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新世界で… 妖精少女は、ロボットを夢見る【本編は…… 一応、完結しましたが! 外伝、始めました♪】  作者: チキンとり
外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?
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機神龍戦艦【白龍機ホワイトドラゴン】の完成


何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。


ドッズーン!!!


ズタボロのライオンのヌイグルミみたいな巨大な頭が…… すごい音を発てながら地面に沈む。


『やった♪』


バッシュン! バッシュン!


ギガグランドキメラの獅子の頭を切り落としたカンナだったが、そのカンナの機体に魔法を放とうと残りの頭が動いていた。


「カンナ、油断し過ぎ…… ちゃんと倒す」


その頭達をカノンが狙撃して、カンナにトドメを促す。


「このぉ! 倒れろ!!!」


カンナの機体が大剣を構えると…… 年齢フィルターで、ちぎれたヌイグルミの様に綿が出た様な表現になった切り落とした獅子の頭が付いていた首から、胴体に向かい剣を突き出した。


「「「「「グエェェェェェ!!!」」」」」


ギガグランドキメラの残りの頭が断末魔を上げると……


激しい音を上げながら…… ズタボロのヌイグルミの様な巨体に変わったギガグランドキメラが倒れる。


『終わり?』


「その様だね…… さあ、新手が来る前に回収しよう」


『『了解♪』』


カノン達は…… 周囲を警戒しながら、ズタボロのヌイグルミの様な巨体になったギガグランドキメラの回収を始めた。


 ・

 ・

 ・


「すごい…… 全属性持ちなのに…… こんなに大きい魔石…… それに各属性の魔石もいっぱいだ♪」


カノン達が回収したギガグランドキメラからは…… 胴体から最上級の全属性魔石と、複数の頭から大型魔物サイズの属性魔石が取れた。


「これを使えば…… さらに【白龍】を強化出来る」


それから数日間…… モナは、自分達用の運用戦艦の開発に勤しんだ。


「最上級の全属性魔石が手に入ったから…… 諦めていた魔法吸収装甲も組み込めるかな?」


組み上がっていく艦の前で…… モナとエミリー、エナの姉妹は、艦の設計図を確認しながら話し合う。


「あれか…… 物理攻撃には弱いから、展開式の内部装甲にしたらどうだ?」


「なるほど…… じゃあ、〝機龍モード〟の胸部になる船底の装甲にですね」


「あと、腕部になる両舷のカタパルトの下もだな」


「サブの後方カタパルトの下は、どうします?」


「そこは、〝機龍モード〟では変形して尾になるのと放熱フィンを付ける予定です」


「攻撃にも使用する予定なんだろう? 放熱フィンの損傷も考えて、脚部になるメインエンジン部の2つにも放熱フィンを追加した方が良いぞ?」


「じゃあ、さらに念の為に〝機龍モード〟時の脇腹部にも放熱ダクトを追加しようか?」


「分離の邪魔にならなければ……」


「そうだった」


「45メートル級の【アーセナルギア】とのバランスを考えて、機体に〝サイズ調整〟の刻印を付与したんでしたね」


「互いに付与したから…… 完成時には、120メートル級の……〝アレ〟になるな?」


「アーセナルギアの運用での弱点となる胸部ブラスター発射後のパワーダウン…… その欠点だった出力の安定は、地下世界のレイドボス【ナインヘッドレアメタルドラゴン】の討伐報酬の古代式動力部とカノン君達が獲って来てくれた魔石を使って、新しい強化型動力部に交換します。もちろん、この龍戦艦にも同型の動力部を組み込みます」


「150メートル級万能母艦型戦艦…… 機神の母艦としては、小型の方だが…… モナ達の母艦と考えれば、むしろ使い易いだろうな」


「そうですね。高品質な魔石が手に入りましたし…… メインエンジン部の小型化も出来そうですから…… もう1基積みますか?」


「計算してみるか? ちょっと待てよ…… バーニアノズルの位置を上下のブロックに分けるなら…… 今のフレームでも4基積めるぞ。やるか……」


「メインエンジン部を4つ作るのは、ちょっと大変ですね…… けど…… やっちゃいます?」


「できれば…… やりたいです♪」


「決まりだな……」


「決まりですね」


「あの…… おねがいします!」


「よし! 整備班、スペシャル開発シフト発動だ~!!!」


エミリーの掛け声に、フェアリーガーデンの整備員と整備ロボットが集まる。


「これより、特別仕様の母艦の各部の開発に入ります。各班の班長は特別仕様の開発シフトに回って下さい。今の作業は副班長に引き継ぎます」


「さあ、みんな…… 私達の腕前を存分に見せてやるよ!!」


「「「「「おお!!!」」」」」


「それでは、作業に入って下さい」


エナの指示で、フェアリーガーデンの整備員と整備ロボットが一斉に作業に散った。


 ・

 ・

 ・


「すごい…… はやい!?」


まだ4割りのフレームに、モナが作ったメインエンジン1基、各部のメインパーツだけだった戦艦は……


「後は…… 各部の動作確認して組み上げるだけだな」


2日後には…… 8割り完成した状態になっていた。


「各砲塔と武装…… 動作確認完了…… 艦に搭載後、最終確認を開始して下さい」


『こちら、砲塔取り付け班。各砲塔の取り付けと最終動作確認に終了』


『武装取り付け班も、取り付けと最終動作確認を終了しました』


「了解、ブリッチとの接続を確認…… 問題無し…… 続けて、動力部とエンジン部の動作を確認。そのまま問題が無ければ、試運転に入ります」


『こちら、動力部。最終確認に問題無し』


『こちら、エンジン部。最終確認完了…… 問題は無し』


「了解…… それじゃあ、試運転開始…… メインエンジン…… 点火!」


『こちら、外部観察班からブリッチへ。メインエンジンの点火を確認…… 正常に作動しました』


「了解…… これより本艦は、各部テストの試運転の為…… 発進します」


フェアリーガーデンからモナの戦艦は…… 試運転に飛び立つのだった。




次は、モナの戦艦の性能とは…… かな?


ご意見、ご感想とレビューをお待ちしています。


後……


ブックマークに誤字脱字報告と、この下の広告の下にある評価の星付けも…… お願いします。



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― 新着の感想 ―
[一言] >【白龍機ホワイトドラゴン】の完成  こう書かれたら、蒼い目をして、滅びのバーストストリームを吐いて頂きたい。 「ふはははー! スゴイぞーカッコいいぞー!!」  このネタの衝撃の強さがズ…
[一言] さてさて今度はどんな戦艦かな?(ʘᗩʘ’) ホワイトドラゴンだけに海○社長のアレか?それとも時的ネタでウル○ラマンのアレかな?(゜ο゜人))
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