404.いつものクリミアの住民投票の話
『250.全部おかしな住民投票』なども併読を。
下という単語「侵略者ロシアは、落ち続ける」
ロシアはあなたもご存じの通り、領土を奪い取る国です。
この侵略国家を支持するのにふさわしい人間は、侵略国家の思想を共有している人間です。
ロシア側の人間は、ロシアが奪ったウクライナ各地域について、現地住民の民意を重視するべきだと言います。
これならまず、ヘルソン州とザポリージャ州は除外されますね。武力で制圧した後に住民投票なんて、民意の欠片も無いんですから。
それで、ロシア側の人間と、対立する他の人々の、クリミアに関するコメントのやり取りを見ました。誰もクリミアはウクライナ固有の領土だとは言っていないのに、ロシア側の人間は、固有の領土ではないとずっと言っていました。クリミアはどこの固有の領土かを論じても意味がないと言いながら。
一応、クリミア併合の時系列を追いましょうか。
クリミアでは、2014年3月6日に住民投票の実地を発表。
11日に住民投票結果で即時に独立する決議を採択。
16日の住民投票で独立とロシア編入。
17日にロシアが承認。
こんな流れでした。
住民投票の内容は、二つの選択肢から選ぶもので、ロシア編入に賛成するというのと、1992年の憲法復活とクリミアをウクライナの一部として位置づけることを賛成する、というものでした。なんで条件ついてるの? と、あなたも思うでしょう。
独立するかしないかを聞かずに、編入か、1992年憲法復活の上でウクライナのままかを選ばせて、編入の時に独立がなされるというのは、侵略者ロシアらしいご都合主義ですね。
現地住民の民意を重視するべきだと言いながらも、ロシア軍がクリミアに入り込んでいる状態での住民投票を非難することさえ無いのは、不自然です。クリミアの住民投票も、やはり問題のある住民投票だったのだろうという疑惑しか残らないですよね。
ウクライナ国内でおこなわれた汚い住民投票は、これまで合計八回ありました。全て、ウクライナ以外がやりました。ロシアと二つの人民共和国って、悪質な手口が一緒で気味が悪いです。
共有「ロシア側はおかしな話ばかりを共有している」




