281.おかしな集団的自衛権、おかしな国際法
T26E2試作重戦車「ロシア側の主張はおかしい」
M26パーシングの試作の榴弾砲装備。
集団的自衛権。
あなたはウクライナ情勢において、恐らく『自衛権』よりも『集団的自衛権』のほうを、聞いたことがあるでしょう。親ロシア派の言いわけとして、です。
親ロシア派は二つの人民共和国の集団的自衛権だと常にロシアを擁護しますが、集団的自衛権の範囲外であるザポリージャ州とヘルソン州をロシアは奪い取ったので、擁護なんて出来るはずがありません。
東部ドンバス地方の住民保護が目的なら、キーウ攻防は無意味という、真っ当な意見に対し、親ロシア派はそんな話で限定する国際法はなく、交戦状態になればどこが戦場になっても不自然ではないとする反対意見を見かけました。
国際法。
これを語るのならば、武力で隣国に侵攻しているロシアが真っ先に非難されるのが当然なんですけど。
それに、交戦状態ならどこが戦場になってもいいなら、ロシアの州が攻撃されたりするのも問題ないですよね。にもかかわらず、親ロシア派はウクライナのそういった攻撃をいつも非難していますよね?
ロシア側はいっつも、国際法を悪用します。
おかしな親ロシア派の人々は皆一様にウクライナは違法だと言う割に、ロシアの違法は一切無視します。全員、同じです。
金太郎飴に対して非常に失礼な言いかたですが、彼らは全員、金太郎飴なのでしょう。
こういう親ロシア派は、ウクライナが砲撃すると民間施設を狙っているから非人道的だと非難して、ロシアが砲撃すると民間施設を狙ってないから人道的だという結論を平気で語ります。
ロシア的自衛権とロシア法の間違いじゃないでしょうか。
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