二話
また投稿できる暇があったぜ!
学校が終わり、放課後
俺と蒼井と皐月はとある教室に来ていた
『多目的室3』
この教室は基本的に来る機会が全然ない西校舎という普段使っている後者の少し離れた場所にある
ただでさえ西校舎には人が来ないというのにそこの最上階の端にあるものだから学校側ですら存在を忘れているのか清掃が全然行き届いていない
そんな教室の立て付けが悪いせいでガタガタというドアを力ずくで開けると
そこにはゲーム機やボードゲームが転がっていた
俺と蒼井と皐月が持ってきたPF5や天民堂スウィッチなどのゲームかある
当たり前だが学校にゲーム機などを持ってきてはいけないが、夏休みを使ってこっそり持ってきた
Wi-Fiは西校舎専用の奴を拝借している
「それで、今日何やる?スマッシュシスターズ?それともシスマトゥーン?」
蒼井が何をするか聞いてくる
「とりあえずスマシスやろうぜ、前回の屈辱を晴らす」
そう意気込みながら俺は天民堂スウィッチの電源をつけた
〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜
結果は僅差で俺の負けだった
あそこの崖下でメテオ決められなければ勝ったのに............
自分の敗因を思い出し、溜め息をつきながら帰路を辿っていくと、ふと、横の脇道が気になった
この時はただの好奇心でその道を選んだ
だけど、それがアイツと出会うための物だとするならば
ーーー陳腐な言葉で、『運命』とでも言うのだろうか
~#~#~#~#~#~#~#~#~
何時もと違う道に入り回りを見ながら帰っていく
家の方角は分かるから、その方角どうりの道に進めばいつか家には着ける
どんどん進んでいくと当たりはもう暗くなり、電灯がポツン、ポツンとしかおいてないこの道は、かなり薄暗かった
そんな道を進んでいると、後ろから足音が少しずつ聞こえてきた
こんな薄暗くて、車通りも少ないような道を通ってくる人なんかいるのかと失礼な事を考えていると、ソイツは自分から話しかけてきた
「ーーねぇ、そこのお兄さ........ん?お姉さん?..........まぁどっちでもいいんだけど」
何?、と俺が後ろに振り向くと
紅い眼が一瞬キラッと光り
「今日、家に泊めてくれないかい?」
自信満々に、まるで断られる事何てはなっから考えていないように聞いてきた
もちろん、並大抵の人ならここは断るだろう
俺ももちろんそんな中の1人なので
「.............やだよ、てかなんで初対面の人を家に泊めなくちゃいけないんだ?」
バッサリ断った、疑問とともに
目の前の黒髪でとてもとても紅い目をした少女は、疑問符が頭の上に浮かんでいるのではないかと錯覚するほど疑問に満ちた顔でポカーンとしていた
「...............あの、もしかしてこれ、効いていない?」
もう一度紅い目がキラッと光った
「...........お前、俺に何かしたのか?」
そう問い詰めるが目の前の少女は頭を抱え込んでしまった
ぶつぶつ何かを喋っているがこの距離では聞き取れない
俺がこの頭抱え込んでいる少女に近づこうとした時
ーーいきなり、土下座をしてきた
それはそれは、とても綺麗な土下座だった
「僕をどうか、貴方様の家に泊めていただけないでしょうか!?」
「........................................................................何言ってんの、お前」
俺は、凄まじく、この道を通ったことを、後悔するのだった
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