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彼女のヒトミ

水槽に液体が満たされ、あの時の彼女が再現された。


やっと、彼女を取り戻した。

そう、思った。


僕は、ベビードールに真っ赤なリボンを結んだ。

愛らしく蝶々結びしたそれは、今の彼女には少々不釣り合いのような気がした。


そして僕は、手足、躰、首を通り顔へと視線を(すべ)らせる。

この時、僕は初めて気づくのだった。


僕は彼女の眼を…

引き上げた時から一度もその瞳を、みる事はなかったようだ。


美しく揺蕩(たゆた)う彼女の瞳の色は




翡翠色だった。

透き通ることのない(みどり)色。





光の反射で僕を映す。その瞳は、僕の動きに合わせて動きはしなかった。




あぁ  あぁ


オリビア…君の瞳は


エメラルド色だった




挿絵(By みてみん)









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