61.中立化は関係ないんじゃないだろうか
オペル・ブリッツ軍用トラック「ロシアの押しつけがひどい」
ロシアは侵攻の理由として、ウクライナの中立化を掲げていました。ウクライナがNATOに入るのを阻止したかったのでしょう。
戦争前にも、戦争初期にも、ウクライナは中立化を受け入れていたようです。もちろん、どんな国だって、ロシアに攻撃はされたくないですからね。ですが、ロシアは侵攻を開始しました。
さらには、異常な住民投票を根拠に、ウクライナの領土が勝手に併合までされてしまいます。その結果、ついにウクライナもNATO加盟を正式に申請するまでになりました。
これまでのロシアの動きを見ると、ロシアはなんとなく、特別軍事作戦を片手間でやっている感じがします。そんなにウクライナを脅威と思っていないのではないでしょうか。
仮にウクライナがアメリカの陣営に完全に組み込まれたとしても、ウクライナがロシアに侵攻するなんて、現実的ではありません。
アメリカ軍やNATOの基地をウクライナに置かれるのが、ロシアにとって脅威なのは分かります。ですが、ウクライナに侵入して攻撃を始めた以上、
「今さらそんなこと言ってももう遅い」
というものです。
中立化という理由もまた、他の理由と同じくどうでもよくて、単に侵略がしたかっただけなのかもしれないですね。南部まで奪って邪悪な住民投票をおこない、勝手に合法と称して組み込んでしまったのですから。
侵攻したこと。
領土を奪ったこと。
この二つだけで、もうロシアの正当性は粉々に砕け散っています。
今後、例えロシアがウクライナに勝ったとしても、多くの人々がこんな国とは笑顔で接したりはしないでしょう。
邪悪な、なんて形容動詞をつけるような住民投票、本来は在ってはならないです。
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