120.13000という数字
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M26+M15=M25。
主に親ロシア派は、八年間のドンバス地方の紛争でロシア系住民13000人以上がウクライナ軍に虐殺されてかわいそう。だから今、ロシアが助けているんだ、と言います。
10000人以上と言う人もいますが、10000から13000とするのは、かなり具体的な数字ですよね。
今回はこの点に注目してみましょう。
まず、13000というこの具体的な数字の元になるのは、『国際連合人権高等弁務官事務所』の、2020年2月時点の発表によるものだと思われます。なお、この国際連合に属する組織は、国連人権事務所とも呼ばれ、OHCHRが略称です。
同組織によると、13000人のうち、犠牲になった民間人は約3000人で、残りの犠牲者はウクライナ側と二つの人民共和国側の兵士とされてます。
親ロシア派は、13000人以上が虐殺されていると言ってウクライナ側を責めるのに、その13000人に含まれる、犠牲になったウクライナ兵士も悼んでいることになります。大変おかしな話です。
13000という数字を出すと、ウクライナが一方的にドンバス地方を攻撃していたとする主張も崩れます。
ウクライナが犠牲者を出したということを無視してはいけませんが、紛争の犠牲を理由にロシアが攻め込むことは正しくありません。
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