ドールマスター・エイル
ChatGPTに衝撃を受けて様々なAIのLLMを使ってロールプレイや小説を書かせるなどを
素人ながら自己流で遊んでいました。
Claudeなども優秀でしたがここでまさかのGrokが小説として耐えれるレベルの物を作ってくれました。
AIをどのように使っているかはあとがきに書くとして本編のストーリーについても軽く紹介します。
近未来というよりは並行世界の物語りでVRやARなどのXRが発展している世界。
PCなども存在しますがクラウド上でPCの力を借りて通信でデバイスを動かすのが主流です。
端的に言うとメガネやコンタクトでMRを楽しめる世界でそれを使ってAIで動くアバターを対戦させる物語と思ってください。
第1話「起」
ライトノベル形式・妹の一人称視点
わたし、16歳の高校一年生。名前はまだ秘密。だって、これから始まる物語で、みんなに覚えてもらいたいから。
今は4月のある日、学校が終わって、親友の美咲と一緒にいつもの喫茶店にいる。
ここ、漫画喫茶みたいに網膜投影で好きな空間を作れるのが売りで、今日は森の中のベンチを選んだ。目の前には苺たっぷりの新作パフェ。スプーンを手に持ったまま、わたしは美咲の言葉に目を丸くした。
「ねえ、知ってる? お兄ちゃん、ドールバトルの地域大会に出るんだって!」
「……え? お兄ちゃんが?」
美咲はわたしの親友で、クラスメイト。黒髪ロングで眼鏡が似合う美人なんだけど、オタク気質がすごくて、特にドールバトルに詳しい。わたしのお兄ちゃんのファンでもあるから、こういう情報は絶対聞き逃さない。
お兄ちゃんは18歳の高校三年生で、学校でも頭が良くてイケメンで有名。わたしとは正反対だよ、なんて言ったら怒られるかな? でも、彼のドールバトルでの活躍はわたしもちょっと自慢に思ってる。
「ネット配信されるから、一緒に応援しようよ!」
美咲が目をキラキラさせて言うから、断る理由なんてないよね。わたしは頷いて、パフェを一口食べながら、テーブルの上にバトルステージを呼び込んだ。
画面が映し出すのは、お兄ちゃんのドール『希沙花』。お姉さんタイプの美人で、ちょっと姉御っぽい口調が特徴。わたし、お兄ちゃんがこのドールを大事にしてるの知ってる。小さい頃、こっそり部屋で動いてるところを見て、ずっと憧れてたんだ。
でも、お兄ちゃんは「ドールは繊細だから」とか言って、絶対貸してくれなかった。それが悔しくて、わたしはずっと自分のドールを持つ夢を見てたんだ。
バトルが始まる。希沙花の動きは流れるみたいに綺麗で、相手のドールを圧倒してる。最後は完璧なタイミングで放った拳が光って、「翡翠」って表示が出た。会場がどよめいてるのが画面越しでもわかる。
「すごい……!」
わたし、思わず声に出してた。美咲は「でしょ! お兄ちゃんの世界ランクTOP500は伊達じゃないよ!」って得意げに笑う。
その瞬間、心のどこかが揺れた。わたしもこんなふうに戦ってみたい。自分のドールで、自分の力で。
「……ねえ、美咲。わたし、ドールバトルやってみたいかも」
ぽつりと言ったら、美咲がスプーンを落としそうになってた。
「え、マジで!? やっとその気になったんだ! ねえ、どんなドールにするかもう決めてるの?」
美咲の勢いに押されて、わたしは少し照れながら答えた。
「実は……スケッチブックにデザインしてたのがあって。人型なんだけど、まだ勇気なくて形にしてなかったの」
「見せて見せて!」
わたしは鞄からスケッチブックを出して、そっと見せた。そこには、猫型ドールから変身する女の子ドールの絵。名前は『エイル』。北欧神話のヴァルキリーから取ったんだ。医療や福祉に役立つドールに憧れてたから、「癒し」や「援助」を意味する名前にしたくて。
美咲は目を輝かせて、「これ、すぐモデリングできるよ! わたしに任せて!」って宣言しちゃった。
「でも、それならPCが必要だよね? わたし、今は家のタブレットでクラウドPC使ってるだけだし……」
「じゃあ、明日一緒にショップ行こう! 自作PCならドールバトルに最適だよ!」
こうして、勢いで話が進んじゃった。美咲ってほんと行動力あるよね。
翌日、放課後に美咲とショップへ。
