表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/25

醍醐天皇のこと

「実は、まず書きたいのは、宇多帝の一の皇子で、後を継がれた醍醐帝の事なのです。

書き出しは、


世始まりて後、この国の帝六十余代にならせたまいにけれど、この次第書き尽くすべきにあらず。こちよりてのことをぞしるすべき。

(神様が作られた世の中が始まって、天皇様は六十代あまり続いていらっしゃいますが、その次第は私が書き尽くすべきではありません。近くに寄ったことを書き記してまいりましょう。)


といたすつもりです。」


あら、六十代までは、勅撰ちょくせんの国史で読んでね、ってことかしら。たしか、『日本三大実録』は、一代前の光孝帝まで記されているそうね。


「そのあと、


世の中に宇多の帝と申す帝おわしましけり。


と続きます。」

宇多帝の事、詳しいの?

「いいえ。あまりよく知らないのです。ですから、


その帝のお子たちあまたおわしけるなかに、一の御子 敦人親王あつひとのみこと申しけるぞ、位につかせたまいけるこそは、醍醐の聖帝と申して、世の中に天の下めでたきためしにひきたてまつるなれ。


と、すぐに醍醐帝の話に移ります。」

そうなの。

「醍醐帝には、男皇子が十六人、女皇子もたくさんいらっしゃったのですよ。」

一条帝は、男皇子、今のところ二人だけね。この後どうなるのかは、分からないけれど。

彰子は、一条帝の二の宮を産んだばかり。もう一人皇子を産みますが、そのあと一条帝が亡くなるので、一条帝の男皇子は3人です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