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混沌神の試練!? カナエ式ブートキャンプ?


何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。




 ~ 島ダンジョン 楽園島 ~


「ここって…… イベントの時の初心者ダンジョンの島だよね?」


「うん…… あの遊園地、楽しかったよねぇ」


「あの街にいる住民が可愛い!」


「そうだけど…… ここで修行するの?」


「どうだろう? あっ、先生」


私達は、勇者娘パーティーを鍛える為に…… 私が作った島ダンジョンの楽園島に来ました。


「みんな、いるね?」


「「「「「はい!」」」」」


「では最初に…… 先ず、みんなの名は…… 聞きません」


「「「「「えっ……」」」」」


「はい!」


「はい、勇者娘さん」


「何故ですか?」


「それは……」


「「「「「それは?」」」」」


「本来なら、貴女達と私は敵対しているはずだからです」


「敵対ですか?」


「そうです。勇者と魔王がいると言う事は…… この先、敵対するイベントなどが起こる可能性がありますからね」


「でも、先生の名前ぐらい知りたいです」


「私の名を知っているのは、近しい人以外は少数ですからね…… イベントの時に、貴女達が私の名を知っていると面倒事になりそうなので、名乗りません。貴女達も、名乗らないで下さい」


「勇者と魔王の敵対イベント……」


「確かに、ありそうだよね」


「でも、先生に鍛えて貰うんでしょう? 私達の攻撃法とか、丸分かり何じゃあ……」


「それに付いては、心配無いですよ。付いて来て下さい」


私は、勇者娘パーティーを連れて、街と洞窟のある処から島反対側に移動した。


「このジャングルで修行する?」


「キャンプする必要があるね」


「食料とか大丈夫かな?」


「この辺りで…… 良いかな? ここで、ちょっと待って下さいね」


勇者娘パーティーから、一人離れた私は…… 海底古代遺跡のボスモンスターから手に入れた【アレ】取り出した。


「ああして…… こうして…… こうかな? 出来たと♪」


 ・

 ・

 ・


「先生…… この洞窟は?」


「ここが貴女達の修行場……【試練の洞窟】です」


「「「「「試練の洞窟!?」」」」」


「私は貴女達を直接鍛えません。貴女達のスキルアップの場所を用意するだけです」


「スキルアップ?」


「場所を用意するだけですか?」


「そうです。この試練の洞窟には…… 貴女達、それぞれのジョブ特性を鍛える試練が待ち構えています」


「ジョブ特性?」


「そう…… 私と戦った時の事を思い出して下さい。自分の役割とジョブ特性をいかす戦い方を学ぶダンジョンです。貴女達のスキルアップの為に、様々な試練が起こりますが、どう乗り越えるかで…… 貴女達のスキルが成長するでしょうね」


「このダンジョンをクリアすれば…… 強くなれる」


「少なくとも、貴女達のジョブスキルはLvアップするでしょうね…… どうする?」


「「「「「やります!」」」」」


勇者娘パーティーは、試練の洞窟に入って行きました。


「海底古代遺跡で、手に入れたダンジョンコアが役に立ったねぇ。今度は、リンちゃん達の修行に使おうかな? さぁ…… がんばってクリアしてね。そしたら…… 私なりの祝福があるかもね♪」


 ・

 ・

 ・


 ~ 試練の洞窟内 ~


「装備が!?」


「全員の装備が変わってる!」


「この装備でクリアしろって、事かな?」


「! みんな、敵が来るよ」


「私に!? 剣が抜けない!」


「攻撃法が限定されてるの? これが試練か!」


試練の洞窟に入った勇者娘パーティーの装備は…… 呪われた装備に自動的に瞬間着せ替えされた。


「先生が言ってた事を思い出して! 後衛の守りに専念して!」


「わ、分かったわ!」


「みんな…… 先生と戦った時に言われた事を実践して、この試練をクリアするよ!」


「「「「はい!」」」」


その後は…… 勇者娘の指示で騎士娘は盾を使い賢者娘の守りに入り、賢者娘は回復魔法と攻撃魔法を同時に使おうとし、銃士娘も銃槍を使い接近戦で戦い、忍者娘は敵の行動を阻害したり罠にハメたりして、敵を倒していた。


「みんな…… 凄いね」


「スキルLvが上がったからね」


騎士娘が盾で攻撃を受け流しながら、モンスターを盾で殴り飛ばす!


「剣よりも盾で攻撃していた方が…… 強いんじゃない?」


「うっ…… 自分でもそう思う」


「敵が来るよ」


「索敵速! もう罠にハメてるし……」


「罠にハメるのって…… 楽しい~って、痛!?」


「もう! 油断大敵ですよ」


油断していた忍者娘を刺した蜂型のモンスターを、銃士娘が銃槍で突く!


「蜂型モンスターか…… 毒が面倒ね。まとめて倒して」


「任せて!」


賢者娘が障壁と複数の攻撃魔法を同時に使い、蜂型モンスターをまとめて倒す!


「同時魔法も上手くなったね」


「さっきの試練で、Lvアップしたからね」


「あの試練か……」


「辛かったよね…… スライム地獄」


「クィーンマザースライムを倒さないと…… 永久的にスライムが湧く試練ね」


「盾で殴り飛ばしても、物理ダメージが無効化されたからね」


「おかげで、同時に魔法を使う良い練習になったよ」


「よし、次の試練もがんばるぞ!」


「「「「お~♪」」」」


こうして、次々に現れる試練を乗り越えて、試練の洞窟をクリアした勇者娘パーティーには……


「装備が……!?」


「凄い!」


「かっこいい♪」


呪いが解けて、生まれ変わった装備と……


「ちょっと! ステータス見て!」


「えっ…… 称号が増えてる?」


「???神の試練を乗り越えた者……って、神!?」


「先生って……」


「「「「「神様!?」」」」」


勇者娘達のステータスに現れた称号に、正体をバラされるカナエでした。




次は、そろそろ掲示板… かな?


ご意見、ご感想をお待ちしています。


後…


誤字脱字報告と評価の星付けも、お願いします。



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― 新着の感想 ―
[一言] 昨日会員登録をした新参者ですが、作品はずっと読ませてもらっていました。 今日からは時々、書き込ませてもらいます。
2020/04/14 13:13 退会済み
管理
[一言] 自分の星でダンジョンコアを使えば良かったのに。 そうすれば、なんか新しい概念のダンジョンを作れたかも。 取り敢えず勇者娘とその魔王は、どっちもどっちですね。 魔王は教育・指導方法が…
[一言] また古典的なダンジョン作ったな(-_-;) しかし魔王VS勇者イベントか~カナエ自身が元魔王だから魔王陣営に行かなきゃだめか?その時点でイベント終わりそうだけどな(´д`|||) 正直、…
感想一覧
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