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「いやぁぁぁ……また…またなの…」



 ネメシアはまた戻った事に青ざめた。


(あの時に放置すれば…いえ、あの魔力は私に近付こうと思えば出来た筈…どちらにしても…でもなぁ…やっと終わったのに…)


 彼女はベッドの中で戸惑いつつも自分の手を見て現在の体の調子に気付き項垂れて頭から布団を被ると泣いた。



「お嬢様、おはようございます」



 レベックが起こしに来て布団を捲るとギョッとした。



「え?お嬢様…まさかお熱が?」


「ち、違うの!」



 顔を見た時に少し顔色が悪く、目は潤みその表情は怠そうだったので彼女は体調不良だと判断して慌てて医師を呼びに行こうとしたのだがネメシアが慌てながら止めに入った。



「ではどうなさったのです?」


「……怖い夢をみてしまって…」



 なんとか理由を探してある意味で恐怖のディアンドロを思い出した。



「もう日も昇ってますから大丈夫ですよ。本日は顔合わせですから支度を致しましょう」



(本当に…出来れば後五年は早めて欲しかったなぁ…あ、しまった…それなら仮病すればよかったんじゃ…)


 顔合わせ…これが一番の恐怖だとは言えないもどかしさがあり、先程の勘違いを利用出来なかった自分のタイミングの悪さに泣きたくなった。



「…嫌だなぁ…」


「そう仰らず支度を致しましょうね」


「…はい」



 渋々ベッドから出ると支度を済ませて気の重いまま馬車へ乗り込んだ。



「ちょっと待ちなさい!」


「お姉様?」


「オーロラ?どうした?」



 出掛ける支度を終えたオーロラが乗り込んで来て父サリオスは困惑の目を向けていた。



「何故長女の私ではないの?」


「…では私は部屋に戻ります」


「待ちなさい!」



(後ひと息だったのに…)


 これ幸いと素早く入れ替わって逃げようとするとサリオスはネメシアを素早く引き止めたので内心では泣けてきた。



「格上の家には招待されないと駄目なのよ」


「でも、お母様…」



(でも…?ん?まさか…それなら以前にあった事を…?え?あの人…私だけ覚えてるのではなくて全員の記憶を残しちゃったのかな?)


 毅然と話す母ドラニエにオーロラは驚きネメシアも同様にドラニエの言動には驚いたが両親と彼女の様子を見ているとなんとなく記憶があるような気がした。



「兎に角駄目です!貴女はレッスンがあるでしょう?それから逃げてはいけませんよ」


「で、でも…」


「オーロラを部屋に戻しなさい」



 両親が厳しくすると彼女は困惑しながら使用人達に連れられて部屋に戻って行った。

 巻き戻り前に精霊が話していた事を示す様にオーロラの居心地が悪くても健康なので今までの様に甘えた態度で振る舞っても誰にも相手にされなくなっていて甘やかされる事もなく厳しく諭されていた。


(あの妙な力が働かないとこうなるのかぁ…)


 これが普通なのだがネメシアの知る環境とあまりにも違いすぎるので驚いていた。






「あぁ、ネメシア…お帰り。結婚しようね」



(お帰り…やはり記憶が…何故消してないの?この人の記憶を一番に消して欲しかった…)


 邸に到着するとディアンドロが猛ダッシュでネメシアに突進してガバッと抱き付くと婚約どころか求婚してきて彼女を困らせていた。



「ディアンドロ!いい加減にしなさい」


「…あぁそうでしたね。ネメシア嬢ようこそ」



 抱き締めながら満面の笑みで歓迎したが後方の彼の両親の指摘で彼は居住まいを正してはいても既にやらかしてるので侯爵夫妻の目が吊り上がったままで関係はないが彼女は巻き添えを食ったような心境になり萎縮した。



