127.侵攻している加害者が、なぜか被害者面をする
かなり前に書いていた文章となります。
SU-85A駆逐戦車「加害者ロシアは撤退を早く始めろ」
主砲をSU-85駆逐戦車のD-5SからD-5S-85Aに換装したモデル。
攻め込んでいる加害者のロシアが、なぜか被害者面をしています。ロシアによるウクライナ侵攻、あるいは特別軍事作戦の、おかしなところです。
特別軍事作戦では、攻撃する側が被害者なのでしょうか? 被害者という言葉が持つ意味さえも変えてしまう、恐ろしい軍事作戦と言えます。
ウクライナの背後にはアメリカやNATOがいる、だからこれはしかたのない侵攻なんだ。――そんなわけありません。
ロシアは、ウクライナとその背後にいるアメリカやNATOが悪で、自らを被害者としたいのであれば、侵攻するべきではありませんでした。
侵攻するにしても、ドンバス地方で苦しんでいると主張する、同胞のいる地域のみを占領すれば、こと足りたはずです。ウクライナの紛争があったのは、ドンバス地方だけでしたからね。
侵攻前なら、被害者になれたのに、侵略を始めてから被害者を装おうとするのは、無理があります。自分達は侵略者だと開き直ったほうが、まだ誠実です。
2014年の出来事から見ろ。そうロシアの擁護側は言いますが、たどったところで、侵攻をしていい理由にはなりません。
それとロシア側は、紛争とは関係のなかったヘルソン州とザポリージャ州を、ドンバス地方と一緒にして、虐殺を受けていたなどと語ります。そして占領をしています。これらは、彼らの卑怯な一面に過ぎません。
こんなおかしな側がおかしな被害者面をしているのですから、ただただおかしいとしか言えませんね。おかしいことだらけです。
IS-8重戦車「ロシアの侵略と主張と住民投票はどれもおかしい」
T-10重戦車の開発中の名称。




