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新世界で… 妖精少女は、ロボットを夢見る【本編は…… 一応、完結しましたが! 外伝、始めました♪】  作者: チキンとり
外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?
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再誕!? 神星双機神ジェミニオン・ノヴァ!!


何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。




ドッゴーン!!!

『4班からの爆撃の着弾を確認…… 防衛システム砲台の無力化に成功、引き続き各班の突入を援護する』


「了解、4班は5班の情報に従い引き続き防衛システムを爆撃。123班は、砲台を無力化しだい突入して防衛機神達を殲滅しろ…… 5班、この施設の司令部は特定したか?」


『定石通りならば中心部…… その地下だと思われます』


「直接は狙えないか…… なら、目と耳を潰してやろう。5班、通信施設を特定して位置情報をよこせ!」


『了解! 隊長の部隊から近い通信施設から位置情報をマップにアップします』


「よし…… 炙り出してやる」


目に付いたアンテナを銃撃しながら襲撃部隊の隊長機が移動開始、その後に4機の機神が付いて行く。


『隊長の部隊が動き出した。もたもたしてると後続の部隊が来ちまうな…… 俺達も急ぐぞ!』


『了…… センサーに熱感知!』


『なに!? 何処だ!』


『…… 横の建物の真下です!?』


ガッシャーン!!!

場所を特定した瞬間、建物のシャッターを盾で押し開けたフェアリー型の機神が襲撃部隊の機神にシールドを構えて、低重心のタックルでアタック!


「先ずは…… ひとつ」


シールドを叩き付けて吹き飛ばした機神の四股を切り裂いて、建物の影に滑る様に隠れたのは……


カンナが乗る実験機だ。


「通常だからか…… 刀身が短いね」


切り落としたつもりだったが、襲撃部隊の機神が立ち上がったのでライフルを向けると……


『させるか!』


他の襲撃部隊から激しい銃撃を受けて…… カンナは機神を素早く操り、次の建物の影に滑り込む。


「もう少し踏み込みが必要…… 次は気を付ける」


そう呟きながら、手元のスイッチをポチった。


ドッゴーン!!!

カンナに斬り付けられた襲撃部隊機神が…… 救援していた味方機を巻き込んで爆発!?


