ブルアカ対策委員会編3章のネタバレ予想(答え合わせ編)
※★※ 注意! 「ブルーアーカイブ」メインストーリー「対策委員会編」及び「最終編」のネタバレを含みます! ※★※
去る2024/07/22、「ブルーアーカイブ」のメインストーリー「対策委員会編」第3章の最新話、Part5(最終エピソード)が更新された。
それへの期待も込めて、自分がブルアカのメインストーリーをどれくらい解像度高く読めていたかを測る意味で、Part5公開前時点で「事態解決に至る要素の先読み予想」を行なったわけだが……。
※★※ 注意! 「ブルーアーカイブ」メインストーリー「対策委員会編」及び「最終編」のネタバレを含みます! ※★※
……注意書きは読んだね? ここから先はネタバレ全開だぞ?
「対策委員会編」第3章は、最終的にブルアカストーリーの「章」単位としては過去最長の話数を経て、「最終編」で残った伏線の一部にも一定の決着をつけた形となった。
結果としては、期待してた以上のものをお出しされて……大・満・足!
と同時に、結局明かされなかった謎も残った形となり、またその辺はお預けか……という心残りも正直あり。
まぁ、パヴァーヌ編のように制作側自ら「当初の予定から大幅に変わった」とかの発言があったりしたストーリーに一部消化不良の部分が残るのとはまた違うだろうから、残る謎についてもいつか触れられると信じつつ……
ここでは、先に置いておいたストーリーの予想がどれだけ当たってたか、感想も交えつつ自己採点をしていく。
>別時間軸の「先生」の情報を駆使して
>「状態の共存」からの干渉という裏技もフルに使って
>ホシノがユメへの後悔から解放されて
>『ホシノが「暁に囚われた太陽の神」でなくなる』
>
>──つまり「神秘」の反転先である《「恐怖」としての「ホルス」》の成立条件を不成立にすれば、不可逆とされる「テラー化」からも救えるのではなかろうか?
予想としては、上記のように段階立てて「不可逆の反転」からホシノを救う可能性を検討した。
まずは、予想その1。
>別時間軸の「先生」の情報を駆使
「ホシノの救済」という部分では、この手札は「使って」はいなかったようで。
じゃあユメへ謝罪したあのシーンはマジで何だったんだろう……「先生」もあの状況をほぼ戸惑いなく受け入れてたし、その後のシーンでもユメのこと知ってる風を貫いてたし、間違いなく何かの札を切ったんだと思うけど……わからん!
途中、おそらく意図的に「“”」(ダブルクォート)のあるなしが違うだけの先生のセリフ(選択肢)被りが発生するシーンが連続してあったけど、あれは「先生」の中に『別の、でも同じ「先生」』が存在することの示唆だと思われる。
(エピローグでも「私が私であるように。」、と意味深な発言をしている)
他の意味(メタ的な何か)もあるのかもだが、私達は少なくとも『別の、でも同じ「先生」』を一人、確実に知ってるしな……それでいいんじゃないかな……
○予想その1:0点
次、地下生活者の使った手を逆用するのでは?という以下の予想。
>「状態の共存」からの干渉という裏技もフルに使って
これはある意味合ってはいたけど……いや、まさか『プラナが「ナラム・シンの玉座」を構築して、対策委員会メンバー達の呼びかけを介して「状態の共存」下にホシノを引き込み、ユメ先輩を具現化させる』なんて荒業とは!
・シッテムの箱だけでは「状態の共存」は作れない
→Wアロナ状態で「ナラム・シンの玉座」に適応したプラナが専念すれば可能!
・先生の呼びかけではホシノの苦しみに寄り添えない
→対策委員会とシロコテラーの力を借りれば!
・ユメはもういない。手帳も見つからない
→「状態の共存」内、かつシッテムの箱のサポート下で「先生」が寄り添いホシノが望めば、非実在と実在が確定せず混ざり合う領域にユメ先輩も手帳も存在できる!
……いやそう来たかー!
