春の機神大乱闘祭！！！ 破壊神の一撃！？ モナの効率的な量産型武装ユニットの使い方
何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。
謎の戦闘機の正体は…… 夜行迷彩色になると性能がアップするあの機体を参考にして、カナエが作ました。
「キングダブルクロー！」
「ぐぎゃあ！？」「があ！？」
「からの、キングトルネード！！！」
ＰＫプレイヤー二人の顔面を鷲掴みしたキングが、激しく回転して竜巻となる！
「キング～トルネード～オ～バ～…… スロー！」
「「！？」」
竜巻を起こすほどの激しい回転中のキングが、鷲掴みにしていたＰＫプレイヤー達の顔面を放した。
放されたＰＫプレイヤー達は、断末魔を上げる間もなく…… 激しくきりもみしながら地面にめり込んでは、死に戻った。
「今ので最後の様じゃぞ、キング」
「フッ…… カオスは？」
「双子の様子見じゃ」
先入して破壊工作を謀った別動隊のＰＫプレイヤー達は……
キングとクイーン…… そして、仮面のヒーローカオスによって、全滅していた頃……
『破！』
両手足からビームチェーンソーの刃を煌めかせた機神が、床の競技中の体操選手の様な動きをしながら、ＰＫプレイヤー達が乗る機神達の攻撃をすり抜けていた。
『野郎…… 舐めやがって！』
『バカ！ 単機突入は……』
目の前で側転やらバク転や前転などで、自分達の攻撃をすり抜ける機神の動きにイラ立ったＰＫプレイヤーが単機で突撃したが……
『ぐわぁ！？』
擦れ違い様に四肢と推進装置を切り裂かれては、戦場に転る……
『くっ、こいつ…… スナイパーじゃないのかよ！』
ＰＫプレイヤー達の機神を切り裂いたのは…… カノンが乗る妖精型機神だった。
既に数十体のＰＫプレイヤーが乗る機神を切り刻んだカノンの機神には、カノン用にカスタムした何時もの遠距離狙撃型の追加武装ユニットでは無く。
大剣を振り回して突き進むカノンの妹カンナ、そのカンナ用にカスタムされた追加武装ユニットの量産型武装ユニットに換装していた。
『チッ、近接もできるなんて聞いてねぇぞ！』
『リアルで格闘技でも習ってんだろうよ！』
『くっ！ これだから、最近のガキは可愛いげがないんだよ！』
『落ち着けって、近所の小学生に防犯ベルでも鳴らされたか？』
『うるせぇ！ 囲んだ段階で、てめぇらも同罪だろうが！』
『そうだな。だから、ガキに世間の酷しさを教えてやるぜ！』
一機のＰＫ機神がカノンの機神に迫った！
『おら！』
『な！？ ビームが…… 弾かれた？』
迫るＰＫ機神をカノンが切り裂こうとするが…… ＰＫ機神に触れたビームチェーンソーの刃のビームが拡散して火花と消える。
『やっぱりか！ 大金払ったかいがあったな…… 俺の機神は、対ビーム処理してるんだよ！』
『くっ！』
さらに迫るＰＫ機神に、咄嗟に反撃をしたカノンだったが……
チューン…… ガッキーン！！
対ビーム処理により、ビームの刃が弾かれたビームチェーンソーはチェーン部が磨耗して弾け飛んだ！
『もらったぜ！ ガキぃい！？』
右の腕部のビームチェーンソーが弾け飛び隙ができたカノンに、ＰＫプレイヤーの機神達が迫ろうとしたが……
『カオスデストロイ…… インパクト！』
カノンの機神に追撃を加え様と、武器を振りかざした対ビーム処理したＰＫ機神が爆散した！
・
・
・
『そこだ！』
『くっ、ぐわぁ！？』
両足を撃ち抜かれて倒れたＰＫ機神が反撃を試みるも、次の狙撃で武器と推進装置を撃ち抜かれた。
『あんちきっしょーが！ なんて腕してやがんだ！』
