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新世界で… 妖精少女は、ロボットを夢見る【本編は…… 一応、完結しましたが! 外伝、始めました♪】  作者: チキンとり
最終章 妖精少女の夢は月光に…… 新世界を優しく煌めき照らす編
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帝国から迫り来る邪神の軍勢!? 奮い立て! 各国の戦士達よ!! 地上の国家と邪神軍の戦争


何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。




月周辺の宇宙での邪神との戦闘が激化している頃……


「報告! 帝国からの魔人の侵攻が止まりません! このままでは…… 数時間で国境の防衛ラインを越えられてしまいます!」


地上でも、帝国から放たれた邪神の軍勢による各国への侵攻が激化していた。


「怯むな! 月に向かった王が、必ず邪神を討って下さる! レオン王達を信じて護り抜くのだ!」


帝国方面から迫り来る…… おびただしいまでの魔人の軍勢 に、怯む王国の兵達を国境防衛部隊隊長が鼓舞する!


「しかし…… 倒しても倒しても侵攻が止まらん…… 奴等の兵量は無限なのか……」


既に侵攻を受けてから、数十万を超える魔人を討ち倒したはずの国境防衛部隊の隊員達は、底知れぬ魔人の数に恐怖する。


数十万の討ち倒した魔人の亡骸を踏み潰しながら、新たな魔人の大軍が迫るのだ。


「やはり…… 敵の本拠地たる帝国の首都を叩かないと……」


誰もがその事は解っている…… しかし、迫り来る魔人の大軍を前に…… 帝国の首都に向かう別動隊を出す余裕など無いのだ。


「くっ…… 今は防衛の時! 耐えるのだ…… 反撃の時まで……」


「敵、後方に反応! 新たな魔人の大軍が……」


「おのれ…… 邪神共めが…… 者共、王国の兵の力を見せよ! 護り抜くのだ!」


「待って下さい! 王都方面から高速で何か来ます!?」


「何!?」


王都方面の空を見上げた防衛部隊隊長を巨大な影が過る!


「な!?」


「ドラゴン!?」


「鋼の…… 竜……?」


王都から25メートル級の機械竜が飛来し、口を開いた瞬間…… その息吹は一瞬にして魔人の大軍焼き払う!


「まさか…… 王国建国記に記された建国の王建機神の1機…… 騎竜機神か!?」


ナインアール王国に伝わる伝説の建国記に記された9機の機神……


その9機の機神の内現存するとされる5機の1機……


建国から存続する王国の竜騎士ドラバーン家の守護機神…… 王建機の1機【騎竜機神ドラバーン】が、戦場に飛来したのだ。


「た、隊長! 敵の後方から巨大な魔物と邪神機が来ます!」


「くっ! 邪神め、今までの侵攻はお遊びのつもりか!」


帝国の首都方面から、邪神機と巨大な魔物が迫り来るが……


『ここから先には通れないわよ……』


双剣を構えたターニャの機神【ジャンヌ】が現れると、邪神機と巨大な魔物達を切り裂く!


『壁を作って置きますね』


ジャンヌの横に、ターニャのサポート妖精フレンが乗る妖精型機神【ワイズ】が現れ…… 土の壁系魔法で国境に強固な壁を作り出した。


『これならば、此方の損害も減るでしょうし…… 護りやすいでしょ?』


『ターニャ殿、フレン殿、忝ない…… 国境防衛部隊達よ。後数時待って、機神兵団と王建機【守護機神騎士グランウォール】が援軍に来る! その時に各国と連携した反攻作戦の開始じゃ!』


ナインアール王国の数多くの偉業を持つ、生きる伝説の緑人歴戦の老騎士のアルバの激励に…… 王国兵が息を吹き返して、大空に舞うドラバーンに武器を掲げるのだった……


 ・

 ・

 ・


『ほいとな♪』


巨大な魔物を投げ飛ばして、ボーイズ型のカスタム機神が現れる。


『ちょいと、張り切り過ぎだよ! 爺さん』


騎士型機神を引き連れたガールズ型カスタム機神に乗る人物が、ボーイズ型カスタム機神に乗る人物を注意する。


その人物達は…… 問題を起こした孫の聖女の代わりに、神国の最大クラン【救世主(メシア)】を率いる…… カナエの祖父母だ。


『おお、すまんすまん。しかし、カナエちゃんがくれたロボットは良いのう……』


飛んだり跳ねたりしながら、魔物や邪神機を蹴散らして走り回る子供の様な夫に……


『しょうがないわね…… まったく、子供なんだから♪』


何処か、楽しそうな聖母だった。


『それじゃ…… 帝国に行くわよ』


『『『『『『『はっ!』』』』』』』


神国の軍も、魔人と魔物、邪神機を叩く為に…… 帝国を目指すのだった。


 ・

 ・

 ・


『ふん…… 消えるが良い。フレアストーム!』


魔法国に迫る魔人や魔物、邪神機を燃え盛る竜巻が飲み込む!


「流石は初代様…… マリー大丈夫かい?」


「だいじょうぶ…… カナエおねえちゃんの〝おまもり〟があるから♪」


『はぁ…… 凄いねぇ…… これなら、私は必要無かったかな?』


その様子をカナエに頼まれて、〝ある物〟を届けに来たミィナは…… 特殊妖精型決戦機神【鬼竜姫】の中で見ていた。


『感謝するぞ、ドワーフの少女よ。そなたがマリーに届けてくれた〝アクセサリー〟のおかげで、マリーの魔力が上がり安定した。これならば、この地に居る限りワシも全盛期の魔術が使い放題よ』


カナエに頼まれ、ミィナが届けた物は…… マリーの魔力を底上げして安定させるリボン型アクセサリーだった。


マリーの使い魔にしたベビー系モンスターを通して、幼いマリーの魔力が不安定な事に気付いたカナエが用意して、ミィナに届けに行って貰った時に…… 邪神の侵攻が始まったのだ。


『これなら、私は帝国に行って暴れる事にするわ』


『ならば、ワシが防衛に専念するので魔法国兵団も、帝国に向かわせる事にしよう。良いな?』


「はっ! この戦乱の元凶を止める為にも、帝国に兵を出しましょうぞ!」


ミィナは…… 魔法国の量産ウィザード機神兵団を率いて、帝国に向かうのだった。


その他にも、元スレイブの砂漠から【闘う商業団】の巨大な陸上戦艦が帝国を目指し……


諸島連合では、日ノ本から帝国に向かい海を渡る神獣達の姿が在った。


こうして、地上の戦乱は、多くの緑人、プレイヤー達を巻き込み……


舞台を帝国に移すのだった。




次は、対魔神戦…… かな?


ご意見、ご感想とレビューをお待ちしています。


後……


ブックマークに誤字脱字報告と、この下の広告の下にある評価の星付けも…… お願いします。



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― 新着の感想 ―
[一言] 地上では多方面に進軍を始めていた帝国も数だけが取り柄の物量攻めか(-_-;) ジリ戦だと負けは見えてる何とか帝国に乗り込み大元を絶つのは解るが連中にも留守番役がいるはず地上の戦力で勝てるか?…
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