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【ウクライナ情勢】防衛線を見守るあなたに  作者: 栗野庫舞
第1集 敵が侵略を開始した
61/454

61.中立化は関係ないんじゃないだろうか

オペル・ブリッツ軍用トラック「ロシアの押しつけがひどい」

 ロシアは侵攻の理由として、ウクライナの中立化を(かか)げていました。ウクライナがNATO(ナトー)に入るのを阻止したかったのでしょう。


 戦争前にも、戦争初期にも、ウクライナは中立化を受け入れていたようです。もちろん、どんな国だって、ロシアに攻撃はされたくないですからね。ですが、ロシアは侵攻を開始しました。


 さらには、異常な住民投票を根拠に、ウクライナの領土が勝手に併合までされてしまいます。その結果、ついにウクライナもNATO加盟を正式に申請するまでになりました。


 これまでのロシアの動きを見ると、ロシアはなんとなく、特別軍事作戦を片手間でやっている感じがします。そんなにウクライナを脅威と思っていないのではないでしょうか。


 仮にウクライナがアメリカの陣営に完全に組み込まれたとしても、ウクライナがロシアに侵攻するなんて、現実的ではありません。


 アメリカ軍やNATOの基地をウクライナに置かれるのが、ロシアにとって脅威なのは分かります。ですが、ウクライナに侵入して攻撃を始めた以上、


「今さらそんなこと言ってももう遅い」


 というものです。


 中立化という理由もまた、他の理由と同じくどうでもよくて、単に侵略がしたかっただけなのかもしれないですね。南部まで奪って邪悪な住民投票をおこない、勝手に合法と称して組み込んでしまったのですから。


 侵攻したこと。


 領土を奪ったこと。


 この二つだけで、もうロシアの正当性は粉々に砕け散っています。


 今後、例えロシアがウクライナに勝ったとしても、多くの人々がこんな国とは笑顔で接したりはしないでしょう。

邪悪な、なんて形容動詞をつけるような住民投票、本来は()ってはならないです。


IV号戦車G型“マークIVスペシャル”「攻め込んだロシアに中立化を求める資格はない」

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