「父様達が怖い顔するから俺の可愛いネメシアが怖がってますよ?」


「…お前が離れないからでしょう?」


「好きなのはわかりました。でも初対面の女性を困らせてはいけませんよ」


「…仕方ありませんね…」



 やっとディアンドロが渋々でも離れてくれたが手は離してくれず困った。

 そしてニコルスキーはまともに思えてもエルシアレネーの言葉には何か引っ掛かる気がして巻き戻りの時に感じた何処かズレた違和感を思い出した。



「あ、あの手を…」


「私がエスコートするね」


「…宜しくお願いします…」



 こうなると諦めるしかなく大人しくしてると彼は応接間に着いてもやらかした。



「そこではないぞ」


「もう決まったようなものですし、ここでいいではないですか」



 もうネメシアから離れたくない彼は彼女の隣に陣取っていた。



「…」


「ネメシア嬢を困らせるんじゃない」


「ネメシアは私が嫌いか?」


「初対面で答えにくい事を話すんじゃない」



 ネメシアの事を初めから自分の妻のように呼び捨てにしてる事が気になったが怖くて突っ込めずにいた。

 ニコルスキーは息子の暴走に眉を寄せるとディアンドロが不思議そうにネメシアを見たが彼女の返事を聞く前にニコルスキーに諭されると仕方なくあるべき位置に戻った。



「ネメシア嬢…その、息子がすまない…」


「い、いえ…このようにご好意を寄せて頂き有り難いですわ」


「そ、そう?良かったわ」



 ディアンドロの暴走でニコルスキーとエルシアレネーが気遣いその場が多少気不味くなっていた。



「ネメシアを庭に連れて行って良いですか」


「絶対に先程のような失礼な事は駄目だぞ」


「わかってます」


「…見張りなさい」


「承知致しました」


「…ではネメシア、行きましょう」



 ディアンドロがニコルスキーに話すと彼は胡散臭そうな目で初めから暴走する彼を見ていて信用出来ないと感じていたのかそばにいた使用人に監視を指示すると彼は不服そうにしたが庭に連れ出せるので良しとした。



「あぁ、本当に君とこんなに気兼ねなく会えるなんて…」


「…暴走し過ぎでは?」


「暴走?そんなものしてないよ。元から君にはこんな風に接したかったんだ」


「やはり記憶が…」



(覚えてなかった方が良かったんだけどなぁ…何故記憶が消えてなかったの?)


 かなり残念な気分で既に気持ちが疲れてしまい帰りたくなっていた。



「あるよ。でも様子を見てたらなんだか君のご両親も持ってそうだよね」


「やはりそう思われますか?実は姉も…」



 ここに着くまでの話をすると彼は思いっきり嫌そうにした。



「え?嘘でしょ?」


「でも力は完全に無いそうです」


「そうか…」



 あからさまにホッとしたので、それだけでも彼が前に話した内容が真実なのだと理解した。



「ねぇネメシア」


「なんでしょうか?」


「愛しい旦那様って言ってみて?」


「…絶対に嫌です!」



 流れるように出された要望にうっかり乗せられそうになったが思い止まると、想像してうっかり口にしただけで危険な気がした彼女は絶対にそれだけは口にしたくなかった。



「え、何故?予行練習みたいなものだよ?」


「貴方の暴走の手助けなんてしませんよ」


「暴走ねぇ…本当の暴走ってどんなだと思う?俺と言うよりは男としての…だけど」



 彼女にとってそれはとてつもなく危険な含みだと感じて少し離れようとすると彼はしっかりと腰に腕を回して逃げられなくしていた。



「やめて下さいね」


「警戒しなくても今はお目付け役がいるから無理だよ。俺もそんなに阿呆ではないし父上の監視がいるならやるつもりはないよ」



 それはつまり監視の目を盗んでなら…と話しているようで監視の者とネメシアは更に警戒した。



「やだなぁ二人共。俺はそんなに野獣ではないから安心していいよ」


「ディアンドロ様、先程から品がありませんよ。これは奥様にも報告案件となります」


「母様かぁ…わかった。暴走はやめる。さぁネメシア嬢、花でも愛でながらゆっくりとしましょうか」


「え、えぇ…」



 これがエルシアレネー効果なのかディアンドロが急に紳士的になりネメシアは驚いた。

 そして二人で仲良くベンチに腰掛けると彼は彼女の肩を抱き寄せた。



「私はずっと君だけだったよ。このまま何もなければ私は君と一緒になれるんだ。もう君を一人にさせないからね」


「…」



 優しく彼女の髪を撫でながら真剣な声で話すので彼女は戸惑いをみせた。



「疑ってるなら行動で示すから君はそばで見ていてくれればいい。何も無い状態なら俺は自分の意思で行動出来るって事だし、それなら俺は君だけを見て君だけにしか愛を囁かない。

 ネメシア、俺はずっと君が好きだった。これから宜しく頼むね」


「…わかりました。見極めさせて頂きます」


「有難う。愛しいネメシア…君の期待に応えられるように精進します」



(いや、精進はしなくていいよ?…でもこれ口にしたらなんか拗らせそうだよねぇ…)


 熱く見つめられて彼女もどうしていいのかわからず目が泳ぎ頬が少しだけ染まるのを感じた。



「可愛い…」



(ひぃ!?この人なんでこんなになったの?まさか…初めから…いやぁぁぁ…)


