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【ウクライナ情勢】防衛線を見守るあなたに  作者: 栗野庫舞
第3集 三人組がパブにやって来た。これは必読
247/455

247.敵側による、2014年の分離独立と2022年の国家承認

前回と似たような話です。


IV号駆逐戦車“ラング”「ロシア側の言っていることはおかしい」

 ロシアは2022年の特別軍事作戦を開始する直前に、二つの人民共和国を国家承認しました。


 ロシア擁護者は、国家承認するのは自由と言います。世界中で認められるものではありませんが、国家承認をすること自体は自由です。勝手にやっていればいいです。


 ロシアが二つの人民共和国を守るため、ウクライナを非武装化するのに北と南からも攻めて占領したのも、百歩譲って理解しましょう。


 それでも、南部でウクライナに許可なく住民投票をおこなって編入したのは、通用するわけがありません。この点がある以上、ロシアは卑劣で最低で愚かな侵略者でしかないのです。


 ウクライナ憲法では、ウクライナの領土変更はウクライナ全土による国民投票で決めることになっています。ですが、ロシア擁護者によると、独立を宣言した時点で、ウクライナ憲法には従う必要がないとしています。だから、2014年の二つの人民共和国の独立は有効だそうです。


 なんの権限も持たない分離主義者達が州議会を占領し、会議をやって独立を宣言したら、有効なんですか?


 こんな屁理屈(へりくつ)が通用するなら、ロシア擁護者の言う2014年のクーデター政府も正しいことになります。


 分離主義者達の独立を認めるならクーデター政権も認めるしかないですし、クーデター政府を認めないなら分離主義者達の独立も認められないはずです。


 独立を宣言した時点でウクライナ憲法に従う必要がないなら、その後の独立を問う住民投票は、やる必要もないですよね。そもそも、独立宣言と住民投票は、おこなう順番が逆では?

アレクト・ドーザー工兵車両「ロシア側はおかしい」

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