宇宙に轟く猛獣の咆哮!! そして…… 邪神に挑むは、混沌なる神!?
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ベア王よりも1.8倍くらいの大きさになった〝ハイパーもうじゅう王〟の登場に、魔物と邪神機達が怯む。
『獅子…… いや、鬣を持つ狼と大蛇が増えましたか?』
悪夢が、ハイパーもうじゅう王の胸と腰の猛獣の頭を見て呟く。
『今更、獣が何匹増えようが同じ事。絶対神に歯向かいし愚かな獣は狩る! 殺れぃ!!』
ロザウィンの指示で、魔物と邪神機達が動き出した!
「フッ」
「この程度の数で」
「私達を」
「止めれると」
「思うな!」
ハイパーもうじゅう王の猛獣達の目が光る!
『あぃいすぱぁぁぁくぅ!!』
もうじゅうゴールドの掛け声で、ハイパーもうじゅう王の身体の猛獣の目から鋭い雷が放たれ……
ハイパーもうじゅう王に群がった魔物と邪神機達が貫かれた!
「続けて行くぜ!」
『すぅぱいらる、ふぁ~ぐなっこぉ~!』
腕部のレッドヒグマとブラックツキノワが変形して、顔が拳に移動すると…… ドリルの様に回転し!?
「ブースト」「パンチ!!」
ハイパーもうじゅう王から放たれたドリル回転式のロケットパンチ(?)で、巨大な亀型の魔物の甲羅を打ち貫いて2体の熊が戻る。
「おかえり~」
「確実に当てる為とは言え……」
「俺達ごと飛ばす必要あるか?」
レッドヒグマとブラックツキノワに乗って、魔物を貫いて来たレッドとブラックがげんなりして呟く。
「それにしても……」
「敵が減らないな……」
「始祖の機神からの魔物と邪神機の放出が止まりません…… このままでは、数に押されてしまいます」
「センサーに反応! 魔神が来るよ!」
『やるなぁ…… ならば、このロザウィンが討ち取ってくれる!』
穢れを集束した大戦斧を振り回し、魔神ロザウィンが迫る!
「させねぇよ! フェザーミサイル!」
グレー梟の部パーツから、複数の羽根型ミサイルが発射された。
『くっ! 小癪な!』
「今だよ! リボルバーサーモン、〝マシンズ〟を発射して!」
『リボルバーセット! マシンズ発射!』
グリーンの合図で、リボルバーサーモンから〝特殊走行車両ライファータマス〟を始めとした〝特殊機械マシンズ〟が発射された。
「きた♪」
「超機械武装!!(×11)」
特殊機械マシンズが分離変形して、ハイパーもうじゅう王のアーマーになって装着される。
『今ここに、機械の鎧を纏いし猛獣の王が戦に挑む!』
「かんせい!」
「ハイパーもうじゅう王フルアーマー!!(×11)」
「全武装ロック解除!」
「いくよ…… みんな!」
「ターゲット……」
「マルチロックオン!」
ハイパーもうじゅう王フルアーマーのアーマーが展開して、全武装が現れる!
『宇宙に轟け…… 超必殺!』
『ビッグバンシャウトフルバースト!!(×11)』
ハイパーもうじゅう王フルアーマーの全武装が一斉に発射されて…… 2体の魔神を含む魔物と邪神機達を吹き飛ばし!?
『グオォォォォォォォ!!!』
胸のフェンリルヘッドが放った光線が…… 始祖の機神に当たり、その巨大な機体を揺らす!?
『ぐっ!? おのれ…… 絶対神の我に攻撃するとは! 許さん!!』
『その前に、私が貴方を許さない!』
『『『!?』』』
ハイパーもうじゅう王フルアーマーの攻撃で、体勢を崩した始祖の機神の前に転移陣が現れると……
『打ち貫け! ターボドリルバンカー!!』
転移陣から現れたキャスルガーが、腕部に装着したドリルユニットで始祖の機神を殴り掛かる!
『この蟻が! 調子に乗るなよ!』
邪神が始祖の機神を動かし、巨大な腕でキャスルガーを潰しに掛かるが!
「それが狙いです!」
キャスルガーが機体を捻り、襲い来る巨大な腕にドリルを突き立てた!
「始祖の機神、腕部装甲の破壊を確認! 今です!」
『行くぜ!』
強襲型の高機動装甲を装着した機体が、始祖の機神の内部に突入する!
「緊急離脱! カナエ様、ジノ様、御武運を……」
キャスルガーのコックピットで、せつなが主の武運を呟き…… キャスルガーは、始祖の機神から放たれた魔物と邪神機のもとに向かった。
『おのれ…… 我を虚仮にして逃げる気か! 許さん!? どうしたのだ? 追えぃ!!』
『駄目です! 長い間に月の砂や石が詰まって推進装置が上手く動かないです!』
『チッ、魔物と邪神機達を出せ! あの蟻とミジンコを踏み潰せ!』
『御意……』
始祖の機神から、超高速で複数の邪神機が飛び出す!
「新手です! これは…… 通常の邪神機の10倍の速さで迫って来ます!」
「緊急ガード!?」
その邪神機は脚部が無く、ロケットの様な推進装置で背面から頭部に巨大な槍が装着された……
所謂、特攻兵器型の邪神機だ!
「早い!? ダメです! 回り込まれます!」
「総員、対ショック体勢!」
特攻邪神機が、キャスルガーに迫る…… その時!?
『この俺を侮った事を…… 後悔するが言い!』
キャスルガーに特攻しようとした特攻邪神機を、飛び交い剣が襲う!
『そこは、俺達だろう?』
『まあまあ、それよりも…… 王よ』
『ああ…… これより、我等〝魔王機神〟参戦するぞ!』
月面で魔神と戦った魔王達が…… 機神に乗って現れた!
『さあ、邪神と魔神に俺達の力を見せてくれようぞ!』
魔王達の機神の登場に……
「ああ!? ずるい! 私も戦う!」
「お前に扱える機神は無い…… 諦めろ」
月面都市で格闘系勇者タツミは…… 悔しがって居た。
その姿を見ている小さな影に気付かずに……
次は、邪神、魔神対魔王や勇者達…… かな?
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後……
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