 うっとりと口にした一言で気付きたくない可能性に気付くと再び危機感を持ち彼女は急いで逃げようとした。



「逃さないよ?」


「へ?」


「それ以上は駄目です!」



 キツく抱きしめて額に口付けようとすると監視役が止めに入った。



「…いいところだったのに…」


「有難う…」



 目茶苦茶悔しそうだった彼とは反対にホッとすると彼女は監視役に感謝した。



「有難うって何?」



 監視役は当然の事をしたのだが彼がこの一瞬で何やら不満がかなり募ったような視線を向けると監視役は呆れた視線を向けていた。



「ディアンドロ様、初対面ですから止めて下さい。

 私も旦那様と奥様にご報告がありますからこれ以上は控えて下さい。

 あまりにも酷いとこの話は無かったものとなりますのでご注意を」


「わかってる。だから我慢してるじゃないか」


「まぁディアンドロ様ももうすぐデビューの16歳ですから気持ちはわからなくもないです。

 しかしそれからの準備期間は約三年もありますからその間にゆっくりと婚約者様に無理をさせないようにペースを合わせて寄り添いながら交流を重ねられたら宜しいではありませんか」



 最後の辺りは体が持たず限界が早くてデビュー前に既に他界していて忘れていたのだが、この国のデビューは16歳でこの時に一応は成人としてデビューをして婚約等もこの頃から本格的になり大体20歳くらいで結婚するのが主流なのだが嫡男以外ではそれよりも割と遅いのが当り前だった。

 特に嫡男はデビューの頃から父親に付いて回り領地を視察したり等と実戦的な事を学びながらいつでも引き継ぎ出来る状態で嫁を迎えてその後は暫くの間は当主を支えながら実践するのが慣例だった。

 巻き戻りの時の彼はオーロラと婚姻する時に弟の補佐に回っていたが弟の方はこの時には未だ婚約者がおらずそのまま当主の事を学んでいたので、ある程度の引き継ぎが終わったその後に結婚していた。

 しかし今回は相手がネメシアなのでディアンドロもそのまま当主として立つことになりネメシアは侯爵夫人として立ち回らなければならず彼女としては出来ればこれも避けたかったので巻き戻りを渋っていたがディアンドロの暴走が危険な気がした精霊はネメシアの希望を確認せずに皆の記憶をそのままにして巻き戻してしまっていて、今回は精霊も彼女が健康で皆が普通に生活出来たらという条件で巻き戻しを行ったのでネメシアの魔力が相変わらず豊富でも安定していたために逃げられず、諦めるしかなかったのは健康でも複雑で悩ましいところだった。



「まぁ確定だし焦る必要もないか…」


「わかりませんよ?」



 一応含ませる話し方をするネメシアを見てディアンドロは少し考えて口を開いた。



「あぁ姉君の事を話してるなら絶対に阻止するからね。私はネメシアだからこの話を受けたのであって姉君は認めない!」



 強い意志はその目にも現れていた。

 そして再び応接間に戻り監視役はかなり危うかった事も包み隠さず話すと彼の両親は眉をピクリと動かしていてネメシアはかなりご立腹なのを察したがやらかした当の本人の彼は全く気付いてなさそうだった。


(あぁ…なんだか気苦労が…なんでこんな巻き戻り方を…)


 内心では精神的に既に疲れてしまい既に帰りたくなっていたが体力もあるので逃げられず、これはこれで困った。



「それで?もう決まりですよね?」


「まぁそうだが…ネメシア嬢の気持ち次第って事で纏まった」


「え?それなら私が好きだから大丈夫ですよ」



 思わず『一体その自信は何処から来るの?』と尋ねたくなるほどの視線を皆から向けられても彼は平然としていてそんな彼を見ながら断ると余計に面倒な気がした彼女は困りながら頷くしかなかった。



「…ディアンドロ様と仲良くさせて頂ければと…宜しくお願いします」


「ネメシアさん?無理しなくていいのよ?」



 流石は女性といったところか…エルシアレネーが息子の暴走に対してネメシアが気を遣っている事をすぐに察してくれたのは有り難いが、ネメシアは先程の拗らせ具合を思い出してここで離れたらこの先でかなり自分が苦労しそうな気がしていた。



「いえ、このように好意を向けられるのも有り難いことですから…」


「そう?暴走して困ったらすぐに話してね」


「有難うございます。頼りにさせて頂きます」



 心強い申し出を即答で受けると彼の表情は何故か拗ねていた。



「私はネメシア嬢だから抑えが利かないだけですからね」



 堂々と公言した斜め上の発言により彼の両親はまたもや眉がピクリと動いていたがネメシアは見なかった事にした。



「…ディアンドロ、後程お話があります!」


「…はい」



 彼はエルシアレネーの圧に負けて頷くと少し大人しくなった。

 この時のネメシアは彼の様子を見て絶対に彼女を頼る事にした。

 それから彼は監視の目を誤魔化したりしながら暴走してエルシアレネーの監視を躱してはネメシアを疲弊させて、オーロラは嬉しそうに妹に寄り添う彼を見てネメシアに嫉妬して腹立たしそうにしていた。







