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【ウクライナ情勢】防衛線を見守るあなたに  作者: 栗野庫舞
第1集 敵が侵略を開始した
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6.設定が活かされていない

ロシア軍の砲撃は解放、ウクライナ軍の砲撃はテロ。バカなの? って思いませんか。


 パブに戻って来ました。


 今回の話題は、設定です。


 あなたもおかしいと思いますよね?


 ロシア側の都合の良いファンタジーな言葉、特別軍事作戦。それの理由の一つ、東部の同胞を救うこと。他の理由は非武装化など抽象的なものばかりなので、触れません。


 東部の同胞を救うことが正しいと仮定したとしても、南部を占領しているのは、どういうことでしょうか? 南部のことは、理由にもしてなかったですよね?


『設定が活かされていない』


 後年、そんなふうに評価されるでしょう。


 占領されたウクライナ南部のヘルソン州奪還のため、ウクライナ側が砲撃をしたら、親ロシア派側が砲撃を非難しました。


 実に愚かな非難です。


 非難する側は避難ではなく、撤退をしましょう。


 ロシアが占領したから、砲撃をしなければならなくなったのです。


 他の国が非難するならまだしも、占領し、他国で砲撃を仕掛けているロシアに非難する権利なんて、無いと思うのですが。


 ロシアがヘルソン州から出て行けば、無意味な砲撃なんてする必要がないですからね。


 同じく南部のザポリージャ州も、無駄な被害を増やすべきではありません。


 ロシアにも思惑があり、譲れないからこそ、占領を続けているのでしょう。ただ、それに加えて、砲撃で破壊されたーと(わめ)くのは、卑怯です。


 占領しているなら砲撃に文句は言わない。完全に撤退した後の砲撃なら非難する。どっちかにしてほしい。


 設定の破綻による混乱は、いつまで続くのでしょうか?

ロシア軍が支援物資を渡していると思われるロシア側の動画を見かけますが、これが本当に行われているのなら、ウクライナ国内でのご機嫌取りですよね。映っている部分よりも、映っていない部分のほうが気になります。これを当事国じゃない国がおこなっているのだったら、賞賛に値するんですけどね。


住民に食料を渡している一方で、兵士として同じウクライナ人同士で戦わせる……というのは、まさに『アメとムチ』です。

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