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秋田

この小説は、作者がネットを使用し書いた小説です。


参考とした記事が古い物も使用している為、現在その場所がどうなっているかは作者自身認知しておりません。


この小説で皆様が少しでも元気になってくだされば幸いです。


※今回の話は秋田弁が出てきますが作者は関東民ですので一部作者が理解出来ず標準語に直されている所があります。ご了承下さい。

秋田駅


幼馴染「やっと着いた〜」


俺「そうか?北海道から青森に行く時よりは短いだろ?」


幼馴染「そうだけど…あの時は寝てたから」


俺「まぁ今回も観光センターに行って何があるか聞いてくるか」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


幼馴染「なまはげ館にいこう!」


俺「だけど秋田駅からは少し遠いぞ?」


幼馴染「それでも行く!」


俺「分かった、それじゃあ行くぞ」


幼馴染「はーい!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


なまはげ館前


俺「おーい、着いたぞー」


幼馴染「ちゅかれた……」


俺「行きたい言ったのお前だろ」


幼馴染「ずっと座ってるのも疲れるのよ」


俺「まぁそれは認める。だけど今はバスを降りてなまはげ館に行くぞ」


幼馴染「はーい」


ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー


幼馴染「見て!おみあげが売ってる!」


俺「途端に元気になったな」


幼馴染「私これ欲しい!」キラキラ


俺「分かったから、あまり荷物にならない様にな」


幼馴染「分かってるって…すいませんこれ下さーい!」キラキラ


ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー


俺「最初は男鹿の風土や、歴史について知れるエリアらしいな」


幼馴染「この船一本の丸太で出来てるんだって!昔ってこんなに大きな木があったんだ」


俺「お、次のエリアにはなまはげ変身コーナーがあるらしいぞ」


幼馴染「え!?ナマハゲになれるの!行く!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


幼馴染「じゃーん!どうだ!」ババーン


俺「お面重くないか?」


幼馴染「それより視界が狭い…これで家を周ってるのがスゴいって思う」


俺「どうせだし写真撮るぞー…はいチーズ」


幼馴染「悪い子いねがー!」ブンブン


俺「動くな動くな、写真がブレる」


幼馴染「はーい」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


幼馴染「わぁ!なまはげが勢揃いしてるー!…ねぇ、ナマハゲって赤と青だけじゃなくて色々個性的なのがいっぱいいる〜」


俺「どうやら今のなまはげは観光地化に伴って定着したやつらしいな」


幼馴染「へぇ〜それじゃあ元々はこの展示してあるなまはげが本物?なんだ」


俺「どちらも本物だけどな」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


俺「ここ男鹿真山傳承館ではなまはげを擬似体験出来るらしいぞ」


幼馴染「そっか、私達は秋田県済みじゃ無いからナマハゲは来ないんだね」


俺「そろそろ始めるらしいから早く入るぞ」


ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー


解説「ナマハゲさんの事について説明致します


なまはげと言う名の由来は「なもみ」と言う冬に仕事をサボっていろりの火に当たっている怠け者に出来る「赤い火跡」の事で、一年に一度その怠け者凝らしめる為に山の神様の使いである「ナマハゲ」がその「なもみ」剥ぎ取りに来ます。


なまはげはその「なもみ剥ぎ」が鈍って生まれたとされています。


そしてナマハゲは「山の神様の使い」ですので「ツノがありません」ここ秋田には70以上の集落がありましたので色んなナマハゲさんがいます。これからやる真山地区のなまはげは3人1組で行動していて、1人が先立ちで残り2匹がなまはげさんです。先立ちさんはこれから行く家に不幸やお産があったか、病人がいるか。特に申し出があるかを確認しに行く人です。それらがあった場合はナマハゲさんは家に入れ無い様になってます。」


幼馴染「ちゃんと決まってるんだね」小声


俺「ナマハゲにそんな役割があったとは知らなかったな」小声


解説「それでは開始致します」


先立ち「おばんです、なまはげ周って来たんだけど入っても良いですか」


家主(解説)「あぁどうぞ入ってくれ」


〇〇「「う゛う゛う゛う゛う゛う゛が゛が゛が゛が゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」」バンバンバンバン


ピシャ!


