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村上帝の皇子様のこと

「このように、穏子様はお二人の帝の母、国母として尊ばれ、藤原家の発展に寄与されました。そして、三十代でお亡くなりになられました。

 村上帝の御時、はじめは忠平様が関白太政大臣として政を助けられましたが、引退されお亡くなりになった後は、関白は置かれず、村上帝自らが政をなさったのです。忠平様のお子である実頼様、師輔様が左大臣、右大臣をなさって、帝を支えていらっしゃいました。実頼様の娘は皇子を産みなさらなかったのですが、師輔様の娘安子様が皇子を三人もお産みになり、藤原北家の栄える元となられたのです。

 師輔様自身は、摂政にも、関白にもなられませんでしたが、安子様のご兄弟に当たられる伊尹様、兼通様、おじいさまの兼家様が、三人とも村上帝の御子である朱雀帝、円融帝の摂政や関白になられます。このように、藤原の娘達は、帝の女御として、めでたくその役割を果たしていくのです。」


なるほど、赤染衛門はここまでに起きた不可解な事件には、一切触れないで、皇子をお産み申し上げることばかり重要視しているのね。私が一条帝の二宮をお産み申し上げる前に聞かされていたら、プレッシャー半端ないお話だわ。

応天門の変、菅原道真の左遷、源高明の左遷、花山天皇の出家、まあいろいろありましたね。

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