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神殺しの異世界勇者  作者: 紫櫻 夜霧
3/6

勇者

主要メンバーが出ます。あと数話出したら登場人物紹介を挟むので、今はなんとなく見てくれたらいいです。

 ――被害、気絶7名。逃亡22名。戦意喪失31名。瓦礫による怪我人4人。


 結構人数が居たんだな。全部殺せば0だから気が付かなかった。


 「ここはどこだ?お前等は…人間か?」

 「ここは、グラスブルー国の王城、祭壇の間です。ここに居る者は、皆人間ですよ」


 金髪の少女が丁寧に答える。ふわりと浮かべる笑顔から、目を背けながら続ける。


 「そこのは王様?聞いたことない国なんだけど?そこの男は何者だ?」

 「ふぇ…えっと…。はい、あの方はグラスブルー国、国王です。あの、世界3大大国の一つである我が国を知らないのですか…?もしかして、異世界から来た、とか…。空からなんてそれしか……。それなら…」


 あーあ…。自分の世界に入っちまったな、これ。どう聞いても独り言だし。


 「…今ここで、勇者送迎の儀式をしていたのです。そして、気にしている彼は勇者の一人、「音の勇者」です」


 さっきまで黙っていたおっさんが、金髪少女の後を引き継ぐ。音の勇者とやらは、微笑んで小さく手を振ってきた。うざい。


 「勇者ぁ?」

 「はい。私は「文字の勇者」に選ばれた、ヴィル=ハーケル、と言うものだ」

 

 蒼銀の髪に蒼の目をした、賢そうなおっさんだ。話の様子だと勇者は沢山いて、その内の文字…。見た目通りだな。


 「俺!俺はディアン=ロワ。「剣の勇者」らしいんだ!よろしく」


 笑顔で握手を求めてきた、金髪赤目で美しい剣を腰から下げている緩衝材…、もとい青年。なぜか瞳を輝かせている。こっちみんな。手を握ろうとするな。殺すぞ。


 「いいタイミングかしら?私はレア、レア=ダランベル。「錬金の勇者」よ」


 ディアなんとかを殴り飛ばしたところで、アルビノカラーが話しかけてくる。大人っぽいが、多分俺より年下。


 「フィフィリア=レイ=グラスブルーです!「色彩の勇者」でs」

 「わたしはマオ。「獣の勇者」」

 「…「音の勇者」、だよ」


 金髪虹目少女を遮るように、灰髪赤目のケモミミ少女が喋った。獣耳…本物か?と言うか尻尾が2本あるな。

 さりげなく名乗ってないやついるし。どうでもいいけど。目を引く色だな…。

 音の勇者は、基本は白、毛先が紫、天辺と白紫の間が黒。と言う、どうやって生えてんだと思う、長くうねる髪をしている。瞳は右黒紫、左蒼のオッドアイ。「色彩」の瞳を除けば、誰よりも目立つ色…。

 

 と言うか…。


 「…なんで自己紹介?それも勇者の」


 黙って聞き流していたら終わったようで、湧いて出た質問を口走る。


 「それは!貴殿が「異世界の勇者」だからである!!」

 「あぁ…?」

 「ぶくっ…」(泡吹いて失神)


 暑苦しく熱弁してきた王様がうざかったからガン飛ばした。気絶された。

 

 王様ぁー!と言う鎧(この流れだと騎士なんだろうな)を無視して「色彩」を睨む。


 「あ…。この世界で有名なお伽噺に、異世界から来た人が勇者となって、旅に出る話があるのです。他の勇者も、お伽噺と同じ力を持った人が、勇者に選ばれるのですよ」


 お伽噺絶対主義か。かったるい。と言うか異世界から来たなんて決まってるわけじゃないし。おい俺見て笑ってんじゃねぇよ、「音の勇者」。


 「とりあえずの事は、理解出来ただろうか?それなら、次は君の話す番だよ」


 音の勇者の目を睨む。…逸らされない、穏やかな瞳。

 

 …ため息を一つ落とし、俺は、俺の話を始めた。

_(:3」∠)_

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