表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/25

赤染衛門語る

赤染衛門も日記を書くの?

「いいえ、私は、日記ではなく歴史の本を書こうと思っているのですよ。」

えっ、漢文を書くの?

「いいえ、仮名文字での歴史の本です。」

それは、すごい。赤染衛門は、和歌の名手であるが、歴史にも明るく、いろいろと昔のことを知っている。もとは、母源倫子に仕えていたのだが、今は私の女房として、活躍している。歴史の本を書くのは、もっと後のことになるだろう。

「どの帝の御代みよから書かれるのですか。」籐の式部が尋ねる。

「宇多天皇の御代から書きたいと思っております。」

ええと、宇多天皇は、源氏姓を賜っていたのに、皇子に戻られて帝になられた方ね。第一皇子の醍醐天皇に譲位されたはず。一条帝のひいひいおじい様ね。赤染衛門が生まれる70年位前に帝の位につかれたはずだけど。


赤染衛門は、妹の代作で、道長の長兄藤原道隆に贈った歌

やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな

が、百人一首に採られています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