新たな悪意達の蠢く影は……
何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。
~ モナ達が神社巡りをしている頃…… ~
「〝神の兵〟からの〝神の戦士〟と〝神の騎士〟への進化状況は?」
薄暗い地下で……
「…… なかなかに難しいですね…… 我々、緑人の成功率は…… 100人に1人出るか出ないかですが…… 奴等は…… 10人に1人の割合ですね。まあ…… 奴等は、失敗しても〝やり直し〟が可能ですが……」
「蒼人どもか……」
覆面姿の人物達が話し合っていた…… 秘密宗教結社【エボルシフト】の幹部達である。
「しかし…… 奴等は、我等の神の使徒になりえるのか?」
「奴等に…… 殉教の気合いは無い…… これ以上は危険では?」
「なに…… 奴等を使い、我等の進化のデータを収集して蓄積するのですよ…… 我等の神の為に」
「なるほど…… あの胸糞悪い〝死線帰り〟の蒼人どもを使い捨ての実験動物にするのだな」
「ええ…… 簡単に強くなれると誘えば、蒼人には考え無しに飛び付く愚かな羊達が多い様ですからね」
「ああ…… 我々が導いてやるとしよう」
薄暗い地下の会議で…… 複数の笑い声が重なった。
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「クソがぁ!!!」
さらにその下……
地下世界の〝機神の墓場〟で毒付くのは……
「まだ上がれないのかい! グズが……」
【フリーアーク】に乗っていたモナ達を襲った〝魔界〟からの先兵……
あの女性魔族だった。
「はやく上がれなければ…… アイツ等を…… 叩き潰せないじゃないか……」
その頭には……
フリーアークの白い船体をボコボコする事しか…… 頭になかった。
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そして……
「この反応は…… まさか…… フリーアーク…… マスター?」
コックピットに現れて消えたフリーアークの反応に…… ひとりの少女が呟く……
「でも…… フリーアークは未完成の筈…… いくらマスターでも…… いったい誰が……」
飛び立った自由への方舟に反応したのは……
あの〝W.R狩りの継ぎ接ぎ機神〟だった。
「でも…… 今は……」
その足元は…… パーツが剥ぎ取られた〝W.R製の機神〟が山になっていた。
「W.Rを潰すのが先……」
決意を秘めた顔で…… 少女は、大空を睨むのだった。
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「また殺られたですって……」
「すみません……」
〝W.R〟の会議室で……
「チィ…… 計画通りにやったんでしょうね?」
W.R狩りに付いての報告会が行われていた。
「それは間違いなく……」
「そう…… ならば良いわ……」
「とりあえずは…… 第1フェーズは、成功ですかな?」
「ええ…… もうすぐかしら」
「営業部としては…… この騒ぎは2度と起きない様にして欲しいですね」
「資材調査部としてもだな。この騒ぎで調達部隊の3割りが辞めてしまった…… 深刻な人員不足だ」
「開発部もですよ…… 開発者どもが好き勝手にガラクタを作っては、まとめ上げて機神にしろとせっついてくる…… ならば、機体バランスくらい自分達で考えろと言いたいですが……」
「部品開発者とバランスをとりながらも、ちゃんと機神の型にまとめ上げてる設計者が早急に必要ですな」
「設計者達の人員の確保状況は?」
「今は、新人の育成中ですが…… W.R狩りのせいで去る者も少なくなく……」
「この騒ぎを完全に消すまでは…… 難しいなぁ」
「その為にも、今回の計画を成功させるのだ!」
「ご安心を……〝撒き餌〟には成功しました。後は……」
「逃げ場を塞いで…… W.R狩りの継ぎ接ぎ機神が餌に食い付くのを……」
「待って、食い付いたら…… 直ぐ様に殲滅…… 成功の確率は?」
「追跡調査の結果から…… この付近での目撃情報が多く。その事からも、この…… エリアに継ぎ接ぎ機神の隠れ家が在ると思われます。もしも、今回の〝釣り〟が失敗しても…… このエリアを直ぐ様に包囲する事で、殲滅は可能です」
「このままでは…… 機神メーカーとして廃業に追い込まれる…… この計画でなんとしても、継ぎ接ぎ機神を押さえるのよ」
「「「「「はい!」」」」」
(もうすぐよ…… もうすぐクソ生意気なアイツから…… 全てを奪えるわ……)
W.Rの会議で…… 口元を隠しながら、一人の女性が醜い笑みを浮かべた。
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~ 新世界運営の研究室 ~
「やはり…… 登録された住所には、誰も居なかったよ」
「誰も居ない…… 旅行かしら?」
「いや、建物が更地になっていたそうだ。再開発に引っ掛かったらしい」
「では、W.Rの代表者は何処に?」
「それなんだけど…… W.Rの代表者が代わっていた」
「どれどれ…… 長期ログアウトにより保護者に権限を譲渡…… 関係は…… 義母?」
「父親の再婚相手らしい…… その彼女が新世界に現れてから、W.Rの代表者のサイボーグ少女のログインが減っている」
「この義母が関係している?」
「虐待の可能性もある…… 警察に連絡と協力して、僕達はリアルの彼女を捜そう」
新世界の運営は…… 連絡が取れないW.Rの前代表者と現代表者の交代を、疑問に感じて……
「そうね。彼女の安否が心配だもの…… 新世界の方は、混沌神と破壊神に頼みましょう」
「そうだね」
警察と連係を取り、本格的な調査を始めるのだった。
次は、モナ達に戻る…… かな?
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後……
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