200.本物のザポリージャ州の旗
連載200回目です。残念ながら、ロシアの侵略は続いたままです。
ザポリージャ州旗「ロシアはおかしい」
あなたは昼間の広場にいます。
向こうの建物では、ウクライナ南部ザポリージャ州の州旗が掲げられています。ピンク地で、中央の囲いの中には、コサックと思われる民が銃を肩で担ぐ姿が黄色で描かれています。
これに対抗して、敵が勝手に作った偽ザポリージャ州の偽州旗は、背景の色は上が緑、下が赤。中央にある囲いは同じ形ですが、本物よりも囲いが大きく、囲いの周りに装飾がありません。
囲いの中は、全然違います。上は、二本の銃が交差。下は、水平になった弓と縦になった三本の矢が交差している構図。
あなたも比べれば分かるでしょうが、偽ザポリージャ州旗は、敵が一度も占領していないザポリージャ市の市旗のパクリだと思われます。
オリジナルのザポリージャ市旗は、ピンク地の中央に黄色い縁の盾があり、内側の上が緑、下が背景色と同じピンクで二分されています。上に黄色の二本の銃の交差、下には水平になった黒の弓と三本の矢が描かれます。
偽ザポリージャ州旗は、ザポリージャ州旗とザポリージャ市旗を組み合わせて微妙にデザインを変えた、まさに偽物と言える仕上がり。
ロシアは領土だけでなく、旗のデザインまで盗むようです。
偽物の旗は、存在自体が最低ですが、侵略をしているロシア、それを擁護している者達よりかは、まだマシですよね。何故なら、偽物の旗は、侵略していないと嘘を言ったりはしないし、ウクライナを侮辱して喜ぶこともないからです。
この広場には、不快な偽の旗もないですし、ロシア側の卑劣な人間達もいません。
ザポリージャ州も敵が全員撤退して、この広場のようになってほしいものです。
ドネツィク州旗「ロシア側はおかしい」