「相手がプレイヤーなら…… 容赦無用だよ」


カンナは初撃のシールドアタック時に、襲撃部隊機神に遠隔起爆可能のグレネードを張り付けていたのだった。


「残りは…… あれ? 動けない状態?」


カンナが遭遇した部隊は、爆発に巻き込まれて脚部と推進部に重大なダメージを受け、移動不能になっていたので……


「念の為……」


カンナは距離を保ったままに、ライフルを向けて発砲すると……


「敵の沈黙を確認と……」


『はやいね…… それじゃあ、僕は爆撃の方をどうにかしてみるよ』


「りょうかい、後の事は防衛機神に任せて、次の敵に向かうね」


『りょうかい、無理しないで』


「おたがいにね。さぁ~ってと、次は?」


カノンとの通信を終えたカンナは、マップに表示されたマークを確認すると……


「あの施設に集まってるの? なら、そこだね」


襲撃部隊の機神達が集結している場所へと、自身の機体を走らせるのだった。


 ・

 ・

 ・


「防衛の砲台ばかりが爆撃されてる? 敵は…… 彼方の方角かな?」


カノンは、爆撃砲の軌道から敵の位置を推測すると……


「フェアリー型用の遠距離滑空砲…… データ取りの試作兵器らしいけど、ギリギリ届く距離かな?」


カノンは一人…… 少し離れた場所の隠しエレベーターから地上に現れる。


出撃準備中に爆撃の話を聞いたカノンは、自分の実験機で使用可能な遠距離武装が在るか確認……


使用可能な試作武装を可能な限り持って、地上に出ると直ぐに射撃体勢に入る。


「発射後に空中で砲弾がバラける仕組みらしいから…… 相手が驚いて移動してくれたら儲け物かな?」


そう言いながらカノンは、トリガーを引いた。


『施設内からの反撃を確認、此方に飛翔する物体があります』


『ミサイルか?』


『いえ…… 砲弾の様です』


『砲弾? しかも一発だけ…… 砲台の無力化には成功した様だな』


『その様です』


『念の為に防御体勢! たった一発に『待って下さい! 砲弾が分裂…… 爆撃、来ます!!』!?』


カノンの放った砲弾は、遠距離から施設を爆撃していた部隊の上空で無数の特殊砲弾に分裂すると……


激しい閃光と爆風を上げて、爆撃していた襲撃部隊達を包み込んだ。


「これ…… ヤバくない?」


試作型ジェミニオンの消滅を思い出させる爆発を見て、カノンは呟いた。


「次は…… と!」


着弾の爆発を確認したカノンは、次の行動に入ろうとした時……


ガッキン!

目の前に剣を振り上げた機神が現れたので、手にしていた試作型の滑空砲の砲身で弾く!


『フン! やるな。その反応…… 貴様、神星の輝きを持っているな!』


「神星の輝き?(敵の狙いは、モナちゃんが作った新型とエンジン炉か?)何の事かな?」


『俺に誤魔化しは通じん! 俺の、俺の中に流れし血統が疼くのだ…… 貴様の持つ、神の力を取り込めとな!!』


「くっ!?(血統?)貴方は…… 緑人なのか?」


襲撃部隊の隊長機の斬撃を受けて、砲身が切り落とされた滑空砲を投げ捨てたカノンの言葉に……


『フッ…… 貴様等の同族が便利な物を捧げてくれたぞ』


襲撃部隊隊長の左頬がぼんやりと青く光る……


「(お姉ちゃん達と同じって事かな?)蒼の刻印……」


『そうよ! 俺も貴様等と同じく、不死身の存在…… さらに!』


襲撃部隊隊長の瞳が複眼に変わると…… 衣服突き破る様にして、副腕と昆虫の羽が生えた!?


『俺は〝神の騎士〟……【コックモスメーバ】! 我等の神の力を見よォォォっ!!!』


襲撃部隊隊長の機神の関節部から、黒い半透明な液体が滲み出る。


『これにて…… 我が機体は、俺の身体と一体となったのだ!』


「な!?」


目の前の襲撃部隊隊長の機神が消えた瞬間、カノンの機体が横からの衝撃に弾かれた。


『ぬ…… ガードしたか? 運の良い奴め』


「うっ…… はやいな…… この機体じゃあ…… 防ぐのもやっとかな? さて、どうしようか……」


弾かれた襲撃に頭を振りながらカノンは、次の攻撃に備える。


『さぁ…… 次は、防げるかな?』


襲撃部隊隊長の機神が頭部を低く下げ、地を這う様に構える……


「ヤバいな……(僕は反応できるけど、機体が追い付かない……)!?」


カノンがシグナルに気付いた瞬間、正面から激しい襲撃が襲って来る!


『このままコックピットを潰してやろう』


「言う前にやるべきだったね……」


『なに!?』


カノンの機体は、襲撃部隊隊長の機神の勢いのままに後方に跳んだ。


「とりあえず…… 落ちてね」


『貴様!』


砲撃の為に高い場所に居たカノンは、襲撃部隊隊長と高台から跳んだ。


「僕は付き合わないけど」


カノンは、分離システムのトリガー引くと…… 実験型フェアリー機神からコックピットとエンジン炉が切り離され、小型の戦闘機に変わる。


「じゃあね」


『おのれぇぇぇ~……』


落ちて行く襲撃部隊隊長機を見ながらカノンは、指定された場所に飛んだ。


 ・

 ・

 ・


「カノンくんの機体が停止反応? エンジン炉の反応は…… 空? 実験機を切り離したのかな……【マニ】と【ソル】の起動を急がないと」


少し離れたカタパルト横の格納庫で…… モナが新機体を遠隔操作で起動作業を急いでいた。


「予備動力部の始動…… を確認! 各部のシステムをチェック開始…… 動作以外の補助システムは除外して時間を短縮!? カンナちゃんの機体から緊急アラートを確認! くっ、マニとソルを緊急起動!【バスターアームズキャリバー】をカタパルトに」


『了解、バスターアームズキャリバーをカタパルトへ、バスターアームズキャリバーの発進を許可。モナさん…… 御武運を』


「はい! モナ…… いきます!」


カタパルトに紫電が走り、モナが乗る機体が飛び出された。


 ・

 ・

 ・


バキーン!!!

