魔神との最終決戦!? 古流武術〝六道神鳴流〟の極意を見よ!!
何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。
何時もより遅れてしまった……
『ム! 我等が絶対神に敵が!?』
始祖の機神から飛び出た邪神達を見て、魔神達が邪神の護りに入るが……
『いかせない!』
魔神達と戦っていた者達が追う!
『くっ! 邪魔をするな!』
『この機神の相手は私に任せて、ロザウィンは我等が絶対神の守りを』
『了解した……』
ハイパーもうじゅう王フルアーマーの追跡を受けていた魔神ロザウィンを庇う様に、魔神ナイトメアの邪神機〝夢幻〟が立ちはだかる!
『この邪神機…… 大きくなってる!?』
『フフフ…… 合体出来るのは貴方達だけでは無いのですよ』
周囲の邪神機と合体して巨大なムカデの様な姿になった邪神機夢幻が、ハイパーもうじゅう王フルアーマーに牙を剥いた!
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『あの機神は…… おのれ、私の知らぬ神が居るとは…… 貴方がたの相手をしている場合では無くなりました…… 最上の切り札を切らせていただきます!』
魔神バショウハンが新たな召喚陣を描くと…… 1機の邪神機が現れた。
『これぞ魔神〝ロデス〟と〝玄黯〟の遺した最凶邪武神機【リクドウ】です。呪われし神々の争いの英雄の魂を宿した邪神機…… さあ、愚かなる魔王達よ。その力の前に切り裂かれるが良い!』
バショウハンの合図で、リクドウが大太刀を正眼に構えた。
『この邪神機…… 隙が無い……』
『不味いです! 魔神が邪神の方に!』
『うおぉぉぉ!! 馬将一刀の太刀!!』
『な!?』
『獣王!?』
魔王達を足止めしていた邪神機リクドウに対して、デンライガーが斬り込む!
『その受け返し…… やはり、〝六道神鳴流〟かよ…… こいつは俺が引き受けた! 魔神を追え!』
デンライガーがさらなる斬撃で、邪神機リクドウを魔王達から引き剥がす!
『王、今の内に魔神を追いましょう!』
『もう1機来てるな…… アレは!? 悪いが俺は別行動だ』
『なるほど…… ならば、俺も御供するとしよう』
『好きにしろ…… 俺達は、あの魔神を追う』
〝王〟〝才覚〟〝女帝〟〝小悪魔〟の魔王達が魔神バショウハンを追うが、〝挑戦者〟と〝魔剣〟の魔王は、別の場所に向かう……
魔神ロザウィンとの決戦へと……
「チィ! 俺の太刀筋が読まれてやがる…… こいつは、まるで〝老師〟のじっちゃんと試合うみたいだ……」
デンライガーの斬撃をことごとく、受け返す邪神機リクドウの妖しく目が光る!?
『主!?』
「しまっ!?」
邪神機リクドウの目から放たれた光線に、デンライガーの態勢が崩れ、邪神機リクドウの刃が迫ろうとした瞬間!? 邪神機リクドウが飛び退く!
『たく! 危なっかしいのよ』
紅夜叉姫が斬糸を飛ばして、デンライガーの援護に入る。
『あの身のこなし方は…… 家の流派ですね』
『そう言えば…… 開発前に老師の動きをスキャンしたと、聞いた事があったけど…… 敵に回るとは』
『よりにもよって老師かよ…… ボコられた記憶しかねぇんだけど……』
邪神機リクドウを見る〝レオン〟〝デンライ〟〝テッシン〟〝千鶴〟〝イズナ〟の脳裏に…… とある老人の姿が浮かぶ。
4人が通い、イズナの実家でもある道場の先代師範で、イズナの祖父の化け物の姿が……
『私達はともかく、テッシンは近い将来挑む相手よねぇ……』
『イズナちゃんとの将来を考えているなら…… 避けられない3人の1人ではあるな』
『まあ、師範と師範代に比べれば…… まだましな相手だな』
『こないだ…… リアルで会ったら、マジで殺気を飛ばして来たぞ……』
『すいません…… お兄ちゃんとお父さんが……』
イズナの実家道場の免許皆伝者の様な身のこなしをする邪神機リクドウに、その門下生の4人と師範代のイズナが身構える!
『なあ…… じっちゃんには通じなかった〝アレ〟…… こいつにやらないか?』
『アレ?って…… アレの事!?』
『アレねぇ…… でも、通じるかしら?』
『テッシンの景気付けに丁度良いかもな…… 久し振りにやるとしようか』
『名も知らぬ同門の魂を…… 呪いより解き放つ! 六道神鳴流師範代…… イズナ参る!』
『久し振りの連携合体攻撃…… 行くぜ!』
邪神機リクドウに5機の機神が斬り込む!
『先ずは……』
『私達、嫁と姑の連携…… 避けきれるかしら?』
紅夜叉姫の糸の結界の内を、九尾モードの玉藻が分身して襲い掛かる!
『!?…… !!』
ダメージを受けながらも、邪神機リクドウの斬撃が玉藻を捕らえた瞬間!?
『はずれです……』
『懐が…… 隙だらけだな!』
『!?』
斬撃を受けた玉藻が幻と消えて…… 懐が開いた邪神機リクドウに、大盾を構えたトラバインの強烈タックルが炸裂!
『秘技、グランキャリバー!!』
『必殺、胴薙ぎの太刀!!』
トラバインの強烈タックルで打ち上げられた邪神機リクドウを、レオンのナイツ・オブ・セイバーとデンライのデンライガーが十文字に切り裂いた!
『!? ミゴト…… ダ……』
『あんたも…… 強かったぜ』
『名を知らぬ同門の英雄よ…… 安らかに……』
邪神機リクドウは、5人の機体を見回した後…… 満足げに頷き爆砕した。
『さあ…… 残りの敵も殺るわよ』
『死者の魂を縛る外道に…… 俺達の怒りを見せてやるぜ!』
『イズナ……』
『六道神鳴流の極意…… あの方に恥じぬ様に邪神に解らせてやります!』
『『『『おう!』』』』
魔神に利用された同門の魂に誓い立て…… 気持ちを新たにした5人は戦場に戻るのだった。
次も、対魔神戦…… かな?
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後……
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