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新世界で… 妖精少女は、ロボットを夢見る【本編は…… 一応、完結しましたが! 外伝、始めました♪】  作者: チキンとり
外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?
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意外な才能? モナのシークレット遭遇率は……


何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。




「いっぱい貰ちゃったね」


「うん♪」


モナ達は、神社巡りで神獣達の熱烈な歓迎を受けては…… 神獣の素材を山の様に受け取った。


「これで目的は達成だけど……」


「どうする? 直ぐに戻る?」


「せっかく日ノ本まで来たし…… どんなモンスターがいるのか見たい」


「僕は、武器と防具も気になるかな……」


「それは、私も気になる」


「じゃあ、見て回ろうか?」


「「「うん♪」」」


 ・

 ・

 ・


「そこの者ら、ちょっと良いかの?」


「「「「?」」」」


神社巡りも終えて、日ノ本の首都である京江戸を観光していたモナ達だったが……


5歳くらいの武士の格好をした幼児に呼び止められた。


「どうしたの?」


「実はの…… わら…… せっしゃ、腹が減って困っておるのじゃ……」


「パパやママは?」


「ぱぱ? まま?」


「え~っと……」


「お父さんとお母さんの事だよ」


「父上と母上かの…… しばらく会ってないの……」


「「「「えっ!?」」」」


「父上も…… 母上も…… 急がしいと…… わら…… せっしゃにお会いになって下さらぬ……」


「じゃあ、誰がお世話をしてくれるの?」


「じいじゃな…… だが、じいは…… わら…… せっしゃを屋敷から出してくれぬのじゃ…… 屋敷の外からは楽しげな音やうまそうな匂いがするのに……」


「だから、黙って出て来ちゃったの?」


「うむ…… わら…… せっしゃ、外がはじめてで…… どうすれば良いかの?」


「とりあえずは……」ぐぅ~……


幼児のお腹が鳴く音がした。


それを聞いたモナは……


「ごはん、食べよ!」


「「「おー♪」」」「お、おう?」


とりあえず、近場の飲食店を目指す事にした。


 ・

 ・

 ・


「これは…… なんじゃ?」


「そばだね。大きなお揚げ入りのきつねそば」


「おあげ?」


「この四角い茶色いのだよ♪」


「これが…… !? あっ! あついぞ!!」


「あっ、ちょっと熱かった? 猫舌なのかな…… すみません! 器を1つ」


「はいよ!」


「ありがとうございます。はい、熱いから1度器に移して冷まして食べると良いよ」


「すまぬのじゃ…… ふう…… ふう…… ふう…… だいじょうぶかの?…… あらためて…… いただきます!? あたたかくてうまいのじゃ♪」


初めての温かい食事に、焦ってかきこんでは…… むせりながらも美味そうに食べる幼児を見ては、モナ達も笑顔になる。


「ごちそうさまなのじゃ! うまかったのじゃ♪」


「そう、処で名前を聞いてなかったね? 僕は、カノンで」


「私が、カンナだよ」


「私は、ツグミ」


「私は、モナです。あなたのお名前は?」


「わら、せっしゃは、チヨ…… チヨマルじゃ!」


「チヨマル…… チヨマルちゃ…… くんは、これからどうしたいの?」


「屋敷には…… まだ帰りたくないの……」


「でも、じいって言う人が心配するよ?」


「でも、わら…… せっしゃは、まだ外が見たいのじゃ!」


「あっ! チヨマルくん!?」


「僕がお金を払うから! みんなは、チヨマルくんを追って!」


食事代を払うカノンを残して…… モナ達は、飛び出したチヨマルを追う。


 ・

 ・

 ・


「ここが…… 外のせかい…… ひろいの♪」


飛び出したチヨマルは、首都である京江戸の外周を囲む城壁にわずかに出来ていた……


子供がなんとか通れる亀裂を潜り抜けて、城壁の外に出てしまった。


「ふむ…… あれが木がたくさんある森かの?」


チヨマルは、森に向かって歩き出す。


「つよくなって…… じいを見返すのじゃ! そして…… 父上に……」


チヨマルが森の手前に来ると……


ガサガサと、森の繁みが揺れる。


「なんじゃ!? な、なにかいるのかの?」


「ガアー!」


繁みから大型犬が飛び出した!


「きゃー!!」


「あぶない!」


チヨマルに飛びかかる大型犬に、ミニマザーに乗ったモナが体当りで弾く!


「モナちゃんナイス!」


「後は、私達に任せて」


追い付いたカンナとツグミが大型犬を倒した。


「あれが…… 日ノ本の特種モンスターのトサドッグ…… 図鑑の土佐犬よりも恐かったよ」


「レアドロップの注連縄と狂犬の首輪が出たよ♪」


「どちらも犬系の強化装備だったわね」


「確か…… 犬系の獣人で装備してると進化先が増えるんだよね?」


「そうなの? でも今は…… あぶない事したら、メ! でしょ」


「す、すまぬのじゃ……」


「そうよ。お外は危険がいっぱいなんだから…… ねぇ、カノン」


「よっと、森の中にチヨマルくんを狙っていた人達が隠れていたけど…… あなたもですか?」


森の中から出て来たカノンが後ろを振り返ると……


「見つかってしまいましたか…… 私達は、チヨ姫を狙う理由が無いですね」


「あれ? ぼうけん屋にいたお侍さん?」


カノンの問いに答えながら、森から現れたのは…… 黒子姿の巴達でした。


「へぇ~…… じゃあ、まだ隠れてるのは敵って事かな!」


カノンが森に向かってライフルを射つと……


「ぎゃ!?」


と、お尻を押さえた人物が飛び出した!


「容赦ないの…… 主、大丈夫かえ?」


お尻を押さえた人物の後ろから女性も現れた。


「で、敵かな?」


「ま、待て! 俺達は依頼を受けて、その子を捜していたんだ」


「「「依頼?」」」


「それって…… どんな依頼?」


「日ノ本の将軍の娘【チヨ姫】に、指南役として護衛して欲しいって…… 依頼だ」


「「「姫さま!?」」」


その言葉に驚いたカノン達が振り返ると……


「きゃ~!」


「た、たすけてたも~」


レアザコのピンク毛玉に潰されている……


モナとチヨ姫の姿があった。


ピコーン♪


そして、モナ達に〝シークレットクエスト【狙われし日ノ本の姫さま】〟の通知が届くのだった。




次は、モナ達、SPになる!?…… かな?


ご意見、ご感想とレビューをお待ちしています。


後……


ブックマークに誤字脱字報告と、この下の広告の下にある評価の星付けも…… お願いします。



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― 新着の感想 ―
[一言] >「日ノ本の将軍の娘【チヨ姫】に、指南役として護衛して欲しいって…… 依頼だ」 >そして、モナ達に〝シークレットクエスト【狙われし日ノ本の姫さま】〟の通知が届くのだった。  なんか怪し過ぎ…
[一言] 今更だけど日ノ本に将軍様いたんだな(ʘᗩʘ’) 神獣関係しか出て来なかったから神獣に自治権あるのかと思ったが(?・・) どんな将軍なんだろうな?桜吹雪の暴れん坊か?(↼_↼)
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