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古代超巨大戦艦攻略イベント 魔王幼女マコのピンチ!? 幼女の危機に… 爆音が唸る!!


何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。




『…… 順調過ぎる……』


「ウー?」


順調な制圧に…… ウーは違和感を感じていた。


「違和感が消えない…… 勇者がまだいるの?」


「カナちゃん?」


「『マコさま!』」


マコとウーを防衛していた【スク】と【ドン】が、何かに反応し! マコの前に出た瞬間!? 何かが刺さる音がした……


『ぐう!』「無念です……」


スクとドンが光の粒子になって消えた…… マコを狙った攻撃に倒れたのだ。


「スクちゃん! ドンちゃん!」


「ちぇ…… 邪魔された」


突然、4人の男達が現れた!


『くっ! 隠蔽スキルか!? マコ!』


「おっと、てめぇの相手は……」「俺達だぜ」


マコの防衛に下がるウーに、3人の男達が立ちはだかる!


『マスターとウーのスキル効果が消滅…… 何者かの妨害を確認!』


「まさか!? スレイブの勇者達!」


「マコさま!」


「へぇ…… このガキが魔王か……」


「ひぃ!?」


エリが庇うマコの前に、嗤い顔の少年が現れる…… その爬虫類の様な笑みに、マコが青ざめる。


『敵対者を確認…… マスターの防衛……「邪魔だよ」!?』


「グリちゃん!?」


マコの手にあったグリモワールが、少年の手に掴まれていた!


「一瞬で!? まさか…… 盗賊系闇勇者職……」


「グリちゃん、返して!」


「やだよ。へぇ…… 召喚の魔導書か? 使えそうだな」


グリモワールを見つめながら…… 少年が気持ち悪い笑みを浮かべた。


『窃盗系スキルの発動を確認…… マスター登録者以外のアクセスを感知…… 安全システム起動…… 現在進行中のモンスター達の権限を全てマスターとウーに移行…… 魔導書グリモワールのシステムをロックします……』


「チッ、盗難防止付きかよ。やっぱ…… ガキを倒して所有権を奪うか?」


少年がマコを見て嗤う…… 気持ちの悪い笑顔をして、マコに迫る!


『くっ、下郎がぁ…… マコに近付くな!』


「だから、てめぇの相手は……」「俺達だって……」「言ってんだろうが……」「「「犬ころが!」」」


『ぐぅう!』


「ウーちゃん!」


3人の男達の攻撃を受けるウーに、マコが悲痛な叫びを上げる!


「犬の心配とは…… 僕を無視する程、余裕なのかな!」


「させない!」


少年がマコに投げナイフを投擲するが、カナエが障壁で防ぐ!


「助っ人のプロプレイヤーか? しかし、震えるだけのガキを…… 何時まで守りきれるかな!」


「くっ!」


「カナちゃん!」


(やはり、助っ人設定で制限されてる…… 今の私では、勇者系職の攻撃を防ぐので…… 精一杯か)


少年の攻撃をカナエが防ぐ間、エリがマコを逃がそうとする…… だが、少年が回り込む!


ウーとグリモワールが押さえられた事で、歩く事も儘ならないマコの機動力と攻撃力は…… ほぼ0だ。


「くっ!? この感じは、私のスキルも妨害されてる?」


少年の攻撃を防ぎつつ、カナエが反撃を試みるが……


「魔弾が作れない…… 特殊スキルかしら?」


「魔法を使おうとしても無駄だよ。これで吹き飛べ!」


「やば!?」


少年が投げナイフを投げる! ナイフの柄に見えた物に、カナエが障壁を強化するが……


ドッゴ~ン!


カナエの障壁に投げナイフが当たった瞬間!? 投げナイフの柄に仕込まれた爆薬が爆発して、マコとエリが爆風で飛ばされた!


「助っ人の妖精は…… 崩れた壁の下か?」


爆風で叩き付けられた壁が崩れ、下敷きになったカナエがマコを見る。


「くっ…… 制限付きでは…… これが限界かな? 後は、お願いします…… ヒーローさん」


カナエが見る先で、倒れたマコが【光る物】を掴んでいた。


(おねがい! みんなをたすけて!)


掴んだ【光る物】に、マコが祈る…… それは、助っ人を呼ぶアイテム!


そのアイテムのマークは…… 変身ヒーローの【ベルト】に似ていた。


「死ねや! 魔王種!」


『ぐっ!』


3人の男達がウーに迫る! その時!? ブオーン!


『クラッシャーブレイク!』


排気音を上げて! バイクモードの【バトラー】が、ウーに迫る3人の男達を撥ね飛ばした!?


「これで、終わりだ!」


少年がマコに向かって、爆薬付きの投げナイフを投げる!


ドッゴ~ン! 凄まじい爆風と爆煙が上がる!


『マコォォォ!』


ウーが叫ぶ! すると…… 竜巻が起き爆煙を吹き飛ばして、マコとエリの前に立つ仮面のヒーローが現れた!


「な、何だ! お前は!?」


「俺の名は…… カオス。仮面ヒーローカオスだ! 覚えておけ!」


マコが呼び出した……


二人目の助っ人は、仮面ヒーローカオス(ジノ)でした。


「心優しい幼子の思いと、主を思う雄叫びに応えて…… 俺は呼び出された。さぁ…… お前達の罪を、俺が断罪する!」


泥だらけで涙目のマコとエリの姿を見て…… そして、瓦礫に挟まれたカナエの姿に……


怒りの頂点を突破したジノに、スレイブの勇者達が後退る!


「こ、この!」


恐怖感に駆られた少年が、爆薬付きの投げナイフを投げる!


ドッゴ~ン!

ナイフが当たり、爆発が仮面ヒーローカオスを襲うが!?


「や、やったか!?」


少年が叫んだ瞬間、爆煙の中から仮面のヒーローが現れる!


「ひぃ! な、何で!? 当たったのにぃ…… ず、ズルいぞ! 倒れろよぉ!」


自分の攻撃に怯まない仮面のヒーローに、少年は半狂乱しながら攻撃を続けるが……


その攻撃を物ともしない様に歩く仮面ヒーローカオス。


少年との距離は詰まり、カオスの拳が少年の顔にめり込むと…… そのまま振り抜いた!


少年は…… 建物の外壁に突き刺さり外壁が崩れて、瓦礫の中に倒れるが……


「どうした…… まだ、終わりじゃないぞ? 立て!」


怒れるヒーローによる断罪は…… 始まったばかりだ!




次は、怒りの仮面ヒーローカオス!? その足で、悪党を蹴り抜け!!… かな?


ご意見、ご感想をお待ちしています。


後…


誤字脱字報告と評価の星付けも、お願いします。



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― 新着の感想 ―
[一言] スレイブの勇者ね~盗賊系闇勇者だぁ~貴様ら勇者をなんだと思っとるじゃー( `□´)このクソガキどもー( `д´) これから始まるのは児童虐待では無い( `д´)愛と正義の怒りの鉄拳制裁じゃ…
[一言] 少年少女救助事案ではカナエよりもジノに軍配が上がるね、やっぱり これでカナエが憑依だとかリンクしたら「二人で一人の」仮面ヒーローもいけそう
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