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ひいひいおじいさまのこと

 そのころの太政大臣は、藤原基経様です。道長様のひいひいおじいさまに当たられます。基経様には、男君が四人いらっしゃいました。四郎が忠平様で、道長様のひいおじいさまです。太政大臣にまでなられました。太郎の時平様は、左大臣。次郎の仲平様も、左大臣。三郎の兼平様は、三位になられました。」

まあ、よく覚えているわね。これくらい、すらすらいえるようじゃないと、歴史物語書けないのかしら。

「醍醐帝の後を継がれた朱雀帝は、皇子がお生まれにならないまま弟君の村上帝に位を譲られました。

この四郎の大臣(忠平)は、村上帝の母穏子様と同腹でいらっしゃいましたので、関白として政まつりごとをなさいました。

  忠平様のお子は、五人いらっしゃいます。小野宮にお住まいだったのが太郎の実頼様、九条にお住まいだったのがおじいさまの師輔様、三郎の方は、さあ、どうしておいでなのか。四郎の師氏様は、大納言までおなりです。五郎の師尹様は、小一条にお住まいで、左大臣になられました。」

お名前、ほとんど聞いたこともないわ。この御話、面白くなるの?

「はい。大丈夫です。もうしばらく、我慢なさいませ。」と籐の式部が答えた。

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