迫る邪神凶星イベントに…… 動き出すそれぞれ?
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「おら~い、おら~い、はい! ストップ!」
襲撃を撃退後のフェアリー工房の施設にて、モナがジェミニオンの合体を解除していた。
「う~ん…… ところどころの装甲に傷が…… 戦闘よりも合体の傷かな?」
分離したマニオンとソルオンの状態を見ると…… 戦闘以外の損傷を見付けた。
「テスト無しの実戦で合体だったからね…… 合体システムをアップデートして、ドッキングする部分のダメージ軽減を考えないと」
合体の衝撃で付いたと思われるドッキング部分付近の塗装傷に、モナが対策を考えていると……
「モナちゃ~ん♪」
「ちょっと…… 良いかな?」
カンナとカノンが顔を出す。
「どうしたの?」
「実は……」
「次のイベントでお願いがあるんだけど……」
作業を中断して振り返るモナに、カンナとカノンが申し訳なさそうに話し出した。
「僕とカンナには、この新世界での目的…… て言うか願いがあるんだけど」
「願い事?」
「うん! わたしと兄はねぇ…… 新世界で戦いたい人達がいるの」
「戦いたい人達?」
「「うん!」正確には…… 新世界では、人じゃないんだけどね」
「? 人じゃない? それって……」
「僕達の目的は……「二人の神さまだよ」」
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~ 旧帝国のレアナインメタル首都跡地…… ~
バン!!!
黒い蝙蝠傘のアンブレラ型ショットガンから散弾を放ち……
「邪魔ですよ」
少し幼い容姿のメイド少女は、邪神崇拝秘密結社エボルシフトの戦闘員を吹き飛ばした。
「変身しない…… 下級の兵士か?」
額に白い電の様な模様があるキグルミの様な豆柴顔の…… 軍人が電磁警棒でエボルシフト戦闘員を殴り倒した。
「軍曹…… これは間違えないのでは?」
メイド少女が豆柴キグルミ軍人に話し掛ける。
「ああ、やはり…… ここが奴等の拠点の様だな」
彼女と彼は、魔王少女【マコ】のテイムモンスターの…… 城精霊メイドの【めい】と特別作戦担当部隊指揮官の【サンダラ】軍曹である。
「アドラギースと合体した巨怪凶鳥が眠っていたし、その後の邪神星イベントの地だから…… 怪しいと思っていたけどねぇ~」
不気味な仮面を付けたエボルシフト戦闘員達を、銀のトレイを投げ付け迎撃するメイド少女めい。
「迎撃後に撤退、大佐殿に報告するぞ」
サンダラ軍曹も電磁警棒で、接近するエボルシフト戦闘員を払い除けては、サブマシンガンを乱射する。
「これで最後…… かしら?」
現れたエボルシフト戦闘員達を一掃して……
「よし、威力偵察を終了…… 撤退する」
めいとサンダラ軍曹は、最愛の魔王の元に転移した。
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「フム…… 邪神星最接近の決戦地である旧帝国跡地にて、邪神崇拝秘密結社エボルシフトと思われる者達の動きが確認された」
新世界各地の首脳達が邪神星最接近に付いて、協議していた議会にエボルシフトの動きが報告された。
『チィ、レイドイベントの場所じゃないか? 今年の邪神星イベントは…… どうなるんだよ?』
リモートで参加していた【ゴールデンサンド】卿が疑問を上げる。
「邪神星が接近する以上、邪神星イベントの中止は無理だ」
「そうね…… 邪神星が接近する前に廃除できないかしら?」
「1度戦闘して解ったが…… 奴等の戦力は、かつての新帝国と同等に近い」
「その上に邪神の力を持つ改造種族がいます。生半可な攻撃では、こちらの戦力を消費するだけになり…… 邪神星の接近に対処できない可能性が……」
「かと言って、エボルシフト掃討に戦力を集中しても、同じ事では?」
議会の参加者達が頭を悩ませ唸って重い沈黙が始まる……
「悩んでいても始まらない…… 戦闘のできぬ民間人を退避させて全戦力を投入、同時に叩くしかないだろう?」
沈黙を破り、レオン王が声を上げる。
「それしかあるまい…… エボルシフトの目的は邪神の復活、この時を逃すと子孫達に禍が残るであろうからな…… 魔法国は、レオン王の意見を支持する」
「我が国も奴等には貸しがある…… 我が日の本も全面的に支持しよう」
魔法国と日の本が支持した事で、レオン王が上げた邪神星攻略とエボルシフト掃討の同時進行は、各首脳の支持を受けて可決した。
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ピコ~ン♪
「メール…… 今年の邪神星イベント大変みたいですよ?」
「強敵が出るのか?」
「さあ…… 今話題の邪神崇拝結社が暗躍しているみたいですけどね」
「俺達も出るぞ」
「え? 出るんですか?」
「ああ、魔剣と女帝に小悪魔も呼び出せ」
「では?」
「久々の魔王集合だな!」
「新参の魔王を名乗る者達も増えたからな…… 星屑にされた邪神よりも、真の魔王の恐怖を知らしめてやろう」
「やれやれ…… 久しぶりの魔王の夜会…… 本格始動ですね」
挑戦者と才覚の言葉に…… 真の魔王は不敵に笑った。
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『次の邪神星イベント、ぜっ・た・い・に! 出るよ』
「何だよ急に?」
『私の勘なんだけど…… 何かが起こる気がするのよね……』
「何かって…… まあ良いけど、久しぶりだからなぁ~…… 他のクランメンバー達とも連絡してみるか?」
『そっちなら大丈夫! もう連絡したから』
「はや!? 俺には事後承諾かよ!」
『そ、それよりも…… 久しぶりだからって、腕が鈍っていたら…… 解っているわよね?』
「うっ…… 仕方がない、今からログインするよ」
『頼むわよ。【銀天の勇者】様』
こうして…… 何かに導かれるみたいに、多くの者達が動き始めるのだった。
次は、あのプレイヤー達にも動きが…… かな?
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後……
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