289.歴史的領土の矛盾
M45重戦車「ロシアはおかしい。ただ、それだけ」
T26E2の制式名。榴弾砲。
「ウクライナはソ連時代の国境線のお陰で、ソ連崩壊後により多くの領土を手に入れた。だが、そこは元々ロシアの歴史的領土だった。だから今やっていることは侵略ではなく、ロシアには正当性がある」
このように、ロシア側は言います。
これ、全く共感出来ません。
なぜなら、ロシア自身が日本の歴史的領土である北方領土を占領したままでいるからです。
それをやったのはソ連だ、ロシアだけでなくウクライナもソ連だったと、ロシア擁護者は言いますが、ソ連崩壊後に返してくれませんでしたよね、ロシアは北方領土を。
その上、ソ連だったウクライナは、北方領土が日本のものであると、認めています。反論者は、ウクライナは見返りを狙っているから、なんて反論をするんでしょうが、認めているのは事実です。
ソ連に北方領土を奪わせたのはアメリカだ、だからアメリカが悪い、ともロシア擁護者は言いますよね。しかしながら、奪うことを決定し、実際に奪ったのはソ連です。繰り返しますが、ソ連崩壊後に返しませんでしたよね、ロシアは北方領土を。
ソ連時代の国境線も尊重しないような卑怯な侵略者ロシアは、卑怯なソ連の後継侵略者でも自負すればいいでしょう。
T26E3試作重戦車「ロシアは侵略と勝利と違法が好きらしい」
M26パーシングの試作で、T26E1の改良型。
この回は、別にした作品『東欧の国と同様、奪い取られてしまった日本の領土のことを考えるあなたへ』に回さなかった分の北方領土関連の話でした。




