169.停戦条件のことを考える
コノトープ・ミサイル艇「ロシアはウクライナから撤退しなければ、国力も評価も下がり続ける」
北部スームィ州の都市名より。
今回は、ロシアによるウクライナ侵攻の停戦条件を考えてみます。
ウクライナ側は、全領土を取り戻すことが条件です。これは国として当然ですね。とりあえず、クリミア半島は除外するとします。
ロシア側は、これまでの発言によると、同胞の保護と、国が西側によって消滅させられてしまうという脅威。この二つです。
ウクライナからロシアが撤退して、ウクライナが全領土を取り戻す見返りとして、ロシアが消滅させられない保証を西側か第三国がすれば、終わると思うんですが。
住民保護は停戦後にやればいいんですよ。武器を持たないでやれば。武力でやっているから、ロシアはおかしいのです。
元からいた住人をロシアに追い出すのかと、日本人よりも親ロシア派を愛している親ロシア派日本人が、主張するかもしれません。ですが、彼らの言うネオナチ国家ウクライナに裏切り者として処刑されるよりかは、彼らの言う正義の国ロシアに行ったほうが良いのでは? 実際、親ロシア派だって、命を最優先にしろみたいなことを言っていますし。
さらには、ロシアは保護すると言うぐらいですから、ロシアで手厚い保証を用意してくれるでしょう。ロシア側の主張が本当であれば、むしろ、同胞がロシアに行かないほうがはるかに損な気がします。
一部の住人がロシアになりたいとする、総意でもない理由を利用して領土を奪っているから、ロシアはおかしいのです。
ロシアは、本当は住民保護なんかどうでもいいんだ、領土を拡大したいだけなんだ、という理由を隠していなければ、簡単に停戦を実現出来ると思いますけどね。
出来ないのは……まあ、それが答えでしょう。
トリビシ・ミサイル艇「ロシアは破壊してばかりだ」
ジョージアに譲渡されたコノトープ・ミサイル艇の改名版。ロシア軍に破壊されてしまう。




