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混沌化して来たイベントの中心で…… 女神が笑う!?


何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。


急な晴れ間に…… 急上昇な熱気と湿度で蒸されました(-_-;)


皆さんも、急な気候変動にお気をつけ下さい。




「魔王が二人…… だが、少女だけでも救って見せる!」


「あん? 俺の楽しみの邪魔をするなよ。勇者!」


「お…… お姉ちゃん……」


(カナエ)達の目の前で…… 勇者と魔王のプレイヤーが睨み合う姿に、緑人の少女が怯え始める。


「大丈夫…… はうりんぐ、お願いね!」


はうりんぐに少女を乗せて、背後に魔弾を放つ!


「ぐっ!? 流石に…… 不意打ちは無理だったか」


両手に持つ武器で、魔弾を防いだ人物が現れる。


「貴様は!? 狂剣の仲間の……」


「チッ、そいつの名を出すんじゃねよ。今の俺はPKクランのリーダーだ!」


現れたのは…… ミィナと出会った後に私を襲って来たPKでした。


「勇者と魔王の潰し合いを待つ積りだったが…… あの獣人魔王を殺れるなら話は別だ!」


「てめぇ! 俺が先だ!」


「くっ、PKまで現れるとは…… しかし、魔王の手から少女は救う!」


「お姉ちゃん!」


「大丈夫って、言ったでしょ? ほら…… 助けが来た♪」


ブオォォォォオン!

「『クラッシュブレイク!!』」


「な!?」


「ぐお!?」


「ぎゃん!!」


バイクモードの【バトラー】で突っ込んで来た【カオス(ジノ)】の攻撃を、白銀の天勇者はギリギリに回避したが挑戦者の魔王は跳ね飛ばし、PKリーダーに直撃して吹き飛ばす!


「ありがとう! ヒーロー♥」


「後は、〝俺達〟が引き受ける!」


「お願いね」


緑人の少女を連れてカナエが去ると……


「待て!」


白銀の天勇者が、天使の様な翼を広げて飛び上がった。


「行かせん!?」


飛び上がった白銀の天勇者をカオスが狙うが、横からの攻撃を受けた。


「1発は、1発だぜ…… ヒーローさんよ」


「魔王…… か?」


「てめぇ! ヒーローは、俺の獲物だ!」


「好きにしろ、俺の狙いは、獣人魔王と勇者…… 誰、あんた?」


PKクランのリーダーをカオスに押し付けて、カナエと白銀の天勇者の後を追う体勢の挑戦者の魔王の前に……


「悪いが…… 俺の相手になってくれ」


挑戦者の魔王の前に〝聖魔獣王〟の姿で、デンライが立ちはだかる……


「あんた…… 強いのか?」


「そいつは…… 自分で判断しろ!」


挑戦者の魔王がデンライに向かい、全力の拳を放つ!


デンライは〝獣呀〟で、向かい打つ!


全力の〝拳と剣〟のぶつかり合い…… 挑戦者とデンライが互いに後方に飛び、笑う!?


「あんた……」


「魔王……」


「「強いな!」」


全力の〝魔王〟と〝獣王〟の決闘が始まった。


 ・

 ・

 ・


「勇者が追って来るね…… あの魔王、強いのかな?」


ジノとデンライに足止めして貰い、少女を安全圏に逃がす積りだったが……


「PKの相手は予想外だよね……って、言ってる側から団体さんのご登場だ!」


カナエと白銀の天勇者の廻りに、機神達が現れ出す…… PKクランの機神達だ!


「くっ、魔王の罠か!?」


『噂のレア魔王と勇者プレイヤーだ!』


『リーダーは?』


『ヒーローにご執心だ。邪魔すると後が酷いぞ!』


『って事で、魔王と勇者狩りだ!』


PKクランの機神達による、カナエと白銀の天勇者への砲撃が始まった!


「くっ!」


迫り来る閃光と砲弾に、白銀の天勇者が身構えると……


『だから、先行するなって…… 何時も言ってるでしょ!』


白銀の天勇者を覆う影が現れた!


「ごめん、助かったよ」


影の正体は…… 白銀の天勇者が所属するクランの機神達だった。


『何だ! こいつ等…… 早いぞ!? ぎゃあぁ!』


『クソがぁ! 新型の改良機か…… この数は!?』


『白に銀の武装…… PK狩りの【銀勇騎士団】だ!』


『最近、名を上げた騎士団クランじゃないか!? チキショー! 白銀の天勇者が所属していたのか……』


白と銀の配色の機神達が、PKクランの機神達を攻撃して行く!


『今の内に、一旦後退して!』


「しかし!」


『あの子が待ってる』


「!? 完成したのか?」


『乗りこなせるなら…… ね! 貴方の機神を取って来なさい!』


「了解した!」


白銀の天勇者が後退し、PKクランと銀勇騎士団の戦闘が激化する。


「おお♪」


「お姉ちゃん…… うれしそう?」


銀勇騎士団の機神がPKクランの機神を翻弄する様子を、緑人の少女を連れていち早く離脱したカナエが見ていた。


その姿は…… とても嬉しそうだ。


「〝ガール型〟のプレイヤーカスタム機…… それも小隊を組んでる♪」


カナエが銀勇騎士団の機神を見て、興奮するには訳があった……


銀勇騎士団が扱う機神…… そのベースになった機体は、カナエが作った量産機神〝ガールズ〟の運営販売型だった。


「やっぱり、量産型はお揃いのカラーリングが良いよねぇ~♪ 隊長機は…… カスタム武装かな?」


カナエは、同型で同じカラーリングの銀勇騎士団の機神の中に、武装が違う機神を数体確認した。


騎士風の装甲を武装した機神達の中に、数体の特殊武装機体が配置されている…… 指揮官機だ。


「パーティーごとに、小隊を組んでるのかな? 特殊武装機体が1体に対して同型武装が4~5体かな…… うん? アレは……」


銀勇騎士団の後方から、此方に向かう機神が見えた。


「速いな…… それに、アレは〝ボーイ型〟だ!」


運営販売型の〝ボーイズ〟型機神のプレイヤーカスタム機が、カナエの方に向かって来る。


「ロッテ……〝アリス〟をパッケージして送って」


『了解しました』


「はうりんぐ、その子とフェアリーガーデンに行きなさい」


『『『ワフ!』』』


不満げに一吠えし、はうりんぐは緑人の少女と転移陣に消えた。


「はうりんぐ…… ごめんね。さて…… 見せて貰おうか? ボーイ型のプレイヤーカスタム機が、どんな性能になっているのかを♪」


向かって来る機神に、とびきりの笑みを浮かべるカナエだった。




次は、勇者と機神戦…… かな?


ご意見、ご感想とレビューをお待ちしています。


後……


誤字脱字報告と評価の星付けも、お願いします。



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― 新着の感想 ―
[一言] 悪いマ○オやってて気づかんかった( >Д<;) やっと勇者側からマトモな人格者のお出ましか(|| ゜Д゜) 悪党PK対ヒーローの因縁対決も気になるが獣王(不運続き)対魔王(脳筋?)のバカ丸出…
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