「ネメシア!私と代わりなさい!」


「…」



(代われたら代わってるけどなぁ…何故それを彼に言わないの?その前に…お姉様そもそもの話で貴女さえしっかりしていれば…)


 オーロラがネメシアの部屋に来て怒鳴り始めたので彼女は更に困った。

 二人の様子を見ながらレベックは静かに退室するとすぐに誰かを連れて来ていた。



「まぁ!オーロラ。はしたないわよ!ネメシアよりもまだまだ遅れている貴女はもっとしっかりとしなければならないのに…嫉妬をする暇があればやるべきことに集中なさい!」


「で、でもお母様…」


「貴女はいつまでも甘えてはなりません!この家の後継ぎとなる婚約者と仲良くなさい!」


「そんな…」



 やはり記憶があるからか彼女はドラニエの毅然とした態度に戸惑いを見せていてドラニエの言動もやはり記憶があるように思えた。

 しかし皆が元気になる未来ではオーロラは別の人を婿に迎えなければならなかったのだがディアンドロが好みの彼女にとって彼は頼りになる存在だと感じていたのでここで新たな異性に向ける感情は持ち合わせてなかった。

 だがそんな頑なな態度を示していた彼女にも変化が訪れた。



「まぁ、なんて素敵なお方…」



 今までは気分屋のオーロラの覚えの悪さで顔合わせがままならなかったが、なんとか形になったので初顔合わせを済ませると彼がオーロラの好みだったので出会ってすぐに一目惚れした。

 そして彼に寄り添うようになるとディアンドロ達もやっと落ち着いたと思ったのだが…彼は何時までもネメシアに対してのみ暴走していてエルシアレネーが付けた監視に見付かり次第すぐに嗜められながら賑やかに過ごしていると気付けば結婚式を迎える頃になっていた。



「…今日が一番緊張する…」



 結婚式の当日。彼は緊張でその表情も少し強張りとても固くなっていたが彼の中ではこの日に最愛の人を失ってばかりで未だにトラウマとなっていたのだった。

 本人の不安を余所に式は恙無く終わりお披露目も終わると初夜となった。

 巻き戻りは無いと言われてもトラウマからの不安が先に立ち、彼女が無事である事を確かめるために寝室に急いだ。



「よかった…」



 彼女が寝室のベッドに腰掛けて待機していたので一気に力が抜けて彼女に抱き付いた。

 震える声で告げられたこの一言で彼が何を気にしていたのかを察した彼女は困った顔をしていた。



「もう…いなくならないで…」


「今回は私も体が健康な状態に戻ってるので消える必要もないみたいですよ。

 実は巻き戻りの(たび)に体が弱っていくと大体この日が限界だったから魔力が勝手に溢れて体が付いていけなかったの。

 でも今はしっかりとそのバランスは保たれてるし問題はなさそうよ」


「うん、よかった…本当に…」



 その後は無事に初夜を終えた。

 そして巻き戻りという特殊な事にならなければ普通に初めて一緒に迎えていたはずの朝を迎えた。

 彼は昔の夢を見て目が覚めると慌てて起き上がり、隣から規則正しい寝息を聞いて彼女が隣にいた事に安堵して涙が溢れていた。



「…よかった…君とやっと…」



 出来るだけ起こさないように優しく髪に触れながら彼は幸せを感じていた。

 精霊の話の通りこの後も巻き戻る事はなく皆がやっとそれぞれの幸せを掴み最後まで終えるとネメシアは精霊達の元へ戻って行き、オーロラは精霊の言葉通り何度もやり直した事でネメシアと役割が入れ替わり背負うことになった自分の罪を素直に受け入れて今後は何度も生まれ変わりながら償う事になり自分の道へと旅立ちそれは伯爵夫妻も同様だった。

 精霊の話の通りディアンドロは既に何も無いので道が開けていて好きに進む事が出来たのでゆっくりと選ぶ事にした。






ここまで読んで下さった皆様有り難うございました。

とりあえずこれで完結となります。

誤字報告有り難う御座いました。確かに確認すると違和感がありました。この機能で訂正するのは初めてなのですがこれはかなり助かります。

最近スマホの変換機能がおかしいので出来るだけ注意していたのですが…今後も出来るだけ誤字の無いように気を付けます。

今回のテーマはカルマにしてみました。

カルマとは良くも悪くも行動する事らしいです。

それをファンタジーでかなりザックリで落としてみました。

ネメシアについては結婚後にディアンドロの溺愛でお疲れ気味ですがずっと辛い目に遭っていたのでこれくらい甘い人が良いのでは?と思い彼女の思い描く幸せとは違っていてもそれなりに幸せな結末を迎えた形にしてます。

最後までお付き合い下さって有り難うございました。

画面下部に御座います☆もポチッと頂けると有り難いのでそちらも宜しくお願いします。

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