「ヤバ!?」


右腕部が折れた実験機で攻撃を緊急回避して、カンナが建物の影に滑り込む。


「敵…… 多すぎでしょ!! はぁ~、このこもギリギリだし…… 後は…… 残りのエネルギーで大爆発しかないよね? さぁ~って、モナちゃんの新型エンジン炉の力…… 受けてみよ!? ちょっ、機体が勝手に動いてる?」


カンナが神核エンジン炉を暴走させて自爆しようとした瞬間、カンナの乗る実験機からコックピットとエンジン炉が切り離されて飛び立つ。


「うわあ! ちょっと待っ? カノン(にぃ)!?」


『カンナ、付いて来て』


「でも敵が……」


『新型とモナちゃんが来るよ』


「えっ? し、新型と…… モナちゃんが!?」


『来る!』


襲撃部隊が群がる施設の屋根を突き破る様にして、弾頭の様な何かが発射された。


まるで、交差する様に垂直に上昇するカノンとカンナの戦闘機を追う様に……


『カノンくん! カンナちゃん! ふたりの新しい機体だよ。いきなり本番だけど…… 空中で合体するよ!』


『『が、がったい!?』』


『説明は後で! 先ずは、ふたりがそれぞれの機体とドッキングだよ!』


『ど、どっきんぐって……』


(にぃ)、いくよ!』


『もう…… わかった、やるよ! ドッキングモード…… 軸合わせ…… ドッキング、ゴー!!』


『ドッキング、ゴ~♪』


弾頭の先端が割れると…… 向かい合う2機のフェアリー型機神が現れた。


その背面に…… カノンとカンナの小型戦闘機が変形して合体した。


『これが新型……』


『カノンくんの機体は【マニオン】、カンナちゃんの機体が【ソルオン】だよ』


『マニオン……』『ソルオン……』


『ぼくの……』『わたしの……』


『『新型専用機』』


『そして…… その2機には、このバスターアームズキャリバーが合体するの!』


『『えっ!?』』


『合体システムの最終チェックをしてる暇が無いから、今回は、わたしとミニダース達が手動で操作するけど…… 合体の準備は、OKかな?』


『モナちゃん……』『(にぃ)…… やろうよ』


『うん…… モナちゃん、準備はOKだよ!』


『最終チェックしてないのと敵が多いから、メインパイロットをカノンくんにするね?』


『『りょうかい!』』


『それじゃあ…… いくよ! 神星合体!!』


『『神星合体!!』』


小型のブロック状に変形したソルオンが、展開したマニオンの背面から内部に収まると、分離したバスターアームズキャリバーのパーツがマニオンの手足に追加パーツとして、バスターアームズキャリバー本体部はメイン武装のライフルと背面ブースターに変形して……


『『『ジェミニオン・ノヴァ!!!』』』


ポーン型サイズの機神に合体した。




次は、ジェミニオン・ノヴァが大暴れ!?…… かな?


ブックマークに誤字脱字報告と、この下の広告の下にある評価の星付けも…… お願いします。


後……


ご意見、ご感想とレビューをお待ちしています。




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― 新着の感想 ―
[一言] >【コックモスメーバ】! 我等の神の力を見よォォォっ!!!  コックの文字を見るだけで、コックカワ○キmb の画像を連想してしまう自分は、完全におかしくなっていると思うorz
[一言] あの機神狂いの合体を思い浮かばせるけど、果たして・・・・・・・・・・・・・・?
[一言] ぶっつけ本番で起動と合体を成功させるとは(ʘᗩʘ’) やはり双子に流れる血とモナの情熱は本物か(⌐■-■)
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