「非実在と実在が確定せず混ざり合う」という現象・概念そのものは今でもご都合が過ぎる概念というか意味不明に近いんだけど、おそらくシッテムの箱や箱舟の演算によって「確定せず混ざり合う」観測範囲を制御しているものなのだと思う。
(そうでないと「あらゆる非実在が無制限に存在」してしまいかねないし)
ホシノが渇望して、ついに抱擁を交わした「ユメ先輩」は、確かによくセリフを読むと、ホシノがずっと思い描いていた(でもほぼ諦めていた)「ホシノの中のユメ」で99%構成されている。
だから、ユメの死によってわからなくなった「事実」は、結局わからないし、「ユメ」も語らない。
手帳の場所も、最後の言葉も、遭難の真相も。
そして、「ユメ」もまた、「今のホシノ」を見ることはかなわないのだ。「3年になったホシノちゃんを、私は見られないけど」……おおん。
でも、「ユメ先輩なら絶対そう言う」だろうことを、確かにあの「ユメ」は言ってくれた。
私達「先生」も、ユメと「会って、話して」、それを理解している。又聞きではなく、たとえ一瞬の幻影のような邂逅であっても。
だから、あとは、ホシノが納得して立ち直ってくれるかどうか。
たぶん、そこは「先生」も賭けだったんだろう。
「会いたいです……」
「うん、知ってるよ。」
こんなに胸が痛い「立ち直り」のシーンはいつ以来だったろうな……?
私達だってユメに会いてえよ! 実装されてほしいよ! うわあん!(台無し)
……「状態の共存」を活用する、つまり「混沌の領域」的なものを介して何とかする、という筋はまぁ当てれたかなーと思う。
でもプラナちゃん本気モードや古則への回答を同時にぶつけてくるとは、予想外でしたわ……。
あと、シロコテラー(アヌビス)や制約解除を検知した時の地下生活者の狼狽えぶりは必見ものでしたな! 「チートだチート!」「知ってたら先に言えよ!」とかどの口で言うかァ!
あれのおかげで「あぁ、ここからは先生タイムで余裕かましていいんだな」って安心しましたぜ。
ともあれ……ブルアカどの、お見事!
○予想その2:60点
そして、3番目の予想。
これは手段というより、ハッピーエンド条件を満たすための「理屈」か。
>ホシノがユメへの後悔から解放されて
>『ホシノが「暁に囚われた太陽の神」でなくなる』
ここは正直、そこまでややこしい話ではなかった模様。
「暁に囚われた」っていう表現を、私は「ユメの死により前に進めなくなった」部分だと捉えたんだけど、別にそうではなかったのかな?
黒服がホシノを「暁のホル…」と言ってたのはユメ死後のホシノに対してだけだったから、結構ありそうだったんだけど、深読みし過ぎたみたい。
(ただ、事態解決後にシロコテラーが言った「(ホシノは)自分の本質の一部を棄てたから」という言葉に、まったくの外れでもない雰囲気は感じたのだが)
ぶっちゃけ、手帳を見つけずにあんなエモい力技で解決するとは思わなかったからさー!
「まだ反転が不完全」という理屈も、あの手帳型の光と、それを見たシロコテラー(ホシノのテラー化は元世界で経験済み)が初見の反応を示したことで、納得できる流れではあり。
「あの時とは違う……なら!」展開は我々オタクの大好物なため、文句などつけられぬのだ。
まぁ、素直に負けを認めます、はい。
ホシノの未練や後悔は決して消えないけど、それでもユメを信じて前に進もうと決意してくれたことが、間接的にシロコテラーへの救い(前を向いて歩く決意への助け)にもなったわけでね……手帳が見つかってたなら、シロコテラーの心境の変化もまた別の形になってたろうから。
○予想その3:0点
というわけで、自己採点としては……
○予想その1:0点
○予想その2:60点
○予想その3:0点
……おい私! 2/3外してるじゃねえかよ!orz
結論、「対策委員会編第3章の完結エピソード」としては大満足のストーリーでした。
しかし……プロローグ~Part4までに広げられた多くの謎や伏線が、結構な割合で未解決・未消化のまま終わってしまったところは、ちょっと残念。
対策委員会編3章全体での結末には満足しているし、リアルタイムのライブ感覚で更新の日々を追えたことは幸運だったとも思う。
……でも、いつか明かされたらそれはそれで嬉しいぜ!
答え合わせとは言っても自己満足なので、「何言ってんだこいつ」くらいの目で見ていただいてよろしゅうござんすよ。hehehe。