俺・幼馴染「「!?」」


ナマハゲ「「う゛う゛う゛う゛う゛う゛が゛が゛が゛が゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」」ドンドンドンドンドン


ナマハゲ「「悪゛い゛子゛は゛い゛ね゛が゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!゛!゛!゛!゛」」


家主「ナマハゲさん、ナマハゲさん。どうか一休み頂いて」


ナマハゲ「そ゛だ゛な゛、゛一゛休゛み゛す゛る゛か゛ぁ゛」


ナマハゲ「「う゛う゛う゛う゛が゛が゛が゛が゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」」ドンドンドンドンドンドンドン


家主「どうぞ、一杯どうぞ、なまはげさんに飲んで貰おうと特別「あきたこまち」で作った酒です」


ナマハゲ「あ゛き゛た゛こ゛ま゛ち゛で゛作゛っ゛酒゛か゛ぁ゛通゛り゛で゛美゛味゛い゛訳゛だ゛


……所゛で゛子゛供゛が゛見゛当゛た゛ら゛な゛い゛ん゛だ゛が゛何゛処゛さ゛い゛っ゛た゛?゛」


家主「さぁ?部屋で勉強でもしてんじゃないんですか?家の孫は家に帰って来れば宿題もちゃんとするし親の言う事をよく聞く出来た子供らで」


ナマハゲ「本゛当゛か゛?゛こ゛こ゛の゛孫゛、学゛校゛さ゛行゛け゛ば゛先゛生゛の゛言゛う゛事゛一゛つ゛聞゛か゛な゛い゛と゛聞゛く゛ぞ゛……親゛父゛か゛ら゛ち゛ゃ゛ん゛と゛言゛わ゛な゛い゛と゛駄゛目゛だ゛ど゛」


家主「はい。分かりました」


俺「学校の事とか全部お見通しなんだな」小声


幼馴染「スゴいよね、どうやって見てるんだろう?」小声


ナマハゲ「「う゛う゛う゛う゛う゛う゛が゛が゛が゛が゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」」ドンドンドンドンドン


ナマハゲ「お゛、゛勉゛強゛ち゛ゃ゛ん゛と゛し゛て゛る゛か゛?゛」


俺「!?、ハイ!ちゃんとしてます!」


幼馴染「ぷっww声裏返ってたねwww」クスクス


ナマハゲ「ち゛ゃ゛ん゛と゛い゛い゛子゛し゛て゛る゛か゛?゛」


幼馴染「!?、は、はい!!」


俺「おいおい、ちゃんといい子にしてるかってwwww」


幼馴染「もう!笑わないでよ!!」


ナマハゲ「そ゛ん゛じ゛ゃ゛あ゛来゛年゛又゛来゛る゛か゛ら゛な゛!゛」


ナマハゲ「「う゛う゛う゛う゛う゛う゛が゛が゛が゛が゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」」


ピシャ!


解説「……いかがでしたか?この様にしてナマハゲさんが大晦日に家を周っているのです。


そしてナマハゲさんが戸などを叩いたり大きな声を出したりして家にいる悪霊だとかを追い出して新しい神様を迎える事が出来たり


ナマハゲさんが落としていった稲葉には神様が宿っており身に付けておくと御守り代わりになるそうで「頭が良くなる」「風邪を引かない」とか言われています。


本日はありがとうございました。気をつけてお帰り下さい」


パチパチパチパチ


俺「なんやかんや面白かったな」


幼馴染「そうだね!特に俺君の声が裏返った所とか時にww」


俺「お、そう言うならお前が油断してキョドった所が俺は一番笑えたな!ww」


幼馴染「それは言わないでー!!」


俺「そんじゃあそろそろ秋田駅に戻るぞー」


幼馴染「むぅ……はーい」

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