オルゴール回れば鳴るはそのままに流れてゆくのは歌か命か
一応世界観はファンタジーってことにさせてください。
※なお、この作品は「なろうラジオ大賞7」に応募しています。
しゃくしゃくりんご食ってんだよ、今。目の前のベルトコンベアに流されてる魂見ながらさ、食ってんの。なんかぷよぷよしてんだよね、あいつら。ぶよぶよ? なんか半透明の白っぽいやつら。たまに青みとか赤みがかってるときもあるけど。あとね、時たま鳴くやついるんだよね。ほら、新鮮な肉がまれにぴくぴくする感じ? なんかさ、元は人間の魂だったやつしかここには流れてないからさ、ちょっと俺ら喋れるんだぜ、ってイキってるのかもしれんよな。まあダサいけど。あ? りんごのしゃくしゃくの音がうるさいって? 知らんよそんなん。気にするか。いやまじで。久しぶり、数日ぶり?、数年ぶり?、の食べ物だからさ、止められねえんだよ。まあ、ありがたいよな。たぶん。でも、まずいんだわ、このりんご。てか絶対洗われてないし。土の味するし。あこれ丸ごとのりんごね、皮赤いやつ。ほんと、りんごじゃなくてギョーザとか食いてえわ。なんでりんごなんだろ。いやこれあたしが買ったり選んだりしたやつじゃなくてさ、あ流れた。そう、今の流れ星見た?、これに願うとたまに願い叶えてくれんだよ。で、あたしは食べ物ください、って頼んだの。でもこれりんごしかくれないんだよね。なんかニュートンファンかなんかなのかな。ちなみにあの流れ星、肉体だったやつな。ああやって燃やしてんだってさ。まあ、どうでもいいけどさ。
お読みいただきありがとうございました!
もしよろしければ感想、評価、ブックマークなどしてくださると嬉しいです!




