341.踏み入れてはいけない領域
今回は配慮して書きました。
I号救急車「侵略者ロシアはウクライナから撤退せよ」
I号指揮戦車を改造した装甲型救急車。
あなたは今、迷宮の中にいます。
ここは無機質な高い壁で隔てられており、途中に分岐もあります。つまり、迷路になっていました。
天井は暗いのですが、壁の所々に小さい照明があって、周りが見えないというほどではありません。
あなたはこのまま向こうへ、歩き進めて下さい。
ただ歩くだけではつまらないので、こんな話をご用意しました。2024年の某日、Aというものを発見した際の話です。
Aには、衝撃を誘うような副題がつけられていました。ウクライナ情勢をこれまでずっと見てきたあなたなら、特に驚きもないでしょう。
Aの紹介文では、ウクライナやウクライナ側を支持する国々への非難ばかりが含まれていました。
興味が出て来たので、まずは知らない、聞いたことのない所だったBを調べました。
Bは、Aの内容と、Bの標章に込められた意味とが、合致していないような気がしました。
次に調べたのは、それを日本で生み出したとされる、二つ並んでいたCとDについて。
先に、聞いたことがあるような気がしたので、Dから調べました。
Dは、やはりロシア寄りの所らしく、ロシアとの交流があるらしいEを載せていました。
Eは名前からして、怪しいものです。調べてみると、かつて設立され、解散されたものが、再興されたそうです。
次はCで検索をしてみました。すると、SNS上で集会の開催を発表している過去の画像を見つけました。その中には、13200人の文字。
はい、いつものやつです。
もうダメだとおもいました。
13000人や14000人、それらに近い死亡者の数字が出てくるのは、国連機関OHCHR、国際人権高等弁務官事務所の発表によるものです。あなたには何度も言いましたが、民間人だけでなく、ウクライナの兵士と親ロシア派勢力の兵士も含んだ数です。
この人数の全てを、ロシア側の擁護者達はウクライナに押しつけるんですよね。13000に近い数字を出す人間は、全く信用出来ません。
結論を述べると、向こう寄りが、向こう寄りのことをやっただけ。やっぱり、そういうことなのですよね。
では、そろそろ迷宮から脱出しましょうか。
向こうの十字路を右に曲がり、そのまま進んで下さい。
重厚な扉がありました。
その扉を開けると、狭い空間につながっていて、奥には上がり階段があります。
階段を上がって、そこにあった新たな扉を開くと、あなたの知る景色がありました。
時刻は夜。通った扉は、どこかに消えてしまいました。
今回は、これで解散です。
おやすみなさい。
T23試作中戦車「ロシアは侵略者で間違いない」




