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【ウクライナ情勢】防衛線を見守るあなたに  作者: 栗野庫舞
第2集 悪質な住民投票
105/450

105.間違った集団的自衛権

キュニョー蒸気自動車「ロシアのやりかたはおかしい」


砲車とも言われます。三輪の大型運搬車です。1769年にフランスで作られた、世界初の自動車と言われています。

 今回は、『集団的自衛権』についてです。


 集団的自衛権とは、ある国家が武力攻撃を受けた際、直接は武力攻撃を受けていない別の国家が加勢出来る、国際法上の権利です。


 ロシアは二つの人民共和国を国として承認し、集団的自衛権を行使したとされています。


 確かに、国の承認は他国が自由に可能です。国際的な地位が得られるかどうかは除きますけどね。ロシアの集団的自衛権は、法の抜け穴を狙ったやりかたです。


 ただ、ロシアには非があります。国際司法裁判所が命じた、ウクライナ領内で開始した軍事活動を(ただ)ちに停止せよという暫定措置に、従いませんでした。国際法は順守していると語るくせに、自身に都合の悪い国際法は守ろうともしません。


 また、ロシアは虐殺されているとされる人々を保護するためと言って武力攻撃を始めましたが、該当するドンバス地方ではないヘルソン州とザポリージャ州を占領しました。さらには、悪質な住民投票という違法な手口で、編入と称した併合までやりました。


 紛争状態だったドンバス地方だけでなく、ヘルソン州とザポリージャ州まで併合したのは、集団的自衛権とは言えません。国際法を無視した侵略だと、ロシア側も呼ぶべきでしょう。


 ロシアは、違法な侵略は出来ても、違法ではない撤退が出来ないようです。


 それと、もう一つ。


 集団的自衛権はロシアだけに認められた権利ではないということを、念のため、あなたにもお伝えします。

I号15cm自走重歩兵砲“バイソン”「ロシアは早くウクライナから撤退しろ」

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