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『ハズレスキル「欠片化」でコツコツ強くなる異世界冒険者生活 〜壊したものは全部素材!?〜』  作者: モノンST


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第16話 初依頼達成

第16話 初依頼達成





「ギャギャ!」


「ギャ!」


「ギャア!」


三匹のゴブリンが森の茂みから飛び出してきた。


棍棒を持ったやつが二匹。


何も持っていないやつが一匹。


(また三匹か)


俺はナイフを握り直した。


でも――


前に戦った時より


不思議と落ち着いている。


(慣れてきたな)


ゴブリン達が広がる。


また囲むつもりらしい。


「ギャ!」


一匹が突っ込んできた。


棍棒を振り上げる。


「はっ!」


俺は横へ回避。


ドン!!


棍棒が地面を叩く。


その瞬間。


「せいっ!」


シュッ!!


ナイフを振る。


「ギャ!」


腕を切り裂いた。


ゴブリンがひるむ。


さらに踏み込む。


ズバッ!!


「ギャア!」


一匹目撃破。


だが安心する暇はない。


「ギャア!」


別のゴブリンが突っ込んでくる。


体当たりだ。


ドン!!


「ぐっ!」


少しよろける。


でも倒れない。


(落ち着け)


ゴブリンが腕を振る。


俺はしゃがむ。


「せいっ!」


ドスッ!!


ナイフを腹に突き刺す。


「ギャッ……」


二匹目撃破。


残り一匹。


武器なしゴブリン。


「ギャアア!!」


怒りながら突っ込んでくる。


だが――


動きは単純。


俺は横へ避けた。


そして――


ズバッ!!


「ギャッ……」


三匹目も倒れた。


森が静かになる。


「はぁ……」


「はぁ……」


でも余裕はある。


その時、


頭の中に声が響く。



《ゴブリンを討伐しました》


《ゴブリンを討伐しました》


《ゴブリンを討伐しました》


《ゴブリンの欠片 ×3》


《ゴブリンの欠片 ×2》


《ゴブリンの欠片 ×4》



「おお」


俺は欠片を拾う。


そして耳も回収する。


依頼の証明だ。


さっきまでの分も合わせると――


かなりの数になる。


「これで依頼達成かな」


俺はステータスを開いた。



所持欠片


木の欠片:22

石の欠片:2

ゴブリンの欠片:30

フォレストウルフの欠片:10



「めっちゃ増えたな」


ゴブリンの欠片が


30個。


装備もかなり作れる。


「でもそれは後だな」


まずは――


依頼報告。


俺は森を出て


街へ戻ることにした。



しばらく歩くと


街の石壁が見えてきた。


巨大な門。


門番の兵士。


そして人の出入り。


「戻ってきたな」


街に入ると


また賑やかな声が聞こえる。


パンの匂い。


商人の呼び声。


子供の笑い声。


少し安心する。


俺はそのまま


冒険者ギルドへ向かった。


ギルドの扉を開く。


ガヤガヤと


冒険者達の声が響いている。


そしてカウンター。


さっきの受付嬢がいた。


俺に気づく。


「あ」


少し嬉しそうな顔をした。


「お帰りなさい」


俺は耳の入った袋を出した。


「依頼達成です」


受付嬢は少し驚いた。


「え?」


「もうですか?」


「はい」


袋を受け取り、


中を見る。


ゴブリンの耳。


かなりの数。


受付嬢の目が少し丸くなる。


「すごいですね……」


「こんなに?」


「森で結構出会ったので」


受付嬢は数を数える。


「えっと……」


「討伐数は8体ですね」


(そんなに倒してたのか)


「報酬は――」


紙を確認する。


「銅貨64枚になります」


結構多い。


そして受付嬢は


少し安心した顔をした。


「無事に戻ってきてくれてよかったです」


俺は少し笑った。


「約束しましたから」


受付嬢はくすっと笑った。


そして言った。


「そういえば」


「まだ自己紹介してませんでしたね」


「私はセレナです」


「このギルドの受付をしています」


やっぱり優しそうな雰囲気だ。


「ユウマです」


「改めてよろしく」


セレナは微笑んだ。


「こちらこそ」


そして少し嬉しそうに言った。


「新人さんが初依頼を成功させるのを見ると」


「やっぱり嬉しいですね」


その言葉で


少しだけ胸が温かくなった。


セレナは報酬を渡す。


「ユウマさん」


「初依頼達成、おめでとうございます」


俺は銅貨を受け取った。


手の中で


小さく音が鳴る。


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