はじめての大型イベントエピローグ… ヒーローが、バイクでやって来る!
落ち着いてきたので、投稿します…
「シロちゃん…… の部屋の天井だ……」
あの時…… 私のロボットを打ち抜いた後…… 私は、【限界突破】の副作用とダメージで、気絶の状態異常になったらしく? そのままブラックアウト……
ブラックアウト中に、イベント終了……
イベント終了後、不具合が発生したらしく緊急メンテナンスへ……
結果発表は、メンテナンス明けにするとのメールが来ました。
メンテナンス後にログインすると、【黒猫の着ぐるみパジャマ】でシロちゃんのベットに居ました。
「お目覚めですか? カナエ様?」
「あっ、お早う、せっちゃん…… この格好は?」
「千鶴さんが用意してました…… 回復効果付きでしたので、失礼ですが…… 私が着替えさせていただきました」
神眼で鑑定したら……【セーフティゾーン】だけ着ていると、ペナルティを全回復するコスチュームでした。
(千鶴さん…… どうやって作ったの? そして、いつの間に用意したの?)
「お姉ちゃん! 起きた?」
「カナ姉さん! お早うございます! やりましたよ♪」
「リンちゃん、シロちゃん、お早う♪ どうしたの?」
「結果発表で、リンは討伐?数がなんと…… 10位でした♪ くまタンも、がんばってくれました♪」
「やったね♪ リンちゃん! 凄いよ♪
私は…… 殺られちゃったからな……」
「? カナ姉さん…… 負けちゃったんですか?」
「え~と…… 私、ギルドに死に戻ったんじゃあ?」
「お姉ちゃん、ととさまに抱っこされて、もどってきたよ♪」
「えっ…… ととさま?…… 抱っこ……」
「助けられた、お姫様みたいでしたよ♪」
「抱っこで…… お姫様みたいって…… お姫様抱っこ!?」
「カナエちゃん、あっ起きた♪ ランキング見た? 凄い事になってるわよ♪」
リンちゃんとシロちゃんの言葉に、恥ずかしさで身悶えしてると……
千鶴さんがやって来て教えてくれたので、ランキングを確認!?
《あなたのクエストランキング発表》
《討伐数ランキング》
【4位】 カナエ 3689匹討伐
《クリティカルヒット数ランキング》
【1位】 カナエ 3061ヒット
《ベストバトルランキング》
【1位】 ナインアール王国、王都周辺魔物発生源戦闘
21957再生回数
《救助支援数ランキング》
【8位】 カナエ 549回
《総合ランキング》
【5位】 カナエ
〔プレイヤーネームを、公表しますか? はい/いいえ〕
カナエがとりあえず、いいえを押してから…… ベストバトルの動画を再生すると!?
そこには、暴れ廻るカナエのロボット…… と、所々焦げてボロボロのフードマント姿の【限界突破】したカナエの戦闘シーンが流れ出した!
「すごい! おねえちゃんかっこいい!!」
「えっ!? この人が…… カナ姉さん? 魔法少女みたい♪」
「カナエちゃん変身できるのね? 今度は、この姿に合うセクシーなの作ってあげる❤」
「カナエ様、見事な空中戦闘です」
(そう言えば、千鶴さんとリンちゃんは【限界突破】した私の事知らないもんね?)
話をしている間に、戦闘がクライマックスに!! みんなが息を飲んで観てる……
(私、戦闘中は…… こうなんだ……)
ロボットと魔力貯まりを撃ち抜いて、落下するカナエに閃光が迫る!?
(何かが、飛び込んできた!)
逆光で、シルエットになってるけど……
(ラ○ダーだ!)
「ととさまだ♪ かっこいい☆」
(えっ…… ととさま? この仮面の人が!?)
仮面のヒーローが、落下中のカナエを空中でキャッチ!
「お見事です!」
「すごい…… すごいです♪」
「ジノさん、流石だわ❤」
カナエを抱き上げると、そのまま空中でバイクに飛び乗り! 閃光を背に、マフラーをなびかせて去っていく処で映像が終わる。
みんなは、拍手喝采して喜んでるけど……
(抱かれてる本人としては…… かなり恥ずかしいよ〰!!!)
「みんな、ここにいたか? ちょうど良いな♪ 嬢ちゃん達は始めてじゃろ? コイツの名はジノ。よろしくたのむ」
「ととさま~♪」
「おっ、シロ! 元気だったか? ガルじぃから紹介された、ジノだ! 堅苦しいの嫌いだから…… これから、よろしくな?」
カナエが、まだ恥ずかしさで身悶えしてると……
ガルジ師匠がジノさんを連れてきた!
ジノさんは、見た目身長175~180㎝ぐらいで、短髪の無精髭を生やした…… マフラーをしたラフな格好の中肉中背な人族?のオジサンでした。
「あの時は、ありがとうございました…… わ、私はカナエです。シロちゃんと仲良くさせてもらってます♪ これから、よろしくお願いします」
「あっ、あの子か! 姫の緊急依頼が来てね…… 間に合って良かったよ♪ いつもシロが世話になってるね? ありがとな。これからも仲良くしてやってくれ」
みんなと挨拶してるジノさんに、助けてくれたお礼と挨拶をすると…… ジノさんは、あの時に間に合った理由を教えてくれて挨拶を返しながら、頭を撫でてくれる。
(何か…… 何時もと…… 違う?)
カナエは、気恥ずかしさで顔が暑くなるのを感じ…… 着ぐるみのフードでとまどいながら顔を隠す。
恥ずかしいのに嬉しい様な感覚に、困惑してるカナエに……
〔あなたに賞金が懸けられました…… それにより、あなたは【賞金首】になりました。公表しますか?
はい/いいえ〕
と言う、メッセージが届いた……
(【賞金首】……? なんでだぁ~~~!?)
次は… 掲示板とかです…たぶん?
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