詩 仮想世界クロスワールド
虚ろな現実に蓋をして
鮮やかな幻想の扉をあける
胸に開いた穴 埋めて
目の前で 羽のはえたうさぎが跳ねている
この世界 重力どうなっているのかな
「体が軽い」
明日に色を付けるなら どんな具合?
模様を付け足すなら きっと複雑
将来なんてまだ分からないけれど
今が 充実してるから
「ずっとここだけを見つめてる」
「ストーリー」
まるで本物の異世界に紛れ込んだみたいだ。
僕はその仮想世界に降り立った時、そう思った。
その時は思わなかったんだ。
まさか、本当にその仮想世界そっくりの異世界に行くことになるなんて。
その世界はきっと、僕の胸に開いた穴を埋めてくれる。