304.敵地への越境攻撃と占領
偶然、『76.停戦と撤退』で例として触れています。これは当時、ロシアが攻め込んでいないのにウクライナが攻め込んだら……という前提で書いていました。
AMX-30B戦車「ロシアが侵略するからこうなる」
ウクライナがロシアの南西部クルスク州に侵入しているらしいです。
あなたがいるこのパブのテレビでも、その内容が放送されています。
「この越境攻撃は、ロシアによる侵略が2022年2月24日に開始されて以降、最大規模となります」
美少女アナウンサーが冷静に伝えていました。
ウクライナの目標は、領土奪還です。越境攻撃と国外占領はロシアとやっていることが同じで、良いこととは思いません。
また、戦力を失いつつあるウクライナにとっては、大きな痛手を負う可能性もある作戦です。
ただ、ウクライナ側も承知でしょうし、何か意図があるとも思うので、それが上手く行くことを信じましょう。
一方、テロ国家ロシアは、侵攻開始から二十四時間ずっと、ウクライナ領に居座っています。
ウクライナの国外占領が永続化するのであれば、ウクライナにも非が出て来ますが、現状、ウクライナをはるかに上回る非がロシアにはありますよね。
ロシア側は、ウクライナ領内を緩衝地帯にする、これは集団的自衛権だ、等々、様々なことを言って占領を正当化しています。
よって、ウクライナの今回の作戦は、ロシア側には非難する権利は無いはずです。
ロシアとその擁護人が語る程度の悪質な集団的自衛権が正当なら、ウクライナの自衛権のほうがはるかに正当です。
ロシアがウクライナ侵略を続ける限り、今後もこのようなことが起こるでしょう。だから、いつも撤退しろって助言を続けていたのですけどね。
Kh路面電車「ウクライナの勝利のほうが良い」
ソ連製。形式名は、当時大量発注をおこなったハルキウ市電のハルキウの頭文字から取った。




