表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新世界で… 妖精少女は、ロボットを夢見る【本編は…… 一応、完結しましたが! 外伝、始めました♪】  作者: チキンとり
外伝 とある新人生産プレイヤーは…… 気付いたら、神の子供(双子)の専属メカニックになってました!?
378/467

〔閑話〕燃える漢の親子合体機神! その名は、超重装機【トラダンガー】!!!


何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。


超重装機の初合体時を閑話として、どうぞ♪




時は…… ツグミが生まれる数日前……


『ぐわぁ!!』


『親父!?』


『くっ…… 抜かった……』


ガルジの乗るブルダンとテッシンの乗るトラバインは、30メートル超えの巨大モンスター達の中に居た。


普段ならば、生産系プレイヤーを指導する事が仕事のガルジだったが……


出産間近の千鶴と生まれる子の為にと、特別手当てが出るイベントの助っ人プロプレイヤーを……


同じ様にイズナにプレゼントを買おうと、金作を考えていた息子のテッシンを引き連れて参加したのだが!


『コイツら…… メタルイーター種のレアモンスター達だ!』


機神も入れる程の巨大坑山でのモンスター大量発生イベントのイベントモンスターは……


機神の装甲すら喰らう厄介種のレアモンスターだった。


『チィ、初心者は逃がせたが…… このままでは』


『ブルダンの装甲すら、コイツ等にはスルメの様な物か…… 久しぶりの死に戻りかの?』


『かもな。ただ、その時には…… トラバインとブルダンは失うだろうよ!』


迫り来るモンスター達を、大盾や重機アームで叩きながらも、ガルジとテッシンの頭に過るのは……


トラバインとブルダンの産みの親とも言うべき〝妖精な混沌神〟が…… 怒り狂う姿だった。


『不味いの…… あの子を怒らせるとかみさんに怒られる』


『俺も…… イズナにも怒られるなぁ……』


『なんとかせんと……』


『なんとかって…… なぁ、親父……』


『なんじゃ?』


『目の前に〝ボタン〟が出て来たんだけど……』


『奇遇じゃな…… 儂の目の前にも出て来たわ……』


モンスター達に囲まれて、ピンチに陥るガルジとテッシンの目の前には……〝赤く点滅するボタン〟が現れた。


『これは…… アレかの? 緊急脱出装置のボタン……』


『もしくは…… 自爆スイッチかもな……』


『あの子なら…… 『有り得るなぁ』』


二人の頭に…… ボタンを押した瞬間に周囲を消滅させて大爆発する映像が浮かんだ。


『しかし…… この状況を打破するには、それも止む無しか』


『だな。行くぞ、親父!』


『ああ!』


『『せぇ~の!』』


コックピットで赤く点滅するボタンを、ガルジとテッシンは同時に押した!


『トラバイン、ブルダンの最終ロック解錠を確認…… 周囲に敵性反応あり…… バリアフィールドをフル展開します』


『な!?』


『何が…… 起きてる?』


『両機のダメージを確認…… ブルダンの駆動部にダメージを確認しました。メイン機をトラバインに設定…… 重装機の合体を開始します』


『『合体!?』』


ブルダンが分離して重機になると…… さらに変形し、トラバインに合体!?


テッシンのいるコックピットには、ガルジの乗る操縦席が現れる。


そして……


トラバインとブルダン、2機の重装機が合体した〝超重装機〟……【トラダンガー】が誕生したのだった。


「なんだか知らんが…… テッシン!」


「ああ、反撃開始だな…… 行くぜ、親父! 多重装甲盾【盾式1番星】展開!」


「重機アーム、フル展開じゃ!」


『『超、赤星特攻!!』』


親子合体で、40メートル級の超重装機になったトラダンガーには……


最早、厄介種のレアモンスター達は、敵で無く……


『さあ……』


『害獣駆除と行こうかの?』


超重装機トラダンガーが無双して……


ガルジとテッシンは、特別手当てを手に笑うのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 働く男として立派だぞ二人とも(ΘдΘ)しかしメタルイーターかモグラか?ミミズか?ロボ食らいな存在が大量発生なんて件の混沌神が許すわけ無いはずだが( -_・)? でも男同士で害虫駆除の宣言…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