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〔閑話〕優しい…… ちょっと変なお姉さん 

ユキの時にやりたかった… 閑話を、マナで書き直しました。


わたしのこの世界での名前は、この新世界では【マナ】……


学校のクラスメイトの友達が、このゲームの話題で楽しそうに話してくれたのが切っ掛けで始めました。


小学生の私には手の届かないお値段でしたけど…… お父さんとお母さんが両方のお祖父ちゃんとお祖母さんに話して、みんなでちょっと早めの誕生日プレゼントにしてくれました。


みんな! ありがとう❤


最初の内は…… 本当の別世界みたいな感じで、妖精になって魔法を射ったり、知り合った人達と冒険したり…… 物凄く、楽しかったよ♪


だけどね…… 楽しい時間は、終わってしまいました……


操作にもなれて、友達を探しに王国を目指そうかなって思った頃に、イベントが発生したので…… ここで参加する事にしました。


イベントは…… 有名プレイヤーの自宅防衛兵さんが人魚さん達と大活躍!


私も魔法でクラゲを倒して、参加賞とちょっとした景品を貰えました。


その景品で当てた【妖精の衣】などを、PKで奪われ…… 絶望した私を、そのPK達を倒した人達が一緒に行こうと誘ってくれました。


私は…… もう一度だけ、この新世界でがんばる事にしました!


私を誘ってくれた人達は…… おじさんと鬼のお姉さん、魔族のお姉さんと狐のお姉さんに猫の女の子でした。


「妖精なら、カナエちゃんが一番詳しいから、カナエちゃんに教わると良いわよ♪」


「はい、よろしくね? カナエちゃん」


「「「プッ、アッハハハ…」」」


「えっ、えっ? えっ!?」


「ごめんごめん…… 一応、教えるとカナエちゃんは、俺達の中だと俺を除けば、一番歳上だからね」


「そうなんですか!? ごめんなさい」


「私は気にしてないんだけどね。マナちゃんと同じくらいの子達も、クランにいるから…… 一応ね♪ じゃあ、行こうか?」


「は、はい、改めて、よろしくお願いします。カナエさん」


「うん♪ 先ずは…… 課金ショップかな?」


カナエさんは、猫の獣人さんなのに妖精のスキルに詳しく、色々教えてくれました。


「マナちゃんは…… 支援タイプみたいだね。ジョブで言えば…… 僧侶系か~エンチャンターかな?」


「後衛職と呼ばれる感じですね…… つまり、前に出るなと……」


「今はね♪ 装備とスキルで、どうとでもなるよ! この世界は…… なんでもできる! なんにでもなれる! だからね」


「!? は、はい!」


「元気出たね。どうなりたい?」


「妖精でも、ちゃんと戦える様になりたいです!」


「じゃあ、先ずは…… 妖精のユニークスキルを覚える為に、初期スキル増やそうか?」


「初期スキルですか?」


「そう、初期スキル。種族初期スキルを育てるとユニークスキルを覚える事があるの♪」


「そうなんですか!?」


「とりあえずは、【妖精の粉】と【フィールド】を覚え様ね。そう言えば、マナちゃんはサポートユニットいる?」


「います…… けど、PKされた時に私をかばって機能停止になっちゃいました……」


「そのぬいぐるみが…… そうかな?」


カナエさんが、私の肩掛け鞄のレッサーパンダ型の【レンダ】を指差す。


「そうです。よくわかりましたね? 他の人は解らなかったのに?」


「さっき話したクランの子達の一人がね。ぬいぐるみ型のサポートユニットを連れてるの。可愛い熊型よ」


「くまさんですか?」


「そう、テディなね…… ねぇ~マナちゃん、その子…… 私が直して良いかな?」


「直せるんですか!? お願いします!」


「よし、次はPKなんかに敗けない! 強い子にしてあげるからね♪」


「えっ!? あの…… その…… ほどほどで、お願いします…」


課金ショップまで、カナエさんが…… やっぱり基本は、ま○ん○ーかなとか三体合体がどうのこうのとか、言っていたけど…… なんの事だろ?


「着いたけど…… マナちゃんは、ちゃんと戦える様になりたい。と言ったけど、どんな風に戦いたい?」


「どんな風に…… 弓矢で戦いたいです。PKに殺られたので、殺り返したいです」


「解った。じゃあ、【妖精の粉】と【フィールド】と【弓術】のスキルをプレゼントするね♪」


「えっ!? そんな、悪いです……」


「いいのいいの♪ 前に救済での課金ポイント貰ったままだったから♪」


「でも……」


「実はね…… もう買っちゃったんだ♪」


「え~!?」


「はい、これね…… 次は装備だね! じゃあ、行くよ~♪」


「も~カナエさん、待って下さい」


「はやくはやく♪」


結局…… スキルと装備を、カナエさんがプレゼントしてくれました。


「服や防具は千鶴ちゃんが用意中だから、武器と装備はスキルの練習用だよ。クランのみんなに紹介したら、ちゃんとしたの作るからね♪」


「はい、カナエさん…… ありがとう。私、がんばります!」


「うん、無理しない程度で、一緒に頑張ろうね♪」


ありがとう…… カナエさん。


私の優しいけど…… ちょっと変なお姉さん。



次は… カナエが海に出る…かも!?


ご意見、ご感想をお待ちします。


後…


誤字脱字報告、文章とストーリーの評価も、お願いします。

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