カンナを仕止め様としていた遠距離攻撃型のＰＫプレイヤーの機神達だったが……
遠距離狙撃用のカノン用追加武装ユニットの量産型に換装したカンナに、逆に狙撃されていた。
『調子に乗りやがって…… おい、司令部に連絡しろ！ 焼け野原にしろってなぁ！』
ビー、ビー、ビー、……
「うん？ 敵の後方から接近警報…… アレは？」
ＰＫ機神達の後方から〝箱〟の様な物が複数飛んでくると……
バッコン！ ドドドドドド……！！！
箱の外装が外れて、小型のミサイルを発射した！
ＰＫ機神達の後方から飛来した箱は、コンテナ型のミサイルポットだったのだ。
「ヤバ！？」
カンナの機神が遠距離狙撃ライフルを投げ捨て、腰の背面部にからベルト状の弾帯が延びるガトリング砲を２門持つと……
ドゥルルルルルル……！！！
「うりやぁぁぁぁぁ！！！」
ガトリング砲を乱射して、ミサイルの迎撃を開始した！
『今だ！ ミサイル迎撃中の奴を射て！』
ミサイルを撃ち落とし始めたカンナの機神に、遠距離攻撃型のＰＫ機神達が照準を合わせた……
「やらせはしない！ です？」
『な！？ ぐわぁ！！』
遠距離攻撃型のＰＫ機神達の砲撃が始まろうとした瞬間！ 複数の狙撃がカンナを狙うＰＫ機神達を射抜く。
『なんだ！？』
『反撃？ 何処から…… ！？』
『戦車だと、何時の間に…… しかもかなりの数だ』
カンナの機神を守る様に、カノン用追加武装ユニットの量産型が支援タンクモード２０機現れる。
「カノンさまの武装にダメージ…… 部分換装を…… ミサイル迎撃に飛行型を１５機…… 配置しました？」
生産行動に入ったモナに代わり、モナの機神の操作を引き継いだネリーがミニダーズのリンクシステムで、支援モードの武装ユニット達を指揮する。
「損傷が激しいユニットを〝武者蜘蛛型〟が回収…… ミニマザーで分解再精製…… モナさまの量産型武装ユニットの生産パーツにしました？」
ツグミ用武装ユニットの量産型武装ユニットの蜘蛛型支援モードで、破損したユニット達を回収してはミニマザーが新たなパーツに精製し、モナの生産するので……
量産型武装ユニットの数は…… 減らない。
『なんか…… 増えてない？』
次々にモナの追加武装ユニットから発進する武装ユニットに、モナの機神の護衛をしていたツグミが呟く。
実は…… カノンとカンナに切り落とされたり撃ち落とされたりしたＰＫ機神のパーツや武装も回収されて、量産型のパーツに再利用されたので……
倒されたＰＫ機神達の分、量産型武装ユニットは増えていた。
『くっ、もっとコンテナミサイルを打ち出せ！ 前線を援護しろ！』
『艦長！ 何かが高速接近！ 来ます！』
『あれは…… 戦闘機か？』
カンナに向かい後方から、コンテナミサイルを打ち込んでいたＰＫプレイヤー達の母艦に、急接近する機影があった……
そう、モナ達を助けた謎の戦闘機である。
「たった一機の戦闘機…… 撃ち落とせ！」
「か、艦長！」
「なんだ！」
「敵機が！？」
「な、この速度で機神に変形するだと！？」
ＰＫ母艦に急接近する謎の戦闘機が…… その速度のままに空中で変形した。
『いけぇ～ ターニャ、超マジカル斬りだぁ～♪』
『だから、耳元で怒鳴るなぁ～！！！』
謎の戦闘機から変形した機神の光剣が、ＰＫ母艦をまっ二つに切り落とすのだった。
謎の戦闘機には…… 小妖精化して親友と二人乗りしてます(笑)。
次は、掲示板回…… かな？
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後……
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