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【ウクライナ情勢】防衛線を見守るあなたに  作者: 栗野庫舞
第1集 敵が侵略を開始した
87/454

87.歴史の推測を語る

ミディアム・マークC戦車「ロシアは問題を武力で解決する」

 今回あなたに話すのは、憶測です。


 2014年、クリミア半島を戦争になることなく、あっけなく編入することに成功したロシア。ただ、国際批判もあるので、これ以上のことをするのはまずいと考えました。


 ドンバス地方の反ウクライナ政府派も、クリミア半島のようにロシアに編入してもらいたかったのですが、クリミア半島を簡単に取れたロシアはこう判断します。さらにドンバス地方も奪ったら、色々と面倒なことになる、と。そこで、とりあえずロシアは支援程度に(とど)めることにしたわけです。編入されなかった反ウクライナ勢力は、二つの人民共和国として独立を宣言しました。


 その後、ロシアは気づきます。クリミア半島の水問題です。これまでウクライナ側から来ていた水が、来なくなってしまいました。人道的にはどうかと思いますが、ロシアが強引に奪ったのが原因だからロシアがどうにかしろってことなんでしょう。


 一方で、ウクライナ側は人民共和国側との膠着(こうちゃく)状態を打破するため、人民共和国側の武装勢力へと2021年10月に攻撃をしました。2022年には、攻撃は激しくなります。


 ずっと人民共和国側を支援していたロシアは、これをチャンスだと考えました。


 ドンバス地方の全てを制圧したい両人民共和国。


 クリミア半島の問題を解決するために南部も手に入れたいロシア。


 お互いの思惑が一致し、ロシアが両人民共和国を国と認め、それらの国に加勢する形を()ってから、ウクライナへと侵攻を開始。ウクライナ側の攻撃からロシア系住民を守るという名目で……。


 こんな流れだと、憶測しました。


 どう理由をつけても、武力で侵攻して領土を奪い取ったロシアに非があります。

ミディアム・マークD戦車「ロシアの侵攻はおかしい」

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