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リン達とヒーロー 新たなヒーローの誕生!?


「スゲェ~! 城が戦艦になって…… ドッバ~ン!って」


「今の内に、負傷者下げるよ! エン!シュウ!お願い」


「まかせろ! シュウ、守るぞ!」


「おう!」


「わたしも…… 氷で守る!」


「おう、頑張ってるか? リンの嬢ちゃん達に坊主共」


「カルジお爺ちゃんに千鶴お姉さん! こんにちは!」


「「「「こんにちは!」」」」


「はい♪ こんにちは! エン君にシュウ君、凄い頑張ってるわね」


「「はい!」新装備のおかげです」


「この刀が使いこなせる様に頑張ってます」


「カナエの嬢ちゃんが材料を用意して、テッシンが鍛えた…… 刀か? テッシンの奴…… 腕を上げたな。あの城戦艦とこの刀…… 益々カナエの嬢ちゃんの材料が欲しくなるな」


蒼のギルドの人達が、プレイヤーさん達を連れて合流しました。負傷者達を護衛しながら後退するみたいです。


「嬢ちゃん達はどうする? 一緒に後退するか?」


「私達は……」


「俺達は護衛した事無いからな…… どうする?」


「残る? 護衛するにしても、やった事が無いから…… 邪魔にならない?」


「モンスター退治の方が楽そうだよな?」


「残ろうよ。敵を倒せば…… 後退の援護にもなるよ」


みんなで残る事にしました。モンスター退治…… 頑張ります!


「みんな…… 命を大事に!だよ?」


「「「「はい!」」」」


 ・

 ・

 ・


やられた…… 何時の間にか、私達は孤立していた。


「くっ、気を付けろ…… 囲まれてるぞ!」


「このゴブリン達…… プレイヤーだ!?」


「ヒッヒャハハハ、ガキ共! 良い武器持ってるじゃねか? 選びな…… 素直に渡すか、奪われるかだ!」


「「「ヒッヒャハハハ」」」


ゴブリン達の他にオークも見える…… プレイヤーだ。ただでさえ醜い顔で不気味に笑っている……


「誰が、お前らなんかに渡すか!」


「「「「そうだ!そうだ!」」」」


「このクソガキが! 大人に対する礼儀を教えてくれる!」


「ガキ共を躾だ!」


「身体に叩き込め!」


「じわりじわりと躾て「『クラッシュブレイク!!』」ふぇぶ!?」ドッゴ~ン!


リーダーぽいゴブリンがバイクにぶっ飛ばされた!?


「子供虐めは、許さん!」


「「「「「ヒーローさん!?」」」」」


「ギ、ギャー! 仮面のヒーローが出た!」


「逃げろー! このヒーロー、子供の敵に容赦無しだ!」


「『逃がさん!』悪い奴は、居ないか? 子供虐めする奴等は、何処だ!」


「来た!? ヒーヤー逃げろ!」


「いっやァァァー! 来る! 来る!」


「もうしません。だから、助けて~」


「そう言った子供達を…… お前等はどうした? お前達に慈悲は…… 無い!!」


「「「「「ギ、ギャァァァァァァァ……」」」」」


逃げ惑うオークとゴブリン達を…… 追い回すヒーローさん! その姿は…… 鬼の様でした……


オークとゴブリン達を殲滅させて、ヒーローさんが戻って来た。


「そのバイク…… ジノさん?」


「「「「えっ!?」」」」


「しー…… ないしょだよ」


私達は、口を手で押さえて頷いた。


「レオンの依頼で帝国の作戦を掴んでね。報せに来たんだよ」


「帝国の作戦?」


「帝国は何かするんですか?」


「うん、帝国側に付いたプレイヤー達がモンスターを連れて転移した後…… 巨大ロボットと巨人達が転移して来る。それが帝国軍の本隊で帝国勇者達だよ」


「まだ、いっぱい来るの?」


「たいへん! 報せないと」


「レオン達には報告したし、カナエちゃんのアレで…… 帝国の転移陣も減ったみたいだから。依頼を果たすよ」


「「「「「依頼?」」」」」


「みんな、【熊ブレスレット】着けてる?」


「あっ、俺…… 着けてないです」


「持ってるよね? 今すぐ着けて!」


「は、はい!」


シュウ君が、焦りながら【熊ブレスレット】を装備する。


「みんな、ちゃんと着けたね?」


「「「「「はい!」」」」」ピッピッ!ピッピッ!


「うわ!なんか鳴ってる!?」


「みんな、光ってるボタンを押して」


ピッ!『みんな! 聞こえる?』


ボタンを押すと…… ブレスレットの上に小さなカナ姉さんが現れた!? その姿は…… 軍服で何故か、顔に熊のお面を着けていました。


「カナエさん…… その格好は……」


『この姿の時は【べあー司令】と呼んでね。この【熊ブレスレット】の隠された機能を説明するね。ピンチになったら……【もうじゅうチェンジ!】と叫びながら熊の鼻を押しなさい。変身するから!『べあー司令! 帝国の増援です!』みんな、敵が来るよ! ヒーローさんもよろしくね。がんばれ!負けるな!【もうじゅう戦隊クマカジャー】!』ピッ!


「「「「「えっ!?」」」」」


「へ、変身って……」


「べあー司令って、なんだよ! ふざけてるのか?」


「どうするの?」


「変身……♪」


「カナエさんの新装備♪」


「みんな、敵が来るぞ!」


現れた帝国側のプレイヤーとモンスターの大軍…… その中に見覚えのある人達がいました。私を捕まえようとした帝国勇者の仲間と…… お姉ちゃんでした。


「そこにいるのは、リンじゃない?」


「お姉ちゃん……」


「アニタの妹? そっちの二人は私の弟と妹かしら?」


「姉ちゃんか?」


「お姉ちゃん?」


「ナツハの弟と妹なら、もう一人は、私の弟だね?」


「姉さん……」


「リン! 丁度良いから、私達と悪の王国倒しましょう♪」


「「「「「悪の王国!?」」」」」


「そう、元王様の皇帝様と勇者様を追い出した。悪いお姫様の王国を倒すの! そしたら王国で有名な【冒険屋】を貰うんだ♪」


「「「「「えっ!?」」」」」


「ごはんがうまいので有名なんだよね?」


「売ってる装備も凄いんでしょう? 貰ったら装備あげるね」


「お姉ちゃん……」

「姉さん……」

「姉ちゃん……」

「お姉さん達……」

「お姉ちゃん達は…… 敵!」


「「「えっ!?」」」


「「「「「私達(俺達)の敵だ!」」」」」


リン達は【熊ブレスレット】を翳したのだった!!



次は… 新番組!もうじゅう戦隊クマカジャー…にご期待下さい!?


ご意見、ご感想をお待ちしてます。


後…


誤字脱字報告、文章とストーリーの評価も、お願いします。

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