そこはPCパーツやドール関連のデバイスがずらりと並ぶ、ちょっとマニアックな場所。美咲は慣れた様子でパーツを手に取って説明してくれる。
「CPUはこれでいいよ。ドールバトルはグラボが命だから、そこは妥協しない方がいい。マザボはこれがオススメ。後で拡張できるスロットが多いから」
わたし、よくわからないけど、美咲の言う通りにパーツを選んだ。でも、一つ気になったことがあって。
「一緒に組み立ててくれるよね?」
「……いや、それは自分でやんなきゃ意味ないよ。わたしはモデリング完成させるからさ。困ったらお兄ちゃんに聞けば大丈夫だって!」
ええーっ!? 自分で組み立てるの!? 内心焦ったけど、美咲の「自分で作ったPCじゃないと愛着湧かないよ」という言葉に納得しちゃって、結局パーツとケースを買った。ケースは大きすぎて郵送にしてもらったよ。
家に帰ると、リビングにでっかい箱が置いてある。横でお兄ちゃんが不思議そうな顔で見てた。
「お前、これ何だ? PCケース?」
「うん……わたし、ドールバトルやろうと思って。自作PC作るの」
「マジかよ」
お兄ちゃん、驚いたみたいだけど、どこか嬉しそうだった。
「美咲に『自分で組み立てなきゃ意味ない』って言われてさ。手伝ってくれるわけじゃないみたいなんだけど」
「いい友達持ったな。俺も手伝わないけど、見てるから。困ったらアドバイスするよ」
こうして、わたしは慣れない手つきで組み立て始めた。説明書見ながら、グラボやCPUをはめてく。美咲からのメッセージで、エイルのモデリングデータが送られてきたけど、PCが完成しないと動かせない。早く動かしたい気持ちでいっぱいだった。
何時間かかって、やっと完成。スイッチを入れると、無事に起動した! その時、お兄ちゃんが何か持ってきた。
「これ、やるよ。昔使ってたグラボなんだけどさ」
「え、古くない?」
「見た目はな。でも、これAI専用のユニットなんだよ。今のグラボと併用すると処理速度上がるからさ。お前なら使いこなせるだろ」
お兄ちゃんの言葉にドキッとした。スロットに差し込んで、改めてPCを起動する。
そして、自分の猫型ドール『クロ』を呼び出して、エイルのデータを入力した。すると……
「変身!」
派手なエフェクトと魔法少女みたいなポーズで、猫型のクロが人型のエイルに変わった! スカートがひらりと揺れて、キリッとした目がこっちを見る。わたし、呆然としちゃって。
「ちょっと待って、これ派手すぎない!?」
隣でお兄ちゃんが目をキラキラさせてた。
「すげえな……モーションの命令していいか?」
「え、いいよ」
お兄ちゃんが「ラジオ体操!」って言うと、エイルが動き出した。腕を上げた拍子にスカートがめくれて……ドロワーズが見えた。
「なんでドロワーズなんだよ!」
お兄ちゃんが叫んだ瞬間、わたしは冷たく睨みつけた。
「そういう目で見る邪な人がいるからよ」
「……ぐっ」
お兄ちゃん、黙っちゃった。
でも、このドールがわたしの相棒になるんだ。明日、美咲に見せるのが楽しみだな。
(第1話終わり)
次回予告
翌日、学校で美咲に見せると、エイルの変身に大興奮! でも、バトルに必要な技を買うために、メタバースへダイブ。そこで出会った少年が、わたしのドロワーズにケチ?をつけてきて……!
AIで修正を入れずにどこまで書いてくれるのかをテストするために作った内容の物語りです。
世界観やキャラクター情報を思いつく限り書き込んで簡単なプロットを載せたテキストを見せて小説を書いてといった感じのプロンプトで作っています。
専門用語や一部の単語は私が考えAIはそれを理解して対応してくれています。
Grok3以外では伏線のネタバレをしれっと書いてしまったり複雑なオタク世界観で混乱などしてしまいますがGrokは自分の想像以上に作ってくれました。私自身ここを読めばわかるように小説を書ける人ではないのですが今までは自分で書いたほうが楽でまともだと思っていましたがGrokのこのレベルのものは恥ずかしながら書くことが出来ません。
近代のAIであるLLMのすばらしさをわかりやすく見せたい。そんな気持ちで投稿しました。
感想やアドバイスなど貰えるとありがたいです。