福島
この小説は、作者がネットを使用し書いた小説です。
参考とした記事が古い物も使用している為、現在その場所がどうなっているかは作者自身認知しておりません。
この小説で皆様が少しでも元気になってくだされば幸いです。
『福島〜福島〜です』
幼馴染「もう新幹線での移動ばっかりだね」
俺「仕方ないだろ、一県だけ移動する飛行機が無いんだ」
幼馴染「ふ〜ん、それじゃあいつも通り駅の観光案内所に行って決める?」
俺「いや、今回は行ってみたい所があってな。そこに行こうと思う」
幼馴染「いいじゃん!で、どこなの?」
俺「それはいわき市にあるんだ」
幼馴染「それじゃあなまはげ館みたいにバスで?」
俺「あぁ、新幹線とバスでちょっとだ」
幼馴染「あー、ならなんで福島駅で降りたの?」
俺「なんとなくだが?」
幼馴染「えぇ……」
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俺「………お〜い、着いたから起きろ〜」
幼馴染「んん……着いた?」
俺「ちゃんと着いたぞ」
幼馴染「あのー、ちょっとって言っておきながら3時間も経ってるんですけどー」
俺「今までに比べたらちょっとだろ?」
幼馴染「それだったら海外に移動してもちょっとって言えちゃうよ」
俺「イヤイヤーソンナコトハナイゾー…サァイコウ!」
幼馴染「はぁ…は〜い」
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幼馴染「あ!カワウソだ〜可愛い〜」
俺「ユーラシアカワウソって言うユーラシア大陸全土の水域に生息してニホンカワウソの亜種または独立種とされてる動物らしいぞ」ネット調べ
幼馴染「じゃあニホンカワウソと兄弟になるのかな?」
俺「独立種ともされているからどうなんだろうな…そろそろ行くぞ」
幼馴染「はーい…って結構オシャレな建物だね」
俺「付近は工場が多かったから目立つだろうな」
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アクアマリンふくしま 4階
幼馴染「わぁ……森の中にいるみたい………」
俺「ここ屋内なのにスゴい自然感があるな…お、川魚だ」
幼馴染「透明な板のおかげで水中にいる魚が綺麗に見える!」
俺「次は海獣がいるエリアだな」
幼馴染「怪獣!?…ご、ゴ〇ラとかいるの?」
俺「怪獣じゃなくて海獣な、アザラシとかの事だ」
幼馴染「アザラシってそんな恐ろしい名前が付いてたんだ…」
俺「まぁ海にいる獣って事だろうから別に恐ろしくは無い気がするんだけどなぁ…」
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アクアマリンふくしま2階
幼馴染「大きい水槽だぁ!」
俺「なんか見た事ない海草が沢山あるな…なんだコレ?連なったブイみたいな見た目してるな」
幼馴染「ねぇねぇ!イワシの群れがいる!」
俺「おぉ、今まで映像とかでしか見て来なかったけどコレはいいな………お、ちょっとこっち来てみ」
幼馴染「ん?何何……!水中トンネルだ!本当に水中にいるみたい!」
俺「コレはスゴいよな…さっきのイワシも上に見えるし」
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俺「あっと言う間だったな」
幼馴染「他の水族館と違った所がいっぱいあったね!魚達がスゴい自然な感じだったし」
俺「だけど魚だけじゃなくて動物も展示されてるのに少し違和感を感じたけどな」
幼馴染「……あ、そういえばここってどうやって知ったの?」
俺「ん…それはホテルのテレビでやってるの見て「行ってみたいな〜」って思って」
幼馴染「そんな単純な理由なの?」
俺「うん。………てかこの旅始めたのもなんとなくだけど」
幼馴染「もうやだ家帰りたい……」
俺「帰っても親いないと思うけどな」
幼馴染「んん?」
俺「多分俺達と同じく旅行中だろ」
幼馴染「な、なんで私のいなかった時にそんな事に?」
俺「いや、「コレで夫婦水入らずごゆっくり世界旅行でも」っと福引きの旅行券渡しておいたから」
幼馴染「………」
俺「ちゃんと空港まで送っておいたから今頃ヨーロッパとか満喫してるんじゃない?」
幼馴染「………」
俺「お、おい…大丈夫か?」
幼馴染「…こうなったらお父さんお母さんが行った世界旅行よりも国内旅行満喫してやる!」
俺「吹っ切れたな…(こうなったの俺のせいだけど)」
幼馴染「行くよ俺君!」
俺「あっはい」