、頭の中で一つの答えが浮かんだ。


俺はニヤリと笑った。


「これって……」


「某ハンティングゲームみたいじゃないか!」


もしそうなら――


このスキルは


ハズレじゃない。


むしろ。


めちゃくちゃ面白いスキルだ。


俺は森を見渡した。


木。


石。


そして魔物。


「なるほど……」


「全部素材になるってことか」


俺は新しく木の棒を拾い上げ


「よし」


「とりあえず」


「素材集めをしますかね!」



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