走れ!ヒーロー! 混沌な女神妖精は…… 新たな身体を手に入れる!?
何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。
「アバターの設定をするので、ちょっと待って下さい」
「はいはい、わかったわ(今のうちに連絡しとこうかしらね……)」
カナエが、玉子型のカプセルベッドの横の設定パネルを操作を始めると……
麗華が〝ある人物〟に連絡を取る。
『ジッリリリリリーン…… ガッチャ!』
「あ~もしもし…… そう、私、今直ぐに〝神々の箱庭〟に来なさい。早く来ないと…… 貴方の大事な人に大変な事が……『ブッ』、切ったわね…… 果たして、間に合うかしら? ヒーローさん」
連絡を終え麗華は、設定に悩むカナエを見て呟くのだった。
「え~と…… 種族は人種族か天使のハーフに精霊のハーフ…… もしくは、そのクォーターが選べるのか…… Lv20になれば、ミィナみたいに〝血統覚醒〟スキルを覚えるかな?」
身長は、そのままに…… 種族をクォーターに設定し、カナエがアバターの外見の作製を始めた。
「今のリアル体型じゃなく…… 身長に合わせた標準的体型にして…… あれ? 胸が小さい…… Cくらいかな? 標準的だとこのサイズなのかな?」
普段よりも小ぶりな胸に首を傾げながら、カナエは設定を続けた。
「髪は…… 長目にして耳から下の方で二つに束ねて、変則的なツインテールに後でしようかな…… 前髪は眉の辺りで自然な感じに…… 色は……」
その後…… 約10分くらいかけて、カナエは外見が完成させた。
「と…… まあ、こんな感じかな? ステータスは……」
【プレイヤー名】
【なし】
【種族】
【人種族(混血種)Lv1】
【称号】
【なし】
【加護】
【なし】
【ジョブ】
【無職Lv1】
【サブジョブ】
【なし】
【身体能力 知力 精神 魔力 魅力 運】
HP 250
MP 250
力 C
体力 C
知力 A
精神 A
魔力 B+
素早さ C
魅力 A
運 A
【EXスキル】
【なし】
【ユニークスキル】
【なし】
【スキル】
【なし】
【装備】
アバターアクセサリー
【なし】
頭
【なし】
体1
【なし】
体2
【なし】
体3
【なし】
腕
【なし】
脚
【なし】
アクセサリー0
【なし】
アクセサリー1
【なし】
アクセサリー2
【なし】
アクセサリー3
【なし】
【武装】
メイン
【なし】
サブ
【なし】
【ボーナス補正】
【称号 加護ボーナス】
【なし】
【コスチュームボーナス】
【なし】
【武装ボーナス】
【なし】
【コンプリートボーナス】
【なし】
「あれ? 人種族って…… 力とかの初期値はBのはずじゃあ…… 混血種だからかな? スキルとポイントのパーツも拡張してと……」
【プレイヤー名】
【なし→ユメ】
【種族】
【人種族(混血種)Lv1】
【称号】
【なし】
【加護】
【なし】
【ジョブ】
【無職Lv1】
【サブジョブ】
【なし】
【身体能力 知力 精神 魔力 魅力 運】
HP 250→300
MP 250
力 C→B
体力 C→B
知力 A
精神 A
魔力 B+
素早さ C→B
魅力 A
運 A
【EXスキル】
【ステータス成長アップ(小)】
【オールラウンダー】
【サバイバー】
【ユニークスキル】
【天罰】
【存在隠蔽】
【存在感知】
【精霊術Lv1】
【飛行Lv1】
【自然治癒】
【スキル】
【適応力Lv10(MAX)】
【全属性魔法Lv1】
【状態異常耐性Lv1】
【騎乗Lv1】
【メンテナンスLv1】
【装備】
アバターアクセサリー
【なし】
頭
【なし】
体1
【なし】
体2
【なし】
体3
【なし】
腕
【なし】
脚
【なし】
アクセサリー0
【なし】
アクセサリー1
【なし】
アクセサリー2
【なし】
アクセサリー3
【なし】
【武装】
メイン
【なし】
サブ
【なし】
【ボーナス補正】
【称号 加護ボーナス】
【なし】
【コスチュームボーナス】
【なし】
【武装ボーナス】
【なし】
【コンプリートボーナス】
【なし】
「混血種だからかな? 人種族に無いユニークスキル…… ポイントお高目だったけど、選べたから付けれるだけ付けて…… ほぼ全種類の武具が使用可能なEXスキルの〝オールラウンダー〟と生存率が上がるEXスキルの〝サバイバー〟を付けたけど…… どうなんだろう?」
「あら? もう出来たの? 意外と早かったわね…… それじゃあ、そのアバターにチェンジして見ましょうか♪」
「えっ!? もうですか?」
「善は急げよ♪ 不具合の確認もしたいからね」
「はぁ…… 解りました。どうすれば良いのですか?」
「操作パネルの起動項目からアバターを起動して、後は自動的に操作アバターが切り替わるから」
「え~と…… これかな? 起動と……!?」
麗華の指示に従いながら、カナエがサブアバターの〝ユメ〟を起動させる……
・
・
・
~ ジノ ~
「くそ! 時間を食ってしまった…… 間に合ってくれ」
麗華から連絡を受けたジノは、神々の箱庭に入る扉の前に走り込むと……
バン!
勢い良く扉を開き、神々の箱庭に滑り込む!
「カナエちゃん、無事か!?」
神々の箱庭に到着したジノの目の前で…… カナエの姿が光になって消えた。
「な!? どう言う事だ! 何で、カナエちゃんが消えた!」
「落ち着いて、ヒーローさん。大丈夫だからね♪」
カシュー……
今にも、自分に掴み掛かりそうなジノを麗華が宥めていると…… 玉子型のカプセルベッドの蓋が開く!
「え…… まさか…… カナエちゃんなのか?」
「ジノさん?」
玉子型カプセルから現れたのは……
混沌な女神妖精の時よりも、タレ目なちょっと大きな〝紅い目〟で、長い〝銀髪〟の幼い顔立ちをした…… 純白な天使と植物な精霊の翼を持つ少女〝ユメ〟だった。
次は、強化合宿に一波乱…… かな?
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後……
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