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【ウクライナ情勢】防衛線を見守るあなたに  作者: 栗野庫舞
第3集 三人組がパブにやって来た。これは必読
270/458

270.ハルキウ州にまた侵入されてしまう

T-44-100試作戦車「ロシアは侵略をやめて撤退をするべき。ハルキウ州にも侵入しないほうがいい」

 侵略者ロシアが2024年5月10日ぐらいから、ウクライナ北東部ハルキウ州へと再侵入をしているそうです。なお、以前から占領している東側の一部も占領したままです。


 また、響きの良さを重視する敵側は、集落を『解放した』と表現しているようですね。日本の国語の試験なら、×(ばつ)を食らうところでしょう。特別軍事作戦という、解釈の定義が異常に幅広い最低の作戦が、いつものように侵略を解放へと変化させているのです。


 ハルキウ州への侵攻の目的については、緩衝地帯を作り出すため、陽動、次の侵略の足掛(あしが)かり、などの予測がされています。


 侵略者ロシアが戦場を拡大化させたのは、非常に残念です。敵側が語る、人道的な正義の味方、それの手段がいつも通りの武力行使という、馬鹿みたいな行動。もっと物や人の命を大切にすればいいのに。


 敵側は、ロシアの州が攻撃されているからハルキウ州の制圧も必要と言っています。これに関しては、攻撃をして奪い取っている側が何を言っているんだ、としか思えません。


 敵側は、西側が迫って来ると安全が脅かされるから、とも言います。そんなふうに深刻に語るだけのロシア以上に、ウクライナは現在進行形で安全が脅かされて苦しめられているんですが。


 ロシアは安全が脅かされると言いつつも、クリミア危機以降、ウクライナの各地を奪って来ました。こんなことをしておいて被害者ぶるロシアにぴったりな日本語は、『性根(しょうね)(くさ)っている』、でしょうか。


 敵側は、ウクライナだってロシアの安全に脅かしているじゃないかと反論するかもしれませんが、あなたも考えてみて下さい。家の外から攻撃するのと、家の外と中から攻撃するのとでは、どっちが酷いかを。しかも、敵側の言う通り、ロシアの攻撃力は何倍もありますからね。


 ロシアがやられたくないのなら、ウクライナから完全に撤退して、お互いに撃ち合うのをやめて、断交するのが良いでしょう。侵略者に与える見返りなど、その程度でじゅうぶんです。

T-44V試作戦車「侵略者ロシアの主張は一貫性がない」


T-54の試作。VはT-44Bの後の過程で使われた呼称、あるいは表記の間違いとの説もあるため、謎が多い。

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