表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新世界で… 妖精少女は、ロボットを夢見る【本編は…… 一応、完結しましたが! 外伝、始めました♪】  作者: チキンとり
外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?
439/467

血戦の京江戸城に…… 群雄集う!?


何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。




「ぐが!? おのれ…… 何奴!」


「賊に名乗る必要ある?」


ミニマザーの一撃に、吹き飛ばされた黒い司祭に向かい、カノンの追撃狙撃が飛ぶ!


「ギャア!? くっ…… お、おのれ…… だが!」


「う!? あぁぁぁぁぁ!!」


「は、母上!?」


天守閣の中央に浮かぶ女性が苦しみ出した。


その様子に、チヨ姫が悲鳴の様に叫ぶ!


「なるほど…… 姫の力で此処まで来たか…… だが遅い! 既に母体と胎内は、我等の神の洗礼を受けた…… 神獣と巫女の血筋の将軍家…… 我等の神の器に相応しい……」


「まさか…… チヨマルちゃんの兄弟を生け贄に!?」


「さあ…… 触れ伏せ! 真なる神…… アドラギース様の再誕の時を!!!」


『させません!』


「おば上?」


穢れに侵食されたチヨ姫の母…… 愛香の後ろに障子戸が現れ、中から鬼香が現れる。


「あ…… あね…… うえ……」


「愛香…… がんばりましたね…… 後は、私が…… 今度は、私があなたを守る! 我が身、我が命を賭けて…… 邪悪を祓う!」


「邪悪…… 邪悪だと…… 我等が神を邪悪と言うか! おんなぁぁぁぁぁ!!!』


黒い司祭のローブを突き破り、触手が鬼香に伸びる!


『子供に不要な悲しみを突き付ける…… それを悪と言わずに、何て言うんだ?』


触手が鬼香を貫こうとした瞬間…… 黒い司祭の身体に拳が突き刺さる!


『グルア!?』


「えっ…… 仮面のヒーロー?」


「破壊神様!?」


突然の乱入者に、皆が混乱していると……


「この感じは…… 混沌神様!?」


愛香を抱き抱えていた鬼香を、後ろから抱き締める幼い姿の光が現れる。


『大丈夫…… 破壊神の力で穢れを破壊し、私の力で乱された力を混ぜ合わせて、安定させるわ』


「この感じ…… おのれ…… 似非神の残思か!」


『俺と混沌神は、母子を救う為に戦えん…… そいつの相手を頼む』


「わかりました! みんな」


「「「りょうかい!」」」


破壊神と入れ換わりで、カンナが前に出る!


『おのれ…… 邪魔をするな!』


「邪魔なのは、あなただ!」


カノンの狙撃が、黒い司祭のフードを吹き飛ばすと……


「その顔……」


「怪人?」


宝玉の様な複数の目をギラつかせた…… 昆虫と獣を合わせた様な顔が現れる。


「魔法国の時の怪人の仲間か?」


『フンッ…… 我が名は、スコーワーク…… 偉大なるエボルシフトの神の騎士なり』


「その姿…… 蠍に蚯蚓と蛇を混ぜた怪人か?」


「サソリとヘビ…… 毒に注意だね」


「先ずは、チヨマルちゃんとチヨマルちゃんのお母さんから引き離す…… 鬼香さん!」


『ガア!?』


正体を明かした怪人スコーワーク、その足下に障子戸が現れる!


「今よ! そいつを城の外に押し出して!」


「ミニマザー!」


障子戸が開き、そこに落ちない様に触手を伸ばすスコーワークの身体を、ミニマザーで押し潰す様にしながら、モナが障子戸を潜ると……


『ギャワ!?』


「あぶない!」


京江戸城の天守閣から飛び降りる形で、スコーワークごとモナとミニマザーが飛び出した!


『ワイヤーアンカー射出』


「うわぁ~!?」


ミニマザーがワイヤーを京江戸城の屋根に引っかけたので、モナは…… バンジージャンプ状態になった。


『くっ…… 外だと!? おのれ、あと少しのところを…… 許さん! 来い、〝神の蒼騎士〟と〝神の蒼戦士〟達よ!!』


「モナちゃん!」


モナの後を追って、カノン達も飛び出すと……


「怪人が…… 増えてる!?」


蒼い司祭のローブを纏った数人が現れる……


『さあ…… 我等の神の祝福されし〝蒼人〟よ…… 今こそ、その力を示すのだ!』


「この怪人…… プレイヤーなの?」


蒼い司祭ローブを身に付けた者達は……


邪神崇拝秘密結社エボルシフトにより、改造怪人施術を受けたPKプレイヤー達だった。


『今宵の俺の鎌は…… 血に飢えているぜ……』


「城壁から!? しまっ……「なら、俺と斬り合うか?」!?」


城壁から現れた蟷螂の様な怪人プレイヤーが、バンジージャンプ状態のモナに斬りかかるが……


『き、貴様は…… まさか……【狂剣】!?』


「教官に呼ばれて来たが…… 中々に楽しそうじゃないか? 俺も混ぜてくれよ」


モナに迫る鎌を大剣が切り払うと…… モナと蟷螂の様な怪人の間に、大剣を二刀流に構えた男が現れる…… その男は、狂剣の通り名の有名プレイヤーだった。


「よく見ると、怪人だらけだな…… 此処は、ヒーローショーの開場か?」


狂剣が回りを見回して…… 不敵に笑う。


『ギィ、だ、だが、貴様一人…… 俺達、全員の相手をできまい!』


「馬鹿か、てめぇは? 怪人や悪党を倒すのは…… ヒーローや勇者に決まってんだろうが」


『何!?』


『ギャア!?』『ウワァ!?』


他の怪人PKプレイヤー達が吹き飛ぶ!


「思ったよりも…… 弱いね」


「この数…… 大量生産の雑魚怪人なんじゃない?」


怪人プレイヤー達が吹き飛んだ爆炎の中から……


冒険者姿の女性達とヒーロー姿の女性達が現れる。


「安易に怪人になるくらいなんだから…… まともな対人戦した事が無いんじゃないの?」


その女性達は……


かつて、混沌神が鍛えた……


〝冒険勇者〟パーティーと……


「さあ、久しぶりに……〝羽ばたくわよ〟」


〝もうじゅう戦隊ヨクユウジャー〟だった。




次は…… 悪党と大決戦!?…… かな?


ブックマークに誤字脱字報告と、この下の広告の下にある評価の星付けも…… お願いします。


後……


ご意見、ご感想とレビューをお待ちしています。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] >改造怪人施術を受けたPKプレイヤー達  こいつらって、一回倒されるとデバフがかかったりしませんかね?  状態異常:再生怪人  って。 永続効果のデバフが。
[一言] 神の試練の始まりの残念勇者? とうとう機神狂いが表に出てきた?
[一言] 話の出だしは子供の教育に悪そうな展開になりかけたけど(ʘᗩʘ’) そんな外道を見逃す破壊神と混沌神でないよな(◡ ω ◡) 蒼人の怪人軍団なら全員ぶっ殺される覚悟出来てんだよな(?・